史上最高のへヴィ・メタルのデビュー・アルバムTOP23

April 6, 2018


史上最高のへヴィ・メタルのデビュー・アルバムTOP23

ヘヴィ・メタルの世界に関して言えば、最高のへヴィ・メタルのデビュー・アルバムに必要な要素とは、実力と楽器の演奏力だけではなく、このジャンルを未開の領域へと推し進める能力だ。70年代のニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタルシーンの巨人から、80年代及び90年代スラッシュの先駆者や、現在活動中でメタルの未来を担う画期的なアーティストまで、過去40年間に発表されたベスト・メタル・デビュー・アルバム23枚をここにお届けしよう。

 

23. バロネス『Red Album』(2007)
ジョージア州サバンナを拠点に活動するこの4人組は『First』『Second』『Third』とシンプルな名が付けられたEPを3枚リリースした後、野心的な作品『Red Album』を発表した。このアルバムはこのバンドを要約している。ヘヴィでブルータルな部分もあれば、非常に美しくメロディアスなところもある。バロネスは多くの楽器を継ぎ合わせ、ミニマルな(しかしインパクト大の)ヴォーカルを間に入れながら、自分達の想いをリフに託すということをやってのけた。

必聴トラック「Rays On Pinion」

22. アンスラックス『Fistful Of Metal』 (1984)
『Fistful Of Metal』はその後のアンスラックスの代表作となる『Spreading The Disease(狂気のスラッシュ感染)』や『Among The Living』といった作品の源流となり、彼らの持つ潜在的な要素を感じさせる作品である。このアルバムそれ自体が素晴らしいといっているわけではないが、今日においても素晴らしい「Deathriders」と「Metal Thrashing Mad」といった2曲のキラー・トラックが収録されている。このアルバムには、その存在を際立たせるに充分なエネルギー、スピード、素晴らしいミュージシャンシップが満ちている。全体には素晴らしいフックとリフが多用され、燃えるような35分間であり、最初のアルバムとしては、非常に多くものが表現されている。

必聴トラック「Metal Thrashing Mad」

21. ラムシュタイン『Herzeleid』(1995)
故郷を飛び出す前から、このドイツ出身インダストリアル・メタル・グループのラムシュタインは、1995年のデビュー作でドイツの音楽誌が “ノイエ・ドイチェ・ヘァテ(ニュー・ジャーマン・ハードネス)” と呼んだ全く新しい音楽ジャンルを誕生させた。ラムシュタインのポストモダンなメタル・サウンドは、クラフトワークがドイツのハードコアテクノのレーベルであるプラネットコア・プロダクションに移籍したようなエレクトロニック・サンプルやドラムンベース・ビートの要素を注入しながら、ジャーマン・ロックと、スキニー・パピーといったオルタナティヴ・メタル・バンドの両者からインスピレーションを受けていた。こんこラジオ受けするユニークなエレクトロ・メタルで、世界中でさまざまな垣根を越えた成功を収めた。

必聴トラック「Du Riechst So Gut’」

20. マシーン・ヘッド『Burn My Eyes』 (1994)
もしあなたがほんの少しの専門的知識と、グルーヴに満ちたフィア・ファクトリーのインダストリアルなサウンドとパンテラの攻撃性をミックスし、そこにいくつかの筋肉と、重めなダブル・ベース・ドラムを投げ込めば、最高のメタル・デビュー・アルバムを作るための錬金術を手に入れることが出来る。マシーン・ヘッドはまさにそれを成し遂げたのだ。その一方で、ここに音楽的な激しさと社会的な主張も打ち込んだ。『Burn My Eyes』は、歌詞的にも、音質的にも、感情的な面においても、あらゆる面において、激しいデビュー作である。

