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今泉圭姫子連載第24回:再結成し10年ぶりの新作を発売するジョナス・ブラザーズとの想い出

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ラジオDJ、ライナー執筆など幅広く活躍されている今泉圭姫子さんの連載「今泉圭姫子のThrow Back to the Future」の第24回は、今年2019年に再結成を果たし、6月7日に約10年ぶりのニュー・アルバム『Happiness Begins』を発売するジョナス・ブラザーズ。デビューの時から、彼らを追い続けてきた今泉さんに、過去の思い出や、インタビューの思い出などを執筆いただきました(これまでのコラム一覧はこちらから)


ジョナス・ブラザーズが再結成しました。兄弟なんだから、再結成という言葉がいいのかどうかはわかりませんが、ケヴィン、ジョー、ニックのジョナス3兄弟は、6年の歳月を経て、再び共に音楽制作を始めることになったのです。ここ数年、ジョー・ジョナスはDNCEのメンバーとして頻繁に来日していたので、時折兄弟の話を聞くことができました。特に兄弟について触れるのを嫌がっていた風ではなかったのですが、他のメンバーに気を使っていたからか、多くは語ってはいませんでした。ある時、ジョナス時代の宣伝グッズで作ったミニ絵馬を、うちの番組スタッフがジョーにプレゼントすると、笑顔で大事そうにポケットに入れていましたっけ。昨年は映画「ジュマンジ」のプロモーションでニック・ジョナスが初来日。その数週間後にPop Springでの来日が続き、久しぶりにニックにも会うことができました。ニックはなかなか笑顔を見せない人だったけど、大人になって、結婚も控えていたからか、少しだけ微笑む姿をみることができました。末っ子はクールですよね。

Jonas Brothers – Sucker

 

ジョナス・ブラザーズはシングル「Sucker」で復活。なんとこの曲が彼らにとって初の全米ナンバーワンという輝かしい記録となり、それもチャート史上実の兄弟バンドの初登場1位は初めてとのことです。他にも、ストリーミング・ソング・セールス・チャート、デジタル・ソング・セールス・チャートで初登場1位。全米シングルチャート初登場1位は史上34曲目、ボーイズ・グループのシングル1位は16年振り。ちなみに2003年のB2Kの「Bump, Bump, Bump」以来とのことです。これだけの記録を生み出すことが出来たのは、当然2006年から2013年の解散までの6年間が、とてつもなく巨大なジョナス・ムーヴメントだったことをあらためて感じるのです。ジョナスの人気は本当に凄かったのです。

ディズニー・チャンネルで『ハイスクール・ミュージカル』が大ブレイクし、その後ジョーとデミ・ロバートが主役となった『キャンプ・ロック』も大ヒット。ディズニーチャンネルのTV映画から続々とスターが生まれ、ジョナス・ブラザーズもその波に乗りました。ファースト・アルバム『It’s About Time』こそヒットには至らなかったものの、ハリウッド・レコードに移籍してからは、セカンド・アルバム『Jonas Brothers』(2007)が全米5位、そして『キャンプ・ロック』のサントラ(2008)に続く、サード・アルバム『A Little Bit Longer』(2008)はダブル・プラチナムで全米1位、現状最後のアルバムとなった『Lines, Vines and Trying Times』(2009)は、世界で800万枚を売り上げる大ヒット。そしてたった6年の活動で、世界で1,700万枚のアルバムを売るスター・グループとして音楽シーンにその記録を残したのです。

プライベートでも、ヤング・セレブリティとして日々注目され、恋愛の噂は絶えず、パパラッチとの闘いを繰り返していました。そんな人気振りをリアリティ・ショウ『ジョナス in L.A.』で公開していましたよね。ジョナス・ブラザーズは、アメリカだけでなく、世界のティーンの憧れの存在となったのです。それが刺激となって、次世代のアイドルとして登場したのがワン・ダイレクションでした。彼らは2011年にデビューしているのですが、ちょうどジョナス・ブラザーズが、それぞれソロ活動に目を向け始めている時で、まるでバトンタッチをするかのようにワン・ダイレクションは出てきたのです。

