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トランペッター兼シンガーのブライアン・ニューマンが新作でレディー・ガガとコラボ

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トランペッター兼シンガーのブライアン・ニューマンが11月16日にヴァーヴ・レコードからの初のアルバム『Showboat』をリリースした。今作に収録され、過去にも多くのアーティストによってカヴァーされアニマルズのヴァージョンが有名な「Don’t Let Me Be Misunderstood(邦題:悲しき願い)」では、彼の親しい友人であるレディー・ガガをフィーチャリングしている。

Brian Newman – Don't Let Me Be Misunderstood (Audio) ft. Lady Gaga

 

クリーブランド出身のブライアン・ニューマンは、映画『アリー/ スター誕生』のサウンドトラックに収録されたレディー・ガガによる「La Vie En Rose」のプロデュースも務め、それ以前にも彼女がトニー・ベネットとコラボしたアルバム『Cheek To Cheek』では、バンドリーダー兼トランペッターも務めていた。今回のアルバム『Showboat』のプロデュースは、トニー・ベネットの息子でレコーディング・プロデューサーのダニー・ベネットが手掛けている。

Brian Newman

ブライアン・ニューマンのエンターテイナーとしての評価は、オークルーム、バードランド、マッキトリックホテル、そしてローズ・バーといったニューヨークのナイトスポットで定期的に行なっている公演を通して近年着実に高まっている。彼が2016年に全米の主要都市を巡ったツアーの幾つかの公演では、レディー・ガガがサプライズ・ゲストとして出演。ブライアン・ニューマンがニューヨークのクラブでバーテンダーとして働いていた頃に出会ったという二人は、互いにジャズ好きだったことで親交を深め、二人ともトニー・ベネットがスケッチしたというマイルス・デイヴィスのトランペット絵柄のタトゥーを右手に刻んでいる。

ブライアン・ニューマンは、このアルバムのレコーディングのためにレディー・ガガと共にオレゴン州ポートランドへと飛んだ。「このプロジェクトを始めた頃から“Please Don’t Let Me Be Misunderstood”をやりたいと考えていたんだ」、と彼は語っている。「事前にレディー・ガガにやってもらいたい曲を数曲用意していたんだけど、この曲で僕たち二人の味蕾が共鳴したんだ」。

ニーナ・シモンが何年も前にこの曲を歌っていて、60年代を思い起こさせてくれるし、審美的な歌詞とハーモニーが美しく染み入る曲なんだ。そうないことだと思うけど、僕たちがスタジオに入った瞬間に、音楽が僕たちから溢れ出して、一体化したんだよ」。

ブライアン・ニューマン自らが作曲した快活なインストゥルメンタル楽曲「San Pedro」は、このアルバムのリード・トラックの曲だ。アルバム『Showboat』には、その他にも、ビング・クロスビー所縁の1930年代の「Pennies From Heaven」やトム・ウェイツの「Jockey Full Of Bourbon」、そしてベックの「Tropicalia」を含む、バラエティに富んだカヴァー楽曲が収録されている。

「ベックは僕にとってとても重要なミュージシャンであり、ソングライターなんだ。音楽の整合性を高いレベルで保ちながら、発表する毎作品においてそれまでとは違った方向性を作り出す彼の才能は、僕にとって大きな影響になっている。彼の音楽は、歌詞、ハーモニー、リズムの3拍子揃った絶妙のブレンドで成り立っているんだ。だから僕たちはこの『Tropicalia』では、そのオリジナルの素晴らしさを損なわないようにしたかった。ベックという本物の才能に敬意を表したかったからね」。

アルバム『Showboat』では、スティーヴ・クルティカ(サクソフォン/フルート)、アレックス・スミス(ピアノ/キーボード)、ジョー・ペリ(ドラム)、ダニエル・フース(ベース)、そしてポール・フランシス(ドラム/パーカッション)らが参加するブライアン・ニューマン・カルテッドがフィーチャーされている。

Written by Paul Sexton



ブライアン・ニューマン『Showboat』

 

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