ダディ・ヤンキーが引退表明。現役最後のアルバム『Legendaddy』とラストツアーを発表

“キング・オブ・レゲトン”と称されるダディ・ヤンキー（Daddy Yankee）が、音楽活動からの引退を表明し、現役最後のアルバム『Legendaddy』とラスト・ツアーの詳細を発表した。

日本時間3月25日午前9時にリリース予定の同アルバムは、ダディ・ヤンキーにとって2012年の『Prestige』以来、10年振りの新作となるが、その間にもバッド・バニーとの「Vuelve」、 オズナとの「La Rompe Corazones」、ピットブルとの「No Lo Trates」といったコラボレーションを含む多数のシングルを発表してきた。

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「La Última Vuelta」（“最後の戦い”の意味）と銘打たれたこのラスト・ツアーは、今年8月にオレゴン州ポートランドから開幕し、北米と中南米各地を廻り、12月2日にメキシコシティで幕を閉じる。チケットの先行販売は3月25日よりスタートし、3月30日より一般発売される予定だ。詳細は公式サイトでご覧いただける。ダディ・ヤンキーは、ファンへのメッセージの中でこう述べている。

「今日、私の最高傑作とコンサート・ツアーを皆さんへお届けすることで、音楽業界から引退することを発表します。新たなコレクターズ・アイテムとなる新作アルバム『Legendaddy』で、この32年間のキャリアを祝い、別れを告げたいと思います。私を定義してきたすべてのスタイルをこの1枚のアルバムでお見せするつもりです」

長年シーンに君臨してきたダディ・ヤンキーは、2004年に大ヒット・シングル「Gasolina」でレゲトンという音楽ジャンルを世界に知らしめ、世界的ブームを巻き起こしたことで知られている。

それ以来、全世界で3000万枚以上のレコード・セールスを誇るダディ・ヤンキーは、ラテン音楽界で最も売れたアーティストの1人となり、同シングルを収録した2004年のアルバム『Barrio Fino』は、2000年から2009年にかけての10年間で最も売れたラテン・アルバムとして音楽史にその名を刻んだ。

2017年、世界各国のチャートを席巻したルイス・フォンシとのコラボ曲「Despacito」は、1996年の「Macarena」以来、実に21年振りに全米シングル・チャートで1位に輝いたスペイン語楽曲となった他、2010年から2019年にかけての10年間でYouTubeで最も視聴されたビデオと最も売れたシングルとなる2冠を獲得。さらに、2020年には、YouTubeで初めて70億回再生を達成したビデオにも認定された。

ダディ・ヤンキーのツアー日程は以下の通り。

8月10日　オレゴン州、ポートランド
8月12日　カリフォルニア州、サンノゼ
8月13日　カリフォルニア州、ロサンゼルス
8月14日　メキシコ、ロザリト
8月18日　カリフォルニア州、サクラメント
8月19日　カナダ、オンタリオ州
8月20日　ネバダ州、ラスベガス
8月21日　メキシコ、ロザリト
8月23日　ジョージア州、アトランタ
8月26日　フロリダ州オーランド
8月28日　フロリダ州、フォート・マイヤーズ
9月1日　ボストンマサチューセッツ州
9月2日　コネチカット州、アンカスビル
9月4日　イリノイ州、シカゴ
9月7日　ワシントンD.C.
9月10日　ケベック州、モントリオール
9月11日　オハイオ州、トロント
9月15日　テキサス州、ヒューストン
9月16日　テキサス州、ヒダルゴ
9月18日　テキサス州、ダラス
9月20日　ニューヨーク州、ニューヨーク
9月29日　チリ、サンティアゴ
10月1日　アルゼンチン、ブエノスアイレス
10月4日　エクアドル、グアヤキル
10月5日　エクアドル、キト
10月7日　コロンビア、カリ
10月8日　コロンビア、ボゴタ
10月14日　コロンビア、バランキヤ
10月14日　コロンビア、メデジン
10月18日　ペルー、リマ
10月22日　コスタリカ、サンホセ
11月3日　グアテマラ、グアテマラ・シティ
11月5日　エルサルバドル、サンサルバドル
11月8日　ホンジュラス共和国、サン・ペドロ・スーラ
11月9日　ホンジュラス共和国、テグシガルパ
11月12日　ドミニカ共和国、サントドミンゴ
11月19日　パナマ共和国、パナマシティ
11月24日　メキシコ、モンテレイ
11月26日　メキシコ、グアダラハラ
12月2日　メキシコ、メキシコシティ

Written By Rhian Daly

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