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ジャズ/カルチャー評論家のスタンレー・クラウチが74歳で逝去。その功績を辿る

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Photo: Brad Barket/Getty Images

情熱的なジャズ/カルチャー評論家のスタンレー・クラウチ(Stanley Crouch)が、長年患っていた持病により2020年9月16日に74歳で逝去した。ニューヨークを拠点に活動していた作家で、評論家でもある彼は、その長いキャリアの中で、ジャズ界において時に物議を醸す、格式高い人物として知られていた。

1945年にロサンゼルスで生まれたスタンレー・クラウチは、表現手段としての文章に熱烈な愛情を持って育った。南カリフォルニアのクレアモント・カレッジズに属するピッツァー大学のレジデンス・プログラムにて、詩人としてのキャリアをスタートさせた彼は、その後ポモナ・カレッジで若き文学教授として働きながら、アマチュア・ドラマーとして“Black Music Infinity”という前衛ジャズ・グループを結成し、音楽への愛を追求していく。

70年代半ばに、ニューヨークへと移住し、ヴィレッジ・ヴォイス紙の文化評論家となった彼は、自身の音楽的ルーツにも拘らず、すぐにジャズの純粋主義者としての頭角を現し、当時急成長しつつあったジャズ界の様々なムーヴメントについて、強固な意見を発信していった。

一方で、スタンレー・クラウチは、ジャズとジャズ界の最も重要なアーティストたちの精力的な代弁者でもあった。彼が手掛けた多くの著書の中には、誉高いチャーリー・パーカーの伝記『Kansas City Lightning: The Rise and Times of Charlie Parker』がある。ルイ・アームストロング財団で会長を務めていた彼は、ウィントン・マルサリスの初期の頃からの支持者で、助言者だった。80年代後半には、彼とウィントン・マルサリスが協力し、ジャズ・アット・リンカーン・センターの音楽プログラムを設立。2人は、2001年のドキュメンタリー作品『Jazz』で、監督のケン・バーンズのアドバイザーを務め、映画の中でもコメンテーターとして登場している。

Jazz | PBS America

スタンレー・クラウチは、ニューヨーク・デイリー紙で1995年から20年近く連載されたコラムを執筆していた他、米CBSのドキュメンタリー番組『60 Minutes』にレギュラー・ゲストとして出演。

また彼は、1982年の“グッゲンハイム奨励金”、1993年の“マッカーサー・フェロー”、2005年の“フレッチャー財団フェローシップ”など、過去に数々の賞を受賞しており、近年では、イェール大学からの“ウィンダム・キャンベル賞(ノンフィクション部門)”や、ルイ・アームストロング教育財団賞とジャズ・ジャーナリスト協会からの特別功労賞を受賞している他、昨年は、NEA(全米芸術基金)のジャズ・マスターズに選ばれていた。

著書『Kansas City Lightning: The Rise and Times of Charlie Parker』の謝辞の中で、スタンレー・クラウチは、ジャズとの自身の感情的な繋がりについて次のように記している。

「すべての喜び、すべての悲しみ、そしてすべてのほろ苦い半音を通して、私は、ブルースとスウィングの卓越したビートが織り成すジャズというものが、人生やそれに伴う無限の感情を様々なかたちで表現し、映し出す鏡である、或いはそうなのかもしれない、ということを認識するようになりました。ジャズバンドが熱を帯び、共に喜びを求めて白熱した演奏を繰り広げているのを聴く度に、家族や、近所の人々、今までやってきたことや想像してきたことのすべてと再び繋がることができるんです。ジャズほど、“生きたい”を力強く伝えてくれる芸術はありません」

スタンレー・クラウチの訃報を受けて、“ルイ・アームストロングの家”の公式フェイスブックは、他多くのアーティスト、作家、同業者たちと共に、故人への追悼を捧げている。

「ルイ・アームストロングの家は、長年にわたりルイ・アームストロング財団の会長を務め、ルイ・アームストロングのミュージシャン、そしてひとりの人間としての偉大さを代弁し続けてくれたスタンレー・クラウチ逝去の報を聞き、悲しみに包まれています。我々、ルイ・アームストロングの家のスタッフ一同は、彼の妻であるグロリア・ニクソン・クラウチをはじめ、彼のご家族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます」

ニューヨーク州ブロンクスのカルバリー病院で死去したスタンレー・クラウチは、妻であるグロリア・ニクソン=クラウチと、前妻との娘であるガイア・スコット=クラウチと孫娘エマ・フリン・ホワイトを後に残した。



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