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ブラジルを代表する5枚の名作アルバムがアナログ盤で復刻。4/24発売

ブラジルのカーニバル開幕を記念し、ユニバーサル・ミュージック・ブラジルが「ブラジル・ヴァイナル・シリーズ」として名盤5枚をアナログ・レコードとして2026年4月に発売することを発表した。
ユニバーサル・ミュージック・ブラジルは、ブラジル音楽史上最も豊かで膨大なカタログを誇り、世代や音楽運動を超えた真の宝庫を保持している。このアーカイブには、ボサノヴァ、MPB(ブラジル大衆音楽)、サンバなど多様なジャンルを通じて表現される、ブラジルの文化的アイデンティティの真髄が封じ込められている。
本シリーズには、時代を定義し、伝統を変革し、ブラジルの創造性を世界の舞台に押し上げたアーティストたちのアルバムが対象となっており、ボサノヴァの洗練された優美さからMPBの政治的詩情まで、これらの録音は音楽を通じたブラジルの進化——その闘い、夢、そして勝利が記録されている。
この特別リリースでは、ブラジルの活気に満ちた多様な音楽的遺産における画期的な瞬間を象徴する5枚のアルバムが厳選された。これらが織りなす時空を超えた旅路は、今も世界中の新たな世代のリスナーを鼓舞し続ける声、旋律、そして感情への賛歌となっている。
今回対象となる5作は以下の通り。
ジルベルト・ジル(Gilberto Gil)『Louvação』(1967年)
ガル・コスタ&カエターノ・ヴェローゾ(Gal Costa & Caetano Veloso)『Domingo』(1967年)
カエターノ・ヴェローゾ(Caetano Veloso)『Transa』(1972年)
エリス・レジーナ(Elis Regina)『Elis』(1972年)
シコ・ブアルキ(Chico Buarque)『Vida』(1980年)
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ジルベルト・ジル『Louvação』
2026年4月24日発売
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ジルベルト・ジルのデビュー・アルバム『Louvação』は、1967年にフィリップス・レコードから発売された。カルロス・モンテイロ・エ・ソウザ、ドリ・カイミ、レオナルド・ブルーノによるアレンジがジルベルトのギターを際立たせている。
作品全体の歌詞は、ブラジルの過去・現在・未来を探求する内容となっており、「Ensaio Geral」ではカーニバルが社会変革のメタファーとして描かれ、「Viramundo」「Roda」でも当時の社会問題が語られる。ノスタルジー漂う「Água dos Meninos」や「A rua」、シンプルで美しい「Maria (Me Perdoa, Maria)」はアルバムのロマンティックな瞬間を紡ぐ。1LPカラー・ヴァイナル、シングル・スリーヴ・ジャケット仕様で発売。

ガル・コスタ&カエターノ・ヴェローゾ『Domingo』
2026年4月24日発売
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ガル・コスタとカエターノ・ヴェローゾは、1965年当時はいずれも音楽界の新人だったが、フィリップス・レコード(ユニバーサル・ミュージック傘下)のディレクター、ジョアン・アラウージョがこの2人を組み合わせることを決めた。『Domingo』はドリ・カイミがプロデュースと一部のアレンジを担当し、さらにフランシス・ハイミやホベルト・メネスカルも参加。
アルバムには、「Avarandado」や後にヒットとなるデュエット曲「Coração vagabundo」を含む、カエターノによるオリジナル曲7曲のほか、トルクァート・ネトが共作した3曲(ジルベルト・ジルとの「Minha senhora」「Zabelê」、カエターノとの「Nenhuma dor」)のほか、シジネイ・ミレールによるサンバ「Maria Joana」、エドゥ・ロボによる「Candeias」も収録されている。1LPブラック・ヴァイナル、シングル・スリーヴ・ジャケット仕様で発売。

カエターノ・ヴェローゾ『Transa』
2026年4月24日発売
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1971年、亡命中のロンドンにあるチャペル・レコーディング・スタジオで録音されたカエターノ・ヴェローゾの6枚目のスタジオ・アルバム『Transa』は、1972年1月にリリースされた。全7曲のこのアルバムは、英国人アーティストのラルフ・メイスがプロデュースし、ジャーズ・マカレが音楽監督を務めた。マカレは「It’s A Long Way」でギターも演奏している。
バンドメンバーは、オーレオ・デ・ソウザ(ドラム)、 モアシール・アルブケルケ(ベース)、タッティ・モレノ(パーカッション)、ジャーズ・マカレ(アコースティック&エレキギター)で構成されたバンドに加え、当時22歳だったアンジェラ・ロロが参加。彼女はアルバムのラストを飾るカエターノ・ヴェローゾの魅惑的な楽曲「Nostalgia (That’s What Rock’n’Roll Is All About)」に、魅力的なハーモニカを奏でている。グレイ・カラー・ヴァイナル、トリ・フォールド・ジャケット仕様で発売。

エリス・レジーナ『Elis』
2026年4月24日発売
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『Elis』は、ブラジリアン・ポピュラー・ミュージック界を代表するスター、エリス・レジーナの最高傑作のひとつとされている。1972年にフィリップス・レコードから発売され、プロデュースはホベルト・メネスカル、アレンジは後にレジーナの重要なコラボレーターかつパートナーとなるピアニストのセザル・カマルゴ・マリアーノが手がけている。
エリオ・デルミロ(ギター)、ルイザォン・マイア(ウッドベース)、パウリーニョ・ブラガ(ドラム)、シコ・バテーラ(パーカッション)といった錚々たる顔ぶれが、「Bala com Bala」「Nada Será como Antes」「Casa no Campo」「Atrás da Porta」などの名曲でエリスを支えている。また、エリスの息子であるジョアン・マルセロ・ボスコリが本作のリミックスおよびリマスターを担当した。1LPブラック・ヴァイナル、見開きジャケット仕様で発売。

シコ・ブアルキ『Vida』
2026年4月24日発売
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シコ・ブアルキの『Vida』は、当時36歳のシンガーソングライターにとって転機となる作品だった。1980年、21年間に及ぶ軍事独裁政権から民主化への移行期の揺れ動く国内政治の渦中にリリースされ、社会問題に対して内省的かつ詩的なアプローチを取っている。
「Bastidores」や「Morena de Angola」を含む、全12曲中10曲のアレンジをフランシス・ハイミが手がけ、シコ・ブアルキとトム・ジョビン(アントニオ・カルロス・ジョビン)はアルナルド・ジャボールの映画『I Love You』のために「Eu Te Amo」を共作し、トムはアレンジとピアノも担当した。カルロス・ヂエギスによる同名映画のためにホベルト・メネスカルと共作したもうひとつの名曲「Bye Bye, Brasil」は、1979年のファンキーなシングル版とは異なり、本作収録版はボレロの影響を帯び、変わりゆく国へのコメンタリーを含んでいる。1LPカラー・ヴァイナル、シングル・スリーヴ・ジャケット仕様で発売。
Written By Sam Armstrong
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