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ザ・デルズ、全盛期の3作のアルバムがストリーミング配信開始
シカゴを拠点に50年代から活躍したソウルグループ、ザ・デルズ（The Dells）のキャリア全盛期の3作のアルバムが、ストリーミング・プラットフォームで初リリースされた。
今回配信開始となったのは、1969年の『Like It Is, Like It Was』、1972年の『Sweet As Funk Can Be』、1973年の『Give Your Baby A Standing Ovation』の3作だ。
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『Like It Is, Like It Was』には、ラムゼイ・ルイス、ロータリー・コネクション、アース・ウィンド＆ファイアら多くのレジェンドたちと仕事をしてきた音楽プロデューサー、アレンジャーのチャールズ・ステップニーがアレンジを手掛けたドゥーアップの名曲カヴァーやオリジナル曲が収録されている。
『Sweet As Funk Can Be』は、シカゴへの賛歌として知られる「Windy City Soul」がハイライトとなっている。ベテラン・プロデューサーのドン・デイヴィスが指揮を執った『Give Your Baby A Standing Ovation』には、「Closer」や「Ain’t No Sunshine」のカヴァーなど、ファン人気の高い楽曲が収録されている。
1952年、イリノイ州ハーヴェイの高校で結成されたザ・デルズは、その1年後、チェス・レコード傘下のチェッカーからレコード・デビューを果たし、1956年のヒット曲「Oh, What a Night」（当時のタイトル表記は「Oh What a Nite」）で初めて商業的成功を収めた。今回配信された3作のアルバム発表前の1960年代に本領を発揮した彼らは、多くの楽曲をR&Bチャートに送り、うち2曲はNo.1を獲得、ポップ・チャートでも目覚ましい成功を収めた。
1966年、ザ・デルズはカデット・レコード支援のもとチェスに復帰し、以後8年間彼らの本拠地となった。「Oh, What a Night」がリバイバル・ヒットする直前の1969年5月31日、ザ・デルズは、1955年の映画『皆殺しのトランペット』でペギー・リーが歌い、その後アンディ・ウィリアムスやシラ・ブラックらがカヴァーした「I Can Sing A Rainbow」と「Love Is Blue」のメドレーで米ビルボードのベストセリングR＆Bシングル・チャートにランクインしている。
ザ・デルズは、カデット時代にさらなるヒット曲を生み、その後マーキュリー、ABC、その他のレーベルでレコーディングを行い、1992年にキャリア最後のチャート入りを記録した。ロックの殿堂とヴォーカル・グループの殿堂入りを果たした彼らは、2012年、人々の記憶に残る60年間の音楽活動に終止符を打った。
Written By Will Schube
ザ・デルズ『Like It Is, Like It Was』
1969年作品
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ザ・デルズ『Sweet As Funk Can Be』
1972年作品
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ザ・デルズ『Give Your Baby A Standing Ovation』
1973年作品
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