スーパーボウルのハーフタイムショーや『ザ・ビートルズ:Get Back』がエミー賞を複数部門受賞

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Super Bowl Halftime Performance - Photo: Kevin Mazur/Getty Images for Roc Nation

エミー賞の主催団体である米国テレビ芸術科学アカデミーは、ドクター・ドレー(Dr. Dre)、スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)、メアリー・J. ブライジ(Mary J. Blige)、エミネム(Eminem)、ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)が出演した2022年度のNFLスーパーボウルのハーフタイムショーが、今年のプライムタイム・クリエイティブ・アート・エミー賞で、バラエティ・スペシャル部門の作品賞、プロダクションデザイン賞、演出賞の3部門を受賞したことを発表した。

その他の目立った受賞作品として、ドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズ:Get Back』が5部門に輝いた。ポール・マッカートニーとリンゴ・スターが、監督のピーター・ジャクソン、オノ・ヨーコ、オリヴィア・ハリスン、クレア・オルセン、ジョナサン・クライドらプロデューサー陣と共にドキュメンタリー/ノンフィクションシリーズ部門の作品賞を受賞した他、ピーター・ジャクソンは同部門の監督賞を、また、同映画は編集賞、音響編集賞、音響賞をそれぞれ受賞している。

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ピーター・ジャクソンは授賞式のスピーチでこう述べている。

「この映画に関わったすべての方々、特に故郷の家族やロンドンのアップル・コアの第二の家族に感謝したいです。そして何よりザ・ビートルズに感謝します!60年以上もの間、私たちにポジティブで、溢れんばかりの喜びを与えてくれて本当にありがとう。あなたたちの音楽はとても奥深く、私たちのDNAに組み込まれていくとことでしょう」

また彼は、監督賞を受賞した際のスピーチで次のように語っている。

「マイケル・リンゼイ=ホッグ監督が映画“レット・イット・ビー”を作っていた頃、僕は、ニュージーランドに暮らす8歳の半ズボン姿のボーイスカウトでした。あれから50年後、何がどうなっているのか分からないまま、ザ・ビートルズが僕にあの頃の映像を使って映画を作ることを任せてくれました。8歳の頃の僕にとって、ザ・ビートルズの物語のほんの一部にでもなれるなんて、夢のようなことでした」

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ドクター・ドレーは、画期的なスーパーボウルのパフォーマンス以外でも、Spotify「Music + Talk」シリーズの人気ポッドキャストで、ベテラン音楽ジャーナリスト兼音楽コンサルタントのダリル・イースリーが司会を務める“M Means Music”のシーズン2でフィーチャーされている。

同ポッドキャストの中で、ダリル・イースリーは、1992年の『The Chronic』以来の2作目のスタジオ・アルバムとしてドクター・ドレーが1999年に発表した『2001』を取り上げ、 長らく延期されていたこのアルバムがヒップホップに与えた影響、そしてその制作過程で生まれた彼のキャリアを決定付ける楽曲について、様々なエピソードを通して掘り下げている。

「ドクター・ドレがLAにある9つのスタジオでレコーディングを行い、ノースハリウッドのララビー・スタジオでミックスされた”2001“は、大いなる意思と壮大なサウンドを掲げたアルバムだった。すべてがここに詰まっており、新たな10年に向けた気持ちの高揚を感じさせる作品なんだ。もともとは、スキットを挟んだミックステープとして制作される予定だったが、ドレーは映画のように再生できるような作品に作り上げた。それこそがドレーがこの作品でこだわったエンターテイメント性なんだよ」

今年の受賞者リストはエミー賞の公式サイトでご覧いただける。

Written By Sam Armstrong



 

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