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スパイク・リーが、マーヴィン・ゲイとテンプテーションズへのオマージュを込めた最新映画『ザ・ファイブ・ブラッズ』がNetflixで配信

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Photo: John Parra/Getty Images for The Hollywood Reporter

2020年6月12日、スパイク・リー(Spike Lee)は、自身が監督を務めた最新映画『ザ・ファイブ・ブラッズ』(Da 5 Bloods)をNetflixで公開した。批評家から高い評価を得ている本作は、ベトナムに戻った4人の退役軍人が、隊長の遺骨と数十年前に埋めた埋蔵金を探し求める旅を描いたもので、スパイク・リーは、現在と当時のフラッシュバックが交錯するこの映画のサウンドトラックに、グラミー賞受賞歴を誇る作曲家、テレンス・ブランチャードによるスコアと共に、マーヴィン・ゲイの社会的メッセージが込められた不朽の名盤『What’s Going On』からの選曲を多数取り入れている。

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スパイク・リーはまた、テンプテーションズの黄金期のメンバーにちなんで、5人の主人公をそれぞれ、デヴィッド、エディ、ポール、オーティス、メルヴィンと名付け、今作にもうひとつの音楽的なオマージュも加えている。

テンプテーションズの創設メンバーで、唯一の現存メンバーであるオーティス・ウィリアムスは、uDiscoverの独占取材に応じ、スパイク・リーがこの映画の役名に、メンバーの名前を起用したことを初めて知った時の自身の反応についてこう振り返っている。

「びっくり仰天しました。この映画の中でテンプテーションズに敬意を表してくれたことについて感謝を伝えるために、私はすぐに彼に連絡をとったんです。つい先週末、彼と電話で話しながら、私たちは互いに賛辞を交わし、褒めた称え合いました。スパイク・リーは、10歳の頃からテンプテーションズのファンだったと言ってくれて、私は『シーズ・ガッタ・ハヴ・イット』や『ドゥ・ザ・ライト・シング』を初めて観た時から、彼の初期作品の頃からのファンだったと彼に伝えました。そして電話を切る直前にスパイク・リーは、“オーティス、今度君に会う時には、思いっきりハグするよ”と言ってくれたんです。実際に彼に会って、偉大な映画監督からハグしてもらえるのを楽しみにしています」

『ザ・ファイブ・ブラッズ』予告編 – Netflix

 

マーヴィン・ゲイが1971年にリリースしたアルバム『What’s Going On』は、彼のキャリアに大きな転機をもたらした。それ以前のマーヴィン・ゲイのモータウン作品は、キム・ウェストンとの陽気な「It Takes Two」、タミー・テレルとの「Ain’t No Mountain High」や「Ain’t Nothing Like The Real Thing」といったヒット曲、そして全米シングル・チャートで自身初のNo.1を獲得した哀愁漂う「I Heard It Through The Grapevine」など、シングル作品が中核を成していたのだが、新たな10年の幕開けを前に、マーヴィン・ゲイは数年間ライヴ活動を休止し、自身のキャリアと世界の状勢を振り返ることに専念した。またその間、新曲の制作にも多くの時間を費やし、結果、魂のこもった至高の楽曲に、重要な社会的メッセージを宿した、目からうろこの落ちるようなアルバム『What’s Going On』が誕生した。

スパイク・リーは映画『ザ・ファイブ・ブラッズ』の中で、「Wholy Holy」「Flyin’ High (In The Friendly Sky)」、そして昔の仲間たちが現代のベトナムを舞台に、ジャングルをハイキングしながら歌う「What’s Happening Brother」など、アルバム『What’s Going On』からの5曲を起用した。マーヴィン・ゲイの楽曲は、戦争から戻ったばかりのアフリカ系アメリカ人帰還兵たちが、仕事を見つけて日常生活に戻ろうと奮闘する姿を歌っている。

What's Happening Brother

 

「これは私たちの兄弟が、ベトナムの戦地でも、彼らが帰還した時も聴いていた音楽なんです」 とスパイク・リーは、ロサンゼルス・タイムズ紙のインタビューに、同アルバムについて語っている。「この映画の中で、マーヴィンの歌声にもう一人のキャラクターとして登場してもらうのはとても理にかなっていました」

またスパイク・リーは、この映画のために、全米シングル・チャートで2位、R&B/ソウル・シングル・チャートで首位に輝く大ヒットを記録したタイトル・トラックに加え、アルバムの最後を締め括る力強い大作「Inner City Blues (Make Me Wanna Holler)」を起用しており、同曲は、マーヴィン・ゲイが 「犯罪は増加するばかり/銃口が治安を管理する/恐慌は拡大し/ぼくたちが直面していることは神のみぞしる」と歌うように、アメリカの荒涼とした内状を描いたものだ。

Inner City Blues (Make Me Wanna Holler)

 

映画のスコアを作曲したテレンス・ブランチャードは、Varietyのインタビューの中で、「スパイクが、彼の映画にあの音楽を取り入れたことで、様々な理由によって非常にパワフルな意味合いを持つんです」とコメントし、アルバム『What’s Going On』に込められたマーヴィン・ゲイのメッセージが、いかに今の世の中に響くものなのかについてもこう言及している。

「今、私たちの国で何が起こっているのかを考えた時、不気味なほど相応しいメッセージを持った作品なんです。多くの人々は、私たちアフリカ系アメリカ人の音楽(メロディー)を聴くことはあっても、私たちのコミュニティが何世代にもわたって伝え続けてきた言葉を聞くことはなかった。それがまさに今沸き起こっていることであり、若者たちはその言葉に耳を傾けていたのだと思います」

Marvin Gaye – What's Going On (Official Video 2019)

Written By Sophie Smith



マーヴィン・ゲイ『What’s Going On』
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