アリ・レノックス、1月発売の新作『Vacancy』からの新曲「Under The Moon」のMV公開

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Cover: Courtesy of Interscope Records

アリ・レノックス(Ari Lennox)が、2026年1月23日に発売予定の3作目のスタジオ・アルバム『Vacancy』のリリースに向けて、セカンド・シングル「Under The Moon」のミュージック・ビデオを公開した。

ハロウィンにぴったりの不気味な展開を盛り込んだこのビデオは、先週リリースされていた同曲の世界観をさらに広げている。

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エリック・ロハスが監督を務めたこのミュージック・ビデオは、深夜のダイナーで男性と食事をするアリ・レノックスの姿を映し出している。だが相手の男にはいくつかの不審な点が見られる。フォークやナイフには一切触れようとせず、店の窓から満月を見る度に目が光り、爪が伸び始めるのだ。

普通なら恐怖を感じて逃げ出すところだが、実はアリ自身も人狼(ウェアウルフ)だった。駐車場へと移動し、狼の姿に変身を遂げたふたりは、街のビル群を駆け抜け、屋上の月明かりの下で抱擁を交わす。

「Under The Moon」はニュー・アルバム『Vacancy』に先駆けて公開されたセカンド・シングルで、タイトル曲「Vacancy」は9月にリリースされている。新作『Vacancy』は、2022年の『age/sex/location』、2019年のデビュー作『Shea Butter Baby』に続く作品で、いずれも高い評価を受けてきた。とりわけ『Shea Butter Baby』はアメリカでゴールド・ディスクを認定されている。

アリ・レノックスは、2019年のGQ誌のインタビューで、自身の音楽的ルーツについて次のように語っていた。

「ミッシー・エリオット、トゥイート、SWV、702、アン・ヴォーグ、アニタ・ベイカー、オリータ・アダムス、ビリー・オーシャン、ディアンジェロ、ビラル、チャカ・カーン、アレサ・フランクリン、オマリオン、シアラ、アシャンティ、ピーディ・パブロ、カニエ・ウェスト、コモン、ジャズミン・サリヴァン、クリセット・ミッシェル、フロエトリーといったアーティストからインスピレーションを受けてきたわ。彼女たちの音楽を聴き込んで、学んだの」

そんなアリの努力は実を結んだ。彼女の音楽を聴けば、揺るぎない信念のもと、彼女が自分自身のスタイルを確立していることを実感できるだろう。

Written By Sam Armstrong



アリ・レノックス『Vacancy』
2026年1月23日発売
iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music




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