必聴トラック「Davidian」

19. システム・オブ・ア・ダウン『System Of A Down』 (1998)
1998年の多様なメタル・シーンを見渡しても、システム・オブ・ア・ダウン(SOAD)のデビューは圧倒的に際立っていた。もし実力のないミュージシャンが、スラッシュとドゥームをブレンドし、そこに漫画っぽいコミカルなヴォーカルを載せたならば、それはきっと大惨事になっていたことだろう。しかし、SOADはそれらをすべてまとめてユニーク且つ 風変わりなアルバムを作り上げた。最初のシングルとなった「Sugar」は、このバンドが典型的なメタルのグループではないと注意をはらうきっかけとなった。SOADのようなバンドだけが「Peephole」「Spiders」や「War?」といった多彩な楽曲をひとつのアルバムにまとめあげることができるのだ。彼らには、充分なエネルギー、キャッチーなリフ、メロディックな才能があったのでそれを成し遂げることができた。歌詞はかわるがわる鋭く、馬鹿らしく、奇抜だったがそれでもうまくいった。加えて、このアルバムには、豪華で、重くて、キレの良い、素晴らしいギターのサウンドも注目すべき点だろう。

必聴トラック「Sugar」

18. マストドン『Remission』(2002)
マストドンのディスコグラフィーは非常に変化に富み豪華な為、デビュー作は見落とされがちだが、それはもったいない話だ。この作品は紛れもなく、史上屈指のメタル・デビュー・アルバムだ。マストドンが後に発表するアルバムの多くは、この作品の音楽的アイディアが土台になっているが、その中でも最も際立っているのはリフだ。このアルバムには非常に印象深い瞬間が幾つかある。オープニングの「Crusher Destroyer」は、この後の曲の「March Of The Fire Ants」や「Workhorse」、そして「Mother Puncher」のカッコいいリフと共に、アルバムの全体のサウンドを定義している。これら全てを、ブラン・“彼には腕が三本あるに違いない”・デイラーの素晴らしいドラミングが支えている。

必聴トラック「March Of The Fire Ants」

17. メシュガー『Contradictions Collapse』(1991)
さあこのジャンルをもっと深く追求しよう。と言うわけで、スウェーデンのマス・メタル・スラッシュ・テクニカル・メタル・バンドのメシュガーは、1991年のデビュー・アルバムのお陰で、最も重要なテクニカルでエクスペリメンタルなメタル・グループとして評価された。彼らの作品の中で『Destroy, Erase, Improve』が一番好きなアルバムとしてあげられることが多いが、驚くような変拍子の連打、不協和音や完璧なプレイがスタートしたのは、全てこの『Contradictions Collapse』からだった。

必聴トラック「Paralyzing Ignorance」

16. デフトーンズ『Adrenaline』(1995)
現在では広く普及しているヘヴィでシューゲイジングなドリーミー・メタルの先駆けとして、このベスト・メタル・デビュー・アルバムは評価されている。サクラメント出身のデフトーンズは、ソリッドなリフとドラマーのエイブ・カニンガムのグルーヴィーなドラミングによって、地に足がついており、大気圏でも道に迷うことは決してないだろう、それと同時に彼らはブルータルであることも恐れず、デビュー・アルバムはその双方が見事に混ざり合った作品であり、グループの多岐に渡る影響に触れることが出来る。

必聴トラック「Bored」

15. エンペラー『In the Nightside Eclipse』 (1994)
初期のブラック・メタルは寄せ集めのようなものだった。貧弱なプロダクション、難解なソングライティング、めちゃくちゃなヴォーカル。それらが一部の人にとってはブラック・メタルの重要な魅力のひとつであったが、エンペラーはそれとは違う道を選んだ。エンペラーの『In the Nightside Eclipse』はなによりもまず素晴らしい。リヴァーヴの効いたヘヴィーなギターと爆裂するドラムが作り上げる音の壁で、悪魔的なヴォーカルと記憶に残るシンセによって爪痕を残しながらも、決してくすんだサウンドにはならなかった。彼らの曲には、他のブラック・メタル・バンドが成し遂げることができなかったり、試みることさえ出来なかった音質のレイヤーが存在していた。もちろんプロダクションだけでなく、この作品には素晴らしい楽曲が収録されている。エンペラーが築き上げたサウンドの壁の中には、多種多様なものが存在している。9分のオープニングに続く曲「Into The Infinity of Thoughts」でを一聴しただけであなたの心はつかまれるだろう、だからこそ『In The Nightshade Eclipse』は歴史上最高のデビュー・アルバムと評価されているのだ。しかし、その先もこのアルバムは弱まることはない。ブラック・メタルに興味がある人のための素晴らしいイントロダクションであり、真に見直す価値のある作品だ。

