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サウンドガーデンの「Burden In My Hand」が『The Last of Us』シーズン2の最終話でフィーチャー
サウンドガーデン(Soundgarden)の1996年のヒット曲「Burden In My Hand」が、5月25日に放送されたHBOの人気ドラマ『The Last of Us』シーズン2の第7話(最終話)のエンディングで大々的にフィーチャーされた。
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「Convergence(収束)」と題されたこのシーズン・フィナーレでは、エリー(ベラ・ラムジー)とディーナ(イサベラ・メルセド)がアビー(ケイトリン・デヴァー)を殺すために滞在しているシアトルでの3日目が描かれる。そこに、トミー(ガブリエル・ルナ)との再合流と帰還を目指すジェシー(ヤング・マジノ)が加わる。
この最終話は、ニール・ドラッグマン、ハレー・グロス、クレイグ・メイジンが共同脚本を手掛け、ニナ・ロペス・コラードが監督を務めている。クレイグ・メイジンと共にTVシリーズ全体の制作を担うニール・ドラッグマンは、原作となる2020年のビデオ・ゲーム『The Last of Us Part II』でも共同ディレクターを、ハレー・グロスと共同脚本を担当している。
「Burden In My Hand」は、シアトル出身のサウンドガーデンの5作目のスタジオ・アルバム『Down On The Upside』からのセカンド・シングルとして1996年にリリースされた。フロントマンのクリス・コーネルが書いたこの曲の歌詞は、愛する女性を殺し、後悔の念も抱きながらも砂漠に置き去りにする男の物語を描いており、『The Last of Us』のテーマとも共鳴する要素を持っている。
発売当時、「Burden In My Hand」は、米ビルボードのHot 100 エアプレイ・チャートでトップ40入りを果たし、メインストリーム・ロック・トラックス・チャートで5週連続1位を獲得、モダン・ロック・トラックス・チャートでは2位を記録するなど、アルバム『Down On The Upside』の収録曲では最も成功した楽曲となった。
『The Last of Us』シリーズは、印象的なロック・ソングの起用でも知られている。シーズン2ではすでに、ニルヴァーナの「You Know You’re Right」やパール・ジャムの「Future Days」が重要な場面で使われており、特に「Future Days」は、2013年のオリジナル・ゲームの続編として2020年に発売された『The Last of Us Part II』でも象徴的にフィーチャーされており、シリーズと深い結びつきを持つ楽曲となっている。
Written By Tim Peacock
サウンドガーデン『Down On The Upside』
1996年5月21日発売
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