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ビーチ・ボーイズ、ブライアン・ウィルソンのステキな名言10選

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Photo: Capitol Records Archives

ブライアン・ウィルソンは1942年6月20日に生まれた。uDiscoverではこの天才のすばらしいキャリアを祝うべく、彼とビーチ・ボーイズが世界的称賛を浴びた最初の10年程の間に、彼がさまざまな出版物やラジオ局で発信した魅力的な名言から、選りすぐりの10個を集めてみた。

これを通してポップ・ミュージック界が生んだ偉才のひとりの、人生や仕事に対する素晴らしい洞察力に触れることが出来る。というわけで、ファビュラス・マガジン、KRLAビート、ヒット・パレーダー、メロディ・メーカー、そしてサウンズのご協力に感謝しつつ、そのコレクションをご覧いただきたい。ハッピー・バースデイ、ブライアン。

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Let Him Run Wild (Remastered 2001)

1. 「僕達はダブル・トラック(*訳注:録音技術のひとつ)したり、ダビング・テクニックを使うことは一切ない。これは凄く大事なことなんだ。なぜなら、レコーディングの時にダビングをしないってことは、レコードとまるっきり同じサウンドをステージでも出せるってことだからさ。求めていたサウンドが出せた瞬間をそのままレコードにした。すべてはそんな感じで始まったんだ」(ファビュラス・マガジン、1965年)

2. 「レコード制作は確実に進歩していると思う。レコード・ビジネスの水準を何とか上げてくれた人達がいて、レコード業界ではレコードが遥かに丁寧に作られるようになったし、ずっと多くの音楽が関わるようになった気がする」(KRLAビート、1966年)

3. 「ポピュラー・ミュージックは、トップ40という形式の中でもっと発展しなければならないし、ああいうタイプの音楽からアートが作り出されていることに対し、もっと広く尊敬されなければならない。今は取り組みたいことがたくさんある。今ではどんな楽器の使用の編成でも受け入れてくれる。このビジネスでは新しく無数のタイプの楽器の使用が広く受け入れられているから、出来ることは無限にあるし、僕達は現在そんな立場に到達している。今は全てクリエイティヴな人々に委ねられているんだ」(KRLAビート、1966年)

4. 「僕は成長したいんだ。そして自分がどこへ向かっているのかを説明する唯一の方法は『Pet Sounds』の中でプロデュースした新しいサウンドを聴いて貰うことだと思う。僕が向かっているところを、唯一、的確に示しているのがそれだと思う」(KRLAビート、1966年)

I Just Wasn't Made For These Times (Stereo / Remastered)

5. 「僕が思うに、人と一緒にやっていくのが一番大変なのがデニスで、その次がマイク、僕、そしてアルとカール。ブルースもいるよ、一番下だけど。相手が本当はどんな人物なのかちゃんと理解し合えるまでびっくりするほど時間がかかった。でも何ヶ月も一緒にいることで僕達は努力するようになったんだ。そうでなかったら俺達は解散していただろう。1年のうち10ヶ月も一緒に旅をして、演奏して、レコーディングするのなら、互いを理解し受け入れ、上手くやっていく方法を、学ばなければならない。正気でハッピーな状態でここにいられて良かったよ」(ヒット・パレーダー、1967年)

6. 「2歳の子供の頃から耳に問題があったんだ。神経が死んでいると言われた。今は20パーセントくらい耳が聞こえている」(メロディ・メーカー、1970年)

7. 「バンド仲間達とツアーしないということに今では慣れてしまったが、正直言って時々寂しくなる。立ち上がって色々な場所へ行きたくなる時がある」(メロディ・メーカー、1970年)

8. 「これといったこともせずブラブラしていて、最近は曲を書くこともしていない。今はちょっと太り過ぎだけど(訳注=約92キロ)、また水泳を始めて数ポンド落としたいと思っている。人生に不満はない。それどころか家にいることができて凄く幸せだ」(サウンズ、1970年)

Brian Wilson & Al Jardine – Wouldn’t It Be Nice

9. 「僕は世捨て人、音楽をやっている世捨て人だった。独りでいて、砂場を持っていて、その砂場が家にあったのは事実さ。ひと部屋くらいの大きさで、砂の中にピアノを置いていて、それ全て本当の話だ。家にいて砂場で曲を書くというアイディアも全て事実だし、自分をなかなか上手く表してもいる。つまり、僕はそういうタイプなんだ。そうやって近寄りがたい雰囲気が強くなり、自分が有名になり出し、自分の生活スタイルに興味が持たれている現状に心引かれていった。僕は独自の生活スタイルで暮らしていて、そう、凄くエキセントリックな人間で、それでみんなが注目し始めたんだ」(サウンズ、1976年)

10. 「ウェスト・コースト・サウンドは、なかなか気持ち良いものだ。サーフィンだけでなく、アウトドア、車、太陽の光、カリフォルニアの地域社会、カリフォルニアの姿そのもの。凄く漠然とした考えであり、ビーチ・ボーイズのようにこれらについての歌詞を生み出すなんて、凄く奇跡的なことだ」(1976年)

Written By Paul Sexton



60周年記念でベスト盤がリマスターで登場
今回初登場となる新ミックスは全13曲
ビーチ・ボーイズ『Sounds Of Summer (Remastered)』
2022年6月17日発売
日本盤3CD / 日本盤1CD / 6LP / 2LP


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