必聴トラック「I Am The Black Wizards」

14. サフォケイション『Effigy Of the Forgotten』(1991)
サフォケイションは、音楽の演奏技術と卓越したソングライティングの長所を併せ持っている。このアルバムのスピーディーなギターの即興とブラストビートが詰まったパートの全てにバランスが取れている。普段はおとなしいサフォケイション・ファンでさえも、これを聴くとピット目掛けて駆け出すような、激しく力強いパワーをもっている。それもこれも1991年に成し遂げられた。今日でも他の人達がこの道を辿っているという事実はつまり『Effigy Of the Forgotten』がベスト・メタル・デビュー・アルバムのひとつとして、まだしばらくはその地位を維持し続けるということだ。

必聴トラック「Infecting the Crypts」

13. スリップノット:『Slipknot』 (1999)
90年代後半と00年代初期のヘヴィ・メタル・バンドには、精神的な不安定さを描写しようとするシンガー達がいた。その歌詞には「Keep your distance, I’m crazy / 距離を保て、俺は狂っている」といったようなことがほのめかされていたが、多くの歌詞は恐ろしいというよりも陳腐なものだった。しかし、スリップノットに関して言えば、その歌詞に共感することができた。スリップノットのメンバー達は、非常に力強く、彼等のショウはとても熱狂的で、エネルギーに溢れ、彼らのデビュー・アルバム『Slipknot』は激しい怒りに満ち溢れていた。しかし演劇的なお面やコスチューム、そして映像を除いたとしても、音楽的に彼らは多くのことを成し遂げていた。バンドは、タイト、打ち付けるようなリフと重いグルーヴで激しく揺さぶり、同世代のアーティストよりもメロディックな要素もある。歌っていようが、激しく叫んでいようが、アルバムのほぼ全ての曲にキャッチ―なフックがあった。そのうえ、アルバムでも特別に激しくキャッチーなシングル「Wait and Bleed」には、忘れることの出来ないコーラスがある。スリップノットの影響を受け多くのメタル・バンドが生まれたが、時間がたつにつれそれら消えていった。しかし、スリップノットが作り上げたメタルは、そういったバンドのように消えさってはいかない。彼らはこの時代における、そして他の歴史を含めても最高のメタル・デビュー・アルバムの1枚を作ったのだ。

必聴トラック「Surfacing」

12. ザ・ディリンジャー・エスケープ・プラン『Calculating Infinity』(1999)
『Calculating Infinity』はハードコア・キッズ、メタルヘッズ、それからバークリー音楽大学の卒業生達が集結する場所だ。音楽の演奏技術、凄まじいテンポ変化やジャズの拍子記号の変化が渦巻き混ざり合いながら、印象的なフックやキャッチーなブレイクダウンが時おり投入されている。これほどまでにジャズを融合したヘヴィ・ミュージックはかつてなかったし、この圧巻の結果は過去に類を見ない。『Calculating Infinity』は今でも非常に影響力の大きい作品であり、紘くに絶賛されている。

必聴トラック「43% Burnt」

11. オーペス『Orchid』(1995)
アルバム・ジャケットに花を載せるのは、あまりメタルっぽくないと感じるかも知れないが、スウェーデン出身のプログレッシヴ・メロディアス・デス・メタル・グループのオーペスは、常に予期しない選択をしてきた。彼らのデビュー・アルバムは、メタル界屈指の神々しい声と謎めいた叙情詩人(ミカエル・オーカーフェルト)を初披露しただけではなく、長いアコースティックなインタールードからは離れ、しわがれ声によるハウリングや、繰り返しのパートが殆どない複雑なプログレの傑作を生み出した。

