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フレディ・マーキュリー『Mr. Bad Guy』の40周年を記念して、1985年当時の貴重インタビュー公開

1985年にリリースされたフレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)のソロ・デビュー・アルバム『Mr. Bad Guy』の40周年を記念して、12月19日に発売予定の同作のアナログ盤再発に加え、フレディ・マーキュリーの公式YouTubeチャンネルでは、発売当時に音楽ジャーナリストのデヴィッド・ウィッグが行った貴重なインタビューが再公開されている。全3回からなるこのミニ・シリーズのうち、最初の2回が視聴可能となっている。
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新たに公開された第2回は、フレディ・マーキュリーのソングライティングに対するアプローチに焦点を当て、しばしば謎めいた彼の内面を垣間見せる内容となっている。作曲はフレディにとって簡単なものかというデヴィッド・ウィッグの問いかけに、フレディはタバコに火をつけ、少し考える間を置いた後、こう答える。
「メロディを書くこと自体は簡単なんだ。でも、歌詞の内容を考えるのは得意じゃない」
彼自身の言葉によれば、「僕は詩人じゃないし、そもそも歌詞を書くのは嫌いなんだ。誰か他の人がやってくれればいいのにと思うよ」。さらに冗談めかして、エルトン・ジョンの作詞パートナーであるバーニー・トーピンに言及し、「バーニー・トーピンがいてくれたらいいのにと思うことがある。でも僕はそういうタイプじゃない。全部自分でやりたいんだ。欲張りな性分だからね」と付け加えている。
フレディは続けて、自分の楽曲は常に時代を超えた感情へと立ち返るのだと語る。
「まったく別の題材で曲を書いてみたいとは思うけど、結局どれもとても感情的で悲劇的なところに行き着いてしまう。もしかしたら、僕自身がとても悲劇的な人間なのかもしれない。理由はわからないけど、最後には必ずユーモアの要素が加わるんだ。僕はとても愛情深い人間だからね」
デヴィッド・ウィッグは、フレディの楽曲は彼自身の生き方や内面を色濃く映し出しているのではないかと結論づけ、フレディもそれに同意する。
「僕は極端な人間なんだ。日によって変わる、カメレオンみたいにね。毎日がまったく違う。それが楽しいんだ。毎日同じ人間でいたくはない」
当時のインタビューを振り返り、デヴィッド・ウィッグは2025年に次のように語っている。
「彼はどうしても“Mr. Bad Guy”を作りたがっていた。クイーンでは成立しないと感じていた曲がいくつもあったからだ。このアルバムのために、彼は痛みと美しさに満ちた素晴らしい楽曲を書いた。“Made in Heaven”のような曲がまさにそうだ」
「Made in Heaven」に話題が及ぶと、インタビューの最後でデヴィッド・ウィッグは、フレディに「自分は天国に行くと思うか?」と問いかける。フレディは「いや、行きたくない。地獄のほうがずっといいよ。あそこでは面白い人たちにたくさん出会えそうだからね」と冗談めかして締めくくっている。
Written By Hannah Zwick
フレディ・マーキュリー『Mr. Bad Guy』40周年記念盤
1985年4月29日発売
40周年記念盤LP・CD / iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music
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