Join us

Stories

ピーター・フランプトンの20曲:過去50年間で最も優れた英国人ミュージシャンの一人

Published on

Peter Frampton - Photo: Universal Music Group

我々は、過去50年間で最も著名な英国人ギタリスト兼シンガー・ソングライターの一人であるピーター・フランプトンを、この20曲のプレイリストで祝おうとしている。

この優れた英国人ミュージシャンは、10代で登場して以来、長年のキャリアの中で数多くの記念碑的なレコードを作ってきた。ピーター・フランプトンのファンによる彼のプレイリストは、数多く存在するだろう。しかし我々は、Spotify上の彼のカタログにあるアルバムの中から、最も優れたヴォーカルとギターのパフォーマンスを捉えた曲(全てではないが、基本は彼自身の作曲)を選んだ。

<関連記事>
アメリカだけで800万以上も売れた『Frampton Comes Alive!』
“1968年の顔”と呼ばれたピーター・フランプトンとザ・ハード
ハンブル・パイのフィルモアで録音されたライヴ盤

Herd

1950年の4月22日にブロムリーで生まれたピーター・フランプトンは、シャドウズのギタリストであるハンク・B.マーヴィンの大勢いる弟子の一人で、彼にインスパイアされて音楽のキャリアを目指したのがきっかけだった。彼は10代になる前からバンドをやっていたが、初めて世界に認知されたのは、ザ・ハードのメンバーとしてであった。

パーロフォンとフォンタナから発表された一連の魅力的な曲の中から、1967年のヒット曲「From The Underworld」と、早熟なソングライターとしてのピーター・フランプトンの初期の曲が味わえる雰囲気のある「On Your Own」を選んだ。

The Herd (feat. Peter Frampton) – From The Underworld (1967)

その後、スティーヴ・マリオットに招かれて、英国ロックの要塞、ハンブル・パイを共同で結成。同時に、ピーター・フランプトンはジョージ・ハリスンなどのバンドのメンバーとしても、認知されるようになった。まだ20歳だった彼は、ジョージ・ハリスンの無類の3枚組アルバム『All Things Must Pass』で演奏している。

ハンブル・パイ在籍時のピーター・フランプトンは、4枚のスタジオ・アルバムを発表し、それから1971年に、『Rockin’ The Fillmore』という歴史的なお別れのライヴ・アルバムを出した。感情豊かで熱いギター演奏とエネルギッシュなソングライティングを携えて、彼はハンブル・パイが特にアメリカで偉大なロック・バンドのひとつとなる上で、大きな役割を果たした。

I Don't Need No Doctor (Live At The Fillmore East / 1971)

その後、1972年に発表された初のソロ・アルバムのタイトル『The Wind Of Change』が示す通り、彼に変化の風が訪れた。その4年後にライヴ・アルバム『Frampton Comes Alive!』に収録されて、世界的に有名になった「It’s A Plain Shame」と「All I Want To Be ( Is By Your Side)」の2曲をプレイリストに入れた。

It's A Plain Shame (Live In The United States/1976)

1973年の『Frampton’s Camel』収録のライヴでのアンセム曲「Do you Feel Like We Do」も、同様にライヴ・アルバムのおかげでヒットした。マルチ・ミリオン・セラーとなった同ライヴ・アルバム収録の「Doobie Wah」の原曲は、『Something Happening』に入っている。キャリアを拡大するべく道を切り開き続けた彼は、1975年の『Frampton』で、「Nowhere’s Too Far (For My Baby)」というハイライトを築いた。

Nowhere's Too Far (For My Baby)

ピーター・フランプトンを真に世界的なアーティストにしたばかりか、トークボックス・ギターのテクニックが世界中で人気になるきっかけを作ったライヴ・アルバム『Frampton Comes Alive!』からのヒット曲も、このリストに入れている。次のアルバム『I’m In You』のアルバム・タイトル曲は、1977年の夏に全米シングル・チャートで自身最高記録となる2位を達成。

同アルバムには、彼の古いソウル・ミュージックに対する愛情が示されたスティーヴィー・ワンダーの「Signed, Sealed, Delivered (I’m Yours)(涙をとどけて)」のカヴァーも収録されていた。

Peter Frampton – Signed, Sealed, Delivered I'm Yours – 8/31/1979 – Oakland Auditorium (Official)

その後、1979年に全米でゴールドを獲得した『Where I Should Be』と、1981年の『Breaking All The Rules』がリリースされた。そして、歳月が流れる中で、ピーター・フランプトンは現代的であり続けたのみならず、堅実に新しいスタジオ・アルバムを発表してコンサートをやり続けた。そして、後世のブルースとソウルを注入したロック・ギタリスト達にとって、彼は巨大なインスピレーションとなっている。

2006年、彼は初のインストゥルメンタル・アルバム『Fingerprints』を発表。この作品は、彼と同様の精神と影響力を持つ大勢のアーティスト達と一緒に仕事をするチャンスとなった。喜ばしいことに、ハンク・マーヴィンがその一人で、「My Cup Of Tea」でピーター・フランプトンは、同じくシャドウズに影響を受けたブライアン・ベネットと共演している。

一方、「Cornerstones」では、ザ・ローリング・ストーンズのメンバー、チャーリー・ワッツと元メンバーのビル・ワイマンがフィーチャーされている。その成果が認められ、このアルバム『Fingerprints』はグラミー賞の“最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞”を受賞した。

Cornerstones

より新しいピーター・フランプトンの物語とサウンドを知らせるものとして、彼が2010年に発売した自伝的作品『Thank You Mr. Churchill』のアルバム・タイトル曲と、2014年の『Hummingbird In A Box』からの曲も入れた。『Hummingbird In A Box』のアルバム・タイトル・トラックは、アコースティック・ギタリストとしての彼の素晴らしさを詳細に提示している。もちろんアンプラグドかエレクトリックかに関わらず、ピーター・フランプトンは偉大なアーティストである。

Written By Paul Sexton


♪ プレイリスト『Peter Frampton In 20 Songs

  



 

Share this story
Share
日本版uDiscoverSNSをフォローして最新情報をGET!!

uDiscover store

Click to comment

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Don't Miss