必聴トラック「In The Mist She Was Standing」

 10. メガデス:『Killing Is My Business… And Business Is Good!』(1985)
メタリカを追い出された後のデイヴ・ムステインは使命を持った男になった。彼は“よりファストでヘヴィ”になりたいと思っていた。そうしてパッチをつけたベストを着込んだ人々によるスピード・メタル黄金時代の先導役になり、カミソリのような精密さと機知に富んだ言葉を用いながら、スラッシュ・メタルのヒット曲を次から次へと作り出し、その思いを見事達成させた。

必聴トラック「Rattlehead」

 9. オジー・オズボーン:『Blizzard Of Ozz』 (1980)
オジー・オズボーンがブラック・サバス脱退後に彼自身でバンドを支えていくことができるのかという疑問は、この傑出したデビュー・アルバムによって消えていった。「Crazy Train」といった代表曲など、このアルバムには多くの“ベスト・オブ・〇〇”となりうる楽曲が収録されている。しかしこのアルバムは、それよりもより深い作品だ。「Mr. Crowley」「Suicide Solution」、やや感傷的過ぎるバラード「Goodbye To Romance」はすべて素晴らしい部分である。アルバムのリリース後すぐに、ギタリストのランディ・ローズが亡くなってしまったが、オジー・オズボーンとランディ・ローズのデュオが作り出したこの美しい音楽を知らないものがいるだろうか?

必聴トラック「Crazy Train」

8. デス『Scream Bloody Gore』(1987)
フロリダ州オーランド出身のメタル・バンドのデスを聴くたび、チャールズ・シュルディナーの成し遂げてきたことに我々は驚嘆する。メタルは演奏技術的に複雑になることもあるから、メタル・バンドのヴォーカルがライヴで楽器をプレイすることは少ない。しかしシュルディナーは、そのどちらもやれるほどの才能の持ち主であり、それを見事にやってのけた。彼は真のイノヴェーターであり、ギターとヴォーカルの両方を自由に繰る人であり(おまけに素晴らしい詩人でもあった)、その才能の全てが、史上初のデス・メタルのアルバムと言ってよい、この作品中に融合されている。

必聴トラック「Zombie Ritual」

7. モーターヘッド『Motörhead』 (1977)
もしあなたが、モーターヘッドのすべての作品を聞いならば、そこにはある一貫性が完成されており、その長い物語のようなキャリアを通じて、本質的な核を大幅に変更する必要がなかったというのがわかるだろう。レミー・キルミスターのソウルフルでざらついたヴォーカルによって歌われる燃えるようなブルースとルーツ・ミュージックの組み合わせは時代を超えるものであり、モーターヘッドが他のバンドよりもうまくいった理由がわかる。『Motörhead』のプロダクションは少しラフなもので、その後の代表作となる『Overkill』や、『Ace of Spades』や『Inferno』よりも少し緩い、しかし、彼等の特異なサウンドの基盤(そして、レミー・キルミスターの神の様なステータス)はすでに完成されていた。

必聴トラック「Motörhead」

6. パンテラ『Cowboys From Hell』 (1990)
このアルバムはヘア・メタルの滅亡を予告していた。ニルヴァーナの『Nevermind』がメタル・ファンを含む音楽界全体に大きな衝撃を与えていた一方で、『Cowboys From Hell』は当時のメタルを支配していたサウンドに著しい変化を与えていた。もちろんパンテラはこのアルバムよりも前に数枚のアルバムをリリースしていることは有名な話だ。しかし、バンド自身もこの作品を真のデビュー作としてとらえている。この作品は音質的にもパンテラをパンテラたらしめる場所へ導いた作品である。リフは複雑かつタイトで、ギターもヴォーカルもドラムもスリムでプリミティブとなり、歌われる歌詞のテーマは同世代のアーティストよりもはるかにダークなものだった。そしてバンドのグルーヴがフロントとセンターに存在し、このアルバムが'グルーヴ・メタル'の基盤となることをも示している。象徴的な楽曲である「Cowboys From Hell」や「Cemetery Gates」はもちろんのこと、このアルバムには本当に傑出した楽曲が収録されている。 「Domination」はモッシュ・ピットにおける定番曲であり、その一方でスピード感がありアクセントのあるリフの「Heresy」はパンテラがいかにタイトなグループであるかを示している。パンテラはこの2年後に『Vulgar Display Of Power』でヘア・メタルにとどめを刺した。それはすべての最高のメタル・デビュー・アルバムが成しえる例といえるだろう。

