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アリアナ・グランデ『My Everything」:R&BやEDMを組み合わせ、ポップ・ミュージックの新たな形

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さまざまなジャンルの音楽を折衷したセカンド・アルバム『My Everything』で、アリアナ・グランデはデビュー・アルバムのライトなポップ性を捨て去り、独自の音楽性を確立し始めた。


今までのスタジオ・アルバムで、アリアナ・グランデはアーティストとしての中核を成す要素を見せつけてきた。デビュー・アルバム『Yours Truly』で彼女は、レトロな要素を現代のポップス/R&Bと融合させる能力を見せた。サード・アルバム『Dangerous Woman』をリリースする頃には、叙情的な題材に不良少女というテーマを入れ込む遊び心も覗かせた。その中間にあたる『My Everything』では、彼女の歌声と巧みなR&BやEDMのビートを組み合わせ、ポップ・ミュージックの新たな形を提示した。


 

自信に満ちた新たな方向性

2014年8月25日にリリースされた『My Everything』はほぼ全編がアカペラの「Intro」で幕を開ける。軽やかなピアノと魅惑的なシンセサイザーに乗せて、アリアナが”I give you all I have and nothing less, I promise  約束する / 私の持っているすべてをあげる”とさわやかに歌い出す。この瞬間、リスナーは自信に満ちたアリアナの新たな方向性にすぐ心をつかまれる。

この「Intro」に続いて登場するのは『My Everything』からのファースト・シングルに選ばれた「Problem」だ。サックスやトランペット、ベースのジャジーな演奏にのせ、アリアナは難しい音程を見事に歌い上げる。『Yours Truly』に影響を与えた90年代のR&Bを思わせるサウンドだが、今度は刺激が強めだ。

イン・ヤン・ツインズ風のビッグ・ショーンによるささやきのパートから、アリアナのエイメリー風のヴォーカルにいたるまで、「Problem」は先人たちからの影響を完璧に融合させた楽曲だ。この曲では新鋭ラッパーのイギー・アゼリアを迎えている。イギーは楽曲な生意気な雰囲気を高めており、同曲はアメリカのシングル・チャートで最高位2位を獲得した。

Ariana Grande – Problem ft. Iggy Azalea

 

ポップの一大勢力

『My Everything』がアリアナの作品の中でも際立っているのは、多くのヒット・シングルがここから生まれ、彼女を2010年代のポップの一大勢力に押し上げたからだ。アルバムからのセカンド・シングル「Break Free」では、ゼッドが手掛けたスペイシーなシンセ・ポップ・サウンドでアリアナ・グランデがEDMのジャンルに足を踏み入れている。脈打つようなビートに乗せ、”This is the part where I say I don’t want it/I’m stronger than I been before!/This is the part where I break free 今こそ必要ないって言う/ 私は強くなった / 今こそ自由になる”と歌い上げる彼女は女性として一皮剥けたように感じられる。同曲はすぐに同性愛のアンセムとして広まり、彼女のLGBTQのファン層に受け入れられた。そしてアリアナは現代の同性愛の正真正銘のアイコンになった。

Ariana Grande – Break Free ft. Zedd

 

続くヒット曲に向け、アリアナは力のあるシンガーのジェシー・Jと、ここから彼女とのコラボが増えるニッキー・ミナージュと組んだ。60年代のガール・グループ・サウンドを取り入れた「Bang Bang」は、女性の地位向上を賛美したアンセム調のポップ・シングルだ。同曲はもともとジェシー・Jのアルバムに収録されたが、『My Everything』のデラックス・エディションのボーナス・トラックにも加えられた。

Jessie J, Ariana Grande, Nicki Minaj – Bang Bang ft. Ariana Grande, Nicki Minaj

 

一聴すると「One Last Time」はバラードを得意とするアリアナ・グランデの遅めのテンポの曲に聴こえるが、途中からテンポは上がりダンス・ポップ・ナンバーに変わる。「One Last Time」には彼女の脆弱な側面が表れている。詞の中では恋を再燃させるために不貞に手を染める女性を歌っている。

Ariana Grande – One Last Time (Official)

 

熱心なコラボレーション

アリアナの作品の興味深い点として、彼女がしばしばヒップホップ・ソウルに足を踏み入れることがある。彼女のスタイルはメアリー・J・ブライジとは違うが、アリアナはこのジャンルに彼女独自の深みを加えてきた。彼女は2010年代のヒップホップ・ソウルの進化に不可欠な役割を果たし、若者たち向けの均一的なサウンドを生み出したのだ。

ポップ・ミュージックの世界の先輩格に当たるマライア・キャリーがヒップホップのファンの世界でも大物になったように、アリアナはヒップホップ界の輝かしい才能とコラボして『My Everything』を横断的な魅力ある作品に仕上げた。ゲスト参加したアゼリアやミナージュ以外にも、キーボードの伴奏による「Best Mistake」にもビッグ・ショーンが参加。同曲では打つようなベースラインに合わせ、アリアナは低めの音域を歌っている。ノトーリアス・B.I.G.の「Mo Money Mo Problems」をサンプリングした「Break Your Heart Right Back」にはチャイルディッシュ・ガンビーノが参加。跳ねるような「Hands On Me」にはアサップ・ファーグが参加している。同曲は『Dangerous Woman』の中心となったパーティー・ナンバーの先駆けといえる。

Ariana Grande – Best Mistake (Live on the Honda Stage at the iHeartRadio Theater LA)

 

甘いイメージの払拭

『My Everything』は音楽的に進展があっただけではなく、デビュー作『Yours Truly』でアリアナ・グランデについた甘いおとぎ話のようなイメージを払拭し、人生や愛に成長した視点を示した作品でもある。ザ・ウィークエンドがゲストの「Love Me Harder」は、彼の魅惑的なシンセ・サウンドに乗せて歌われる。連名で発表されたことからも、同曲はザ・ウィークエンドをメインストリームに押し上げるきっかけにもなった。鼓動するようなシンセや包み隠さない性的な皮肉からも、アリアナがもはや単なるティーン・ポップの流行ものに留まらないことは明らかだった。

Ariana Grande, The Weeknd – Love Me Harder

 

『My Everything』をエッジのきいた作品にしているのは、ヒップホップの大物たちのサポートだけではない。アリアナ・グランデはゼッドやデヴィッド・ゲッタら、世界のトップに君臨するEDMプロデューサーを迎えている。ファンに人気の「Be My Baby」にはノルウェーのプロデューサー、カシミア・キャットが参加。エレクトロ調のR&Bが中心ではあるものの、『My Everything』に落ち着いた楽曲がないわけではない。ハリー・スタイルズの書いた「Just A Little Bit Of Your Heart」や、優しくアルバムを締めくくる表題曲「My Everything」がその例だ。

『My Everything』のデラックス・エディションの最後に収録された「You Don’t Know Me」は、『Dangerous Woman』の時代に繋がる完璧な終幕といえる。アリアナ自身も、スロー・テンポから跳ねるビートに変化するサウンドにより彼女が<ふたたび注目の的>になったと感じている。彼女は最後に感情を乗せて”Think you know me but there’s more to see, my love 私を知っているつもりでも / まだまだ知るべきことはあるの “と歌い上げる。

You Don't Know Me

Written By Da’Shan Smith


アリアナ・グランデ、サントラ初プロデュース!

映画『チャーリーズ・エンジェル』 サウンドトラック
2月21日(金)全国ロードショー
公式サイト


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