New Releases
フレディ・マーキュリーのソロ作品40周年を記念した動画シリーズ最終回公開

フレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)のソロ・デビュー・アルバム『Mr. Bad Guy』の40周年を記念した全3回からなるこのミニ・ドキュメンタリー・シリーズの最終回が、フレディ・マーキュリーの公式YouTubeチャンネルで初公開された。
<関連記事>
・フレディ・マーキュリー『Mr. Bad Guy』40周年盤LPと日本限定紙ジャケCDが12/19発売
・フレディ・マーキュリーはいかにして史上最高のロック・アイコンとなったのか?
・マネージャーが明かすフレディ『Mr. Bad Guy』制作秘話とミュンヘンでの生活
1985年4月にリリースされた『Mr. Bad Guy』は、「I Was Born to Love You」「Made in Heaven」「Living on My Own」(1993年、フレディの没後2年を経てリミックス版が再リリースされ、全英1位を獲得)、そして「Love Me Like There’s No Tomorrow」という4曲のシングルを生み出し、全英アルバム・チャートで6位を記録。2025年12月19日には同作の40周年記念盤がアナログ盤と紙ジャケット仕様のCD(日本限定)で再発された。
この動画シリーズの最終回では、1985年にイギリス人ジャーナリストのデヴィッド・ウィッグがミュンヘンで行った、フレディ・マーキュリーの貴重なインタビューがあらためて取り上げられている。対談のなかでふたりは、フレディの人間関係や芸術観、そしてツアー生活における孤独について率直に語り合った。
フレディは、シングル「Living On My Own」の制作を振り返り、絶え間ないツアーに明け暮れる自身の流動的なライフスタイルが、楽曲のインスピレーションになったと明かしている。また、アルバム『Mr. Bad Guy』のお気に入りの曲についての質問には、次のように回答している。
「“Mr. Bad Guy”は、ある種のグルーヴに乗っていくような楽曲の集まりだと思う。そして今の時点では、どれか1曲を選ぶことはできない。というのも、毎日違う曲が気に入っているからね」
対談ではまた、フレディ自身の言葉を借りれば、“とてもマッチョ”に見えるという、サングラスに白いタンクトップ姿のフレディを写した『Mr. Bad Guy』のアルバムのジャケット写真についても触れられている。インタビューでは、フレディらしい鋭い機知とユーモアが随所に見られる一方で、より複雑なテーマ、特に愛との向き合い方についても語られた。彼はデヴィッド・ウィッグに次のように語っている。
「僕は誰にとっても良いパートナーじゃない。そして、おそらくそれこそが僕の愛なんだと思う。僕の愛は危険なものなんだ。でも、“安全な愛”なんて誰が望むだろう?」
同シリーズの過去回では、アルバム発売当時のプロモーション活動におけるインタビューも取り上げられ、当時のミュージック・ビデオ映像とアーカイブ音声が織り交ぜて構成されていた。
Written By Sam Armstrong
フレディ・マーキュリー『Mr. Bad Guy』40周年記念盤
1985年4月29日発売
40周年記念盤LP・CD / iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music
- クイーン アーティスト・ページ
- 『Mr. Bad Guy』の40周年を記念して、1985年当時の貴重インタビュー公開
- フレディ・マーキュリー『Mr. Bad Guy』40周年盤LPと日本限定紙ジャケCDが12/19発売
- フレディ・マーキュリーはいかにして史上最高のロック・アイコンとなったのか?
- マネージャーが明かすフレディ『Mr. Bad Guy』制作秘話とミュンヘンでの生活
- クイーンの70年代の衣装を手掛けたデザイナーがフレディとの出会いを語る
- クイーン『Ballet For Life』:ロックバンド、バレエ、ヴェルサーチによるコラボ作品
- フレディのソロボックス『Never Boring』発売。ラミ・マレックのコメント到着
- フレディ・マーキュリーのベスト・ソング20曲
- フレディ・マーキュリーの言葉:クイーンの伝説的シンガーの発言を振り返る
- クイーン関連記事
- フレディ・マーキュリー関連記事





















