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デビュー・シングルでトップ20入りしたスモール・フェイセスの「Whatcha Gonna Do About It」

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スモール・フェイセスは時間を無駄にしなかった。小さなロンドンのクラブで大好きだったアメリカのR&Bレコードのカヴァーを演奏するところから、数ヶ月の間に、オリジナル曲に集中して全英トップ20入りを果たすまでになった。それは1965年10月にデビュー・シングル「Whatcha Gonna Do About It」をリリースした時のことだった。

そのバックビートやグルーヴから、前年のアトランティック・レコードのソロモン・バークの「Everybody Needs Somebody To Love」から影響を受けていたことは明らかだ。彼ら自身が作曲した「Whatcha Gonna Do About It」は、スティーヴ・マリオットとロニー・レーンによるメロディと、多作のイギリス人ライターで、ベーシストでありシャドウズの元メンバーのイアン・‘サミー’・サムウェルが作詞、そして彼はデッカ・レコードよりリリースされたこのシングルでプロデューサーも務めている。

Small Faces 1965

スモール・フェイセスの歴史において記念すべきこの時、オリジナル・メンバーでキーボードのジミー・ウィンストンが脱退し、その後今は亡きイアン・マクレガンが後任となった。イアン・マクレガンの非常に興味深い自伝『All The Rage』では、彼はある金曜の夜に自宅でテレビ番組『Ready Steady Go!』でスモール・フェイセスが「Whatcha Gonna Do About It」を演奏していたのを見ていたと振り返る。

「1965年8月のことで、彼らはとにかくロックしていた」と記している。「アート学生で茶色のコーデュロイのジャケットとブルー・ジーンズでお金もない僕のようなタイプと違って、彼らは本物のモッズだったよ」。まさかその数週間後にスモール・フェイセスの悪名高きマネージャーのドン・アーデンから電話でメンバーにならないかと誘われるなんてこの時は思いもよらなかっただろう。

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「Whatcha Gonna Do About It」は1965年9月最初の週に全英チャート入りし、10月14日の週に最高14位を達成、ダスティ・スプリングフィールドの「Some Of Your Loving」とソニー&シェールの「I Got You Babe」の間にランキングした。1966年初めにスモール・フェイセスは次作で初のトップ10のヒット「Sha-La-La-La-Lee」をリリースすることとなる。

Written by Paul Sexton



スモール・フェイセス / Small Faces【輸入盤】【アナログ】

スモール・フェイセス『Small Faces』

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