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ロック・アーティストによりカヴァーされることで、国内外で人気を博したR&B楽曲

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ロックとポップ史は、既存の素材を独自の解釈により幅広いオーディエンスへと届ける良識とタイミングを読む力をもったアーティストに溢れている。

uDiscoverはポップ及びロック・アーティストによりカヴァーされることで、国内外で人気を博したR&Bのオリジナル楽曲をここに讃えることにした。その特性ゆえチャートに入ったり、エアプレイされるも、リメイクされるまではメインストリーム・オーディエンスの心を十分に捕らえることのなかった、リズム&ブルースの伝統を継ぐ50曲だ。

プレイリストには、エルヴィス・プレスリー、ザ・ビートルズザ・ローリング・ストーンズ等史上最高の偉人達や、クリーム、レッド・ツェッペリン、オールマン・ブラザーズ・バンド等の偉大なブルース・ロック・アーティスト、それからデイヴ・クラーク・ファイヴからザ・ウォーカー・ブラザーズまで人気ポップ・アーティスト等のキャリア初期に力となった曲が含まれている。またジョージ・ハリスン、ブロンディからジ・オズモンズまで、また、エルトン・ジョンからシンプリー・レッドエルヴィス・コステロまで、多くの人々にリメイクされた曲のオリジナルも入れた。

例えば、ビッグ・ママ・ソーントンの「Hound Dog」やアーサー・ビッグ・ボーイ・クルーダップの「That’s All Right」がなかったら、若きエルヴィス・プレスリーはどうしていただろう? ジェリー・リーバーとマイク・ストーラーが書き、リトル・ウィリー・リトルフィールドが初レコーディングした「Kansas City」や、アーサー・アレキサンダー「Anna (Go To Him)」のような曲なくして、ザ・ビートルズはジョン・レノンポール・マッカートニー自身が立派な作曲家になるまでの隙間を、どうやって埋めただろう?

実際、アーサー・アレキサンダーは、ザ・ビートルズにカバーされ、ザ・ローリング・ストーンズも彼の「You Better Move On」をカバー。またはアーサーは、1972年にエルヴィス・プレスリーがカバーしてヒットさせたデニス・リンド作曲「Burning Love」の過小評価されたカバーも歌