ジョナス・ブラザーズは、なぜか来日したことがありませんでした。CD発売の度に来日の噂は出ましたが、実現に至らずでした。結局海外で彼らに会うことになったのですが、3枚目のアルバム『A Little Bit Longer』が全米初登場1位となり、その週には前作『Jonas Brothers』と『キャンプ・ロック』のサントラも再びトップ10に返り咲き、3枚のアルバムが10位以内にランクされるといった超盛り上がりの時でした。「コンサート会場に入ってから、父からこのニュースを聞いたんだけど、みんなで大騒ぎだったよ」とジョーが嬉しそうに話していたのを思い出します。80万人を動員した「Burnin’ Up」ツアーをシカゴで見たのですが、当時彼らのコンサートのラストは、客席前方には、水ではなく、泡が撒かれるのが話題でした。「泡は害のないものです」という説明がしっかりHPで記載されていたのですが、泡がホースから撒かれると、みんなが興奮し、ラストが盛り上がるといった仕組み。もちろん私も泡の洗礼を受けました。すぐに消えてしまう不思議な泡でした。

今思うと、第1期ジョナスのピーク時のツアーだったと思います。このころは、ローリング・ストーン誌の表誌を飾り、自伝本が100万部を記録、People誌にジョナス・ファミリーが表誌となっていました。ツアー中の移動バスには、レコーディング・スタジオもあり、コンサートが終わるとレコーディングするといった毎日を過ごしていました。その努力の結果、2009年2月には、グラミー賞新人賞のノミネート・アーティストとしてスティーヴィー・ワンダーと共演という栄光まで手に入れたのです。

ジョナス・ブラザーズはバンドです。踊って歌うボーイ・グループではなくバンド・スタイルでした。そのアプローチは、どちらかというとUKのバステッドやマクフライに近いです。実際ジョナスは、デビュー・アルバムにバステッドの「Year 3000」をカバーし、ジョナス・ヴァージョンもかなり浸透しました。そしてロンドン公演にはマクフライがスペシャル・ゲストとして出演し、一緒にマクフライの「Star Girl」を演奏したこともあります。

Jonas Brothers – Year 3000

 

シカゴで見たジョナスのコンサートは、しっかりバンド・スタイルを打ち出し、ロック・コンサートのようなアグレッシヴな演奏とパフォーマンスを見せてくれました。フェイクなバンドとして見られていた時期もありましたが、コンサートを重ねていくうちに、彼らが自分たちで音楽を生み出すバンドであることを証明していったのです。

ジョナス・ブラザース誕生のきっかけはご存知ですか? 実はニックだけがジョナス家のエンターテイメント代表として、小さいころから舞台などに出演していました。ある日ジョーがニックの付き添いでオーディション先についていったことがありました。そこで「歌を歌うなら、兄弟はいないのか?」と聞かれたニックが部屋の外で待っていたジョーを紹介したのです。家族全員でニックを応援していたのが、家族全員が世界中を飛び回る人気一家になったのです。ジョナス家のパパは、パパ・ジョナス、ママはママ・ジョナスとファンは呼んでいました。そして3兄弟にはもうひとり弟のフランキーがいるのですが、彼はボーナス・ジョナスと呼ばれていました。「ボーナスは元気?」とジョーに聞いたことがあるのですが、「今は僕達より背が高くなっているよ」とジョーが笑いながら答えてくれました。

解散の頃は兄弟仲が悪くなっていたという話を聞きましたが、少なくともジョーの言葉からはそんな雰囲気は伝わってきませんでした。ニックは常にクールでしたし、ケヴィンは穏やかな人ですから。どんな時でも一緒にいたわけですから、どこの家庭にもある、独立心の芽生えが解散を招いたのでしょう。そして6年後、それぞれが経験を積み、また一緒に音楽を作ろうという気持ちになったのは、家族だからこその絆であったかと思います。ハンソンのテイラーに以前、今はジョナス3兄弟が人気だけど、何かアドバイスはある?と聞いたら「自分たちのやりたいことをやるために妥協してはいけない」と言っていました。音楽をやり続けていく上で、ビジネスの世界でズレが生じるとグループ存続の危機につながります。ジョナスはそういった大きな輪に飲み込まれてしまう前に、クール・ダウンを選んだのでしょう。ハンソンはメジャーを離れ、インディーになってその目的を果たしました。人それぞれです。

6月に発売になる新作『Happiness Begins』はどんなサウンドになっているのでしょうか?ニックはソロでスタンダードを歌ったり、ソウルフルな歌声を聴かせてくれていた時もありました。ジョーはDNCEで踊れる音楽を目一杯楽しんでいました。ケヴィンは音楽活動はしていなかったようですが、ギターを弾くことはやめてなかったでしょう。新たなキャリアを積んだ3人のケミストリーは、また音楽シーンに刺激を与えてくれるはずです。そして今度こそジョナス・ブラザーズとして来日し、コンサートが実現したら、思い切って昔の曲もいっぱい演奏して欲しいし、名曲「When You Look Me in the Eyes」をみんなで大合唱したいです。

Written By 今泉圭姫子

Jonas Brothers – When You Look Me In The Eyes

ジョナス・ブラザーズ『Happiness Begins』
2019年6月7日発売
CD / iTunes / Spotify



今泉圭姫子のThrow Back to the Future』 バックナンバー


今泉圭姫子(いまいずみ・けいこ)

ラジオDJ、音楽評論家、音楽プロデューサー
1978年4月、湯川れい子氏のラジオ番組「全米Top40」のアシスタントDJのオーディションに合格し、この世界に入る。翌年大貫憲章氏とのコンビでラジオ番組「全英Top20」をスタート。以来現在までにラジオDJ以外他にも、テレビやイベント、ライナー執筆など幅広く活動。また、氷室京介のソロ・デビューに際し、チャーリー・セクストンのコーディネーションを行い、「Angel」のLAレコーディングに参加。1988年7月、ジャーナリスト・ビザを取得し、1年間渡英。BBCのDJマーク・グッドイヤーと組み、ロンドン制作による番組DJを担当。
1997年、ラジオ番組制作、企画プロデュースなど活動の場を広げるため、株式会社リフレックスを設立。デュラン・デュランのジョン・テイラーのソロとしてのアジア地域のマネージメントを担当し2枚のアルバムをリリース。日本、台湾ツアーも行う。
現在は、Fm yokohama「Radio HITS Radio」に出演中。

HP:http://keikoimaizumi.com
Twitter:https://twitter.com/radiodjsnoopy
Radio:Fm yokohama「Radio HITS Radio」

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2 Comments

2 Comments

  1. nick

    5月 27, 2019 at 12:32 am

    こんにちは
    いつも洋楽についての詳しいありがとうございます。
    私はジョナスのファンなのでとても楽しく記事を読ませていただきました。
    少し気になった点があるので質問させていただきます。

    ニックとジョー現在どちらが人気あるのでしょうか?
    インスタやツイッターのフォロワーが多いのがニックで、俳優としても活躍して人気がありそうですが、ここ最近youtubeで公開しているライブパフォーマンスの動画を見ているとジョーの声を絶賛する声が多いです。
    どちらが人気かわからなくなりますが、今泉さんの見解もよければ聞かせていただきたいです。
    よろしくお願いします。

    • nick

      5月 27, 2019 at 12:34 am

      すいません
      誤字がありました。

      記事が抜けていました。

      「いつも洋楽についての詳しい記事ありがとうございます」

      失礼しました。

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