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映画『フラッシュ・ゴードン』の主題歌、クイーン「Flash’s Theme」

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1980年12月6日の全英チャートには、アダム&ジ・アンツの「Antmusic」やジョナ・ルイのヒット曲「Stop The Cavalry」、ロカビリーをリヴァイヴァルさせたストレイ・キャッツの「Runaway Boys」などが初登場していた。それに加え、同週には話題の映画のテーマ・ソングが初お目見えしていた。その曲とはクイーンの「Flash’s Theme(邦題:フラッシュのテーマ)」だ。

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Queen – Flash (Official Video)

ブライアン・メイ作曲の同曲はマイク・ホッジス監督の映画『フラッシュ・ゴードン』の公開と同じ週にチャート・インを果たした。出演陣にサム・J.ジョーンズ、メロディ・アンダーソン、そしてミン皇帝を印象的に演じたマックス・フォン・シドーらを迎えたこの映画は、昔ながらのSFアドベンチャーをスクリーンに復刻させて成功を収めた。さらに、テレビや映画の音楽を手掛けるハワード・ブレイクのオーケストラとともに、クイーンが全編のサウンドトラックを担当したことも同作の目玉だった。

「Flash’s Theme」はクイーンにとって、「Another One Bites The Dust(地獄へ道づれ)」が全米1位となりアルバム『Hot Space』も英米で首位を獲得した実りある1年のしめくくりにふさわしいものになった。

一方で同テーマ曲は30位と控えめな順位で全英チャートに初登場し、その後は少々変わったチャート・アクションを見せた。同曲はクリスマス前に12位となり、一度はこれで最高位をマークしたに見えたが、映画のヒットの助けもあり1981年の年始に売上が再燃。2週連続で10位に浮上したのだ。

同曲は、翌年10月にリリースされて記録的なヒットとなったクイーン初のベスト盤『Greatest Hits』にも収録された。同ベスト盤は全英チャートを運営するオフィシャル・チャーツ・カンパニーによって、全英で最も多くのセールスを記録した単一アーティストのアルバムに認定されている。

Written by Paul Sexton



クイーン『Flash Gordon』
1980年12月8日発売
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