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ピーター・フランプトン『Wind Of Change』:リンゴやプレストンが参加したソロ・デビュー

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1972年5月26日にイギリスでリリースされた『Wind Of Change』は、ピーター・フランプトンにとって満を持してリリースしたソロ・デビュー作だった。ハードやハンブル・パイといったバンドで活動していたころから書き溜めたポップ、ロックの楽曲を収録した同作は自信に溢れ、すばらしいギター・フレーズや豪華なゲスト・ミュージシャンなど聴きどころが多い。

前述のバンドでの活動、さらにはフランプトンが、それまでにさまざまなアーティストの作品に参加してきたおかげで、『Wind Of Change』には錚々たる面々が名を連ねている。とりわけ目を引くのは「Alright」で、この曲ではピアノとオルガンをビリー・プレストン、ドラムズをリンゴ・スター、ベースをビートルズとゆかりの深いクラウス・フォアマンが演奏している。

同作にはほかにフォーリナーのミック・ジョーンズとリック・ウィルス、フランプトンのハード時代のバンドメイトだったアンディ・バウン、さらに管楽器の名手、ジム・プライス(ローリング・ストーンズやジョン・コッカー、デラニー&ボニーらの作品に参加)らが参加している。

Flash Frampton

プロデュースはピーター自身と、後にストーンズらを手掛ける、当時弱冠20歳のスタジオ・エンジニア、クリス・キムジーが務めている。ゆったりとしたテンポで、なおかつ勢いに溢れた「Jumping Jack Flash」はアルバム唯一のカヴァー曲で、同作からのファースト・シングルとなった。

続いてシングル・カットされたのはノリの良い「It’s A Plain Shame」で、この2曲は、ともに1976年の大ヒットアルバム『Frampton Comes Alive!』でも取り上げられている。『Wind Of Change』は、米チャート177位という成績を残すに留まったが、その後のフランプトンのヒット作の足掛かりになったと言っていいだろう。

Jumping Jack Flash

明るいアコースティックなサウンドをもつ同作の見事な音楽性は、フランプトン本人が複数の楽器を演奏したことによって高められているといえる。レコーディング当時まだ21歳だった彼は、ギターだけでなくキーボードやドラムズ、ダルシマー、ハーモニウムといった楽器も演奏。それまでの経験のすべてをここで出し切っている。

Written By Paul Sexton


ピーター・フランプトン『Wind Of Change』

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