必聴トラック「Domination」

5. アイアン・メイデン:『Iron Maiden(邦題:鋼鉄の処女)』(1980)
NWOBHMの先駆者アイアン・メイデンが5年の歳月を掛けて制作したセルフ・タイトルのデビュー・アルバムは、ジューダス・プリースト以降のメタルの世界に新しく素晴らしい方向性を与えた。ツイン・ギターのハーモニーや嵐のようであり難解なドラミングなど、へヴィ・メタルとしてよく知られる要素が全てそこにあった。そこへ彼らはパンクのDIYスピリットとプログレッシヴ・ロックのインストゥルメンタルの複雑さを投入し、この後数え切れない人々が辿ることになる新しい青写真を生み出した。

必聴トラック「Running Free」

4. スレイヤー『Show No Mercy』(1983)
“スラッシュ四天王”のひとつであるカリフォルニア出身メタル・バンドのスレイヤーは、デビュー・アルバム『Show No Mercy』の後、アンダーグラウンドの人気者からヘッドライナー・アクトへと躍り出て、エクストリーム・メタル界での地位を確立した。サタンのイメージとハードコア・ミュージックの燃えるようなエネルギーを組み合わせながら、スレイヤーは強烈なリフと壮大なソロが詰め込まれたユニークなサウンドの基礎を築いた。そうしてスラッシュ・メタルは一変した。

必聴トラック「Black Magic」

3. ディオ『Holy Diver』(1983)
こういうタイプのランキングの常連であり多くのメタル・ファンの心の中にあり続けるロニー・ジェイムズ・ディオ率いるバンド、ディオのデビュー作品は即座に史上最高のメタル・デビュー・アルバムの仲間入りを果たし、同時代を代表する不朽のアルバムであり続けている。イギリスを代表する二組のバンドであるブラック・サバスとレインボーのヴォーカリストとして成功を手にした後、ディオはあいさつ代わりに、伝説のギタリストのヴィヴィアン・キャンベルとベーシストのジミー・ベインを採用し、人々が手本とする音楽界屈指のシンガーが歌うメタル・アンセム満載のアルバムを作り上げた。

必聴トラック「Holy Diver」

2. メタリカ『Kill’Em All』(1983)
アイアン・メイデンがスラッシュ的なバラードを生み出したのだとしたら、メタリカはそれを完成させた。画期的なデビュー作『Kill’Em All』で、彼らはNWOBHMの先人達の複雑なインストゥルメンタルと、スラッシュ・サウンドの威力を用いながら、アルバム・タイトルが示す通りみんなをやっつけようとしていることを示した。ギタリストのジェイムズ・ヘットフィールドのプレイが『Kill’Em All』を引っ張り、他のメンバーが厳密に制御された怒りの塊となって後に続いていく。最も影響力のある80年代屈指のメタル・バンドは、この作品を皮切りに数多くの傑作を発表することになる。

必聴トラック「Seek And Destroy」

1. ブラック・サバス『Black Sabbath(邦題:黒い安息日)』(1970)
ワーグナーの「Ride Of The Valkyries(邦題:ワルキューレの騎行)」以来、悪の本質をこれほどまでに完璧に捉えた音楽はなかった。ディープ・パープル、レッド・ツェッペリン、ブルー・チアーといったバンドのブルージーなタッチを用いながら、ブラック・サバスはこれをよりヘヴィでもっとダークな場所へと持っていき、今日我々が知っているメタルという壮大なジャンルを生んだのだ。オジー・オズボーンの威嚇するようなヴォーカルと、ギタリストのトニー・アイオミのリフは、メタルの革命を促すことになる必須要素を生み出した。

必聴トラック「Black Sabbath」

(*本記事およびリストは本国uDiscovermusicの翻訳記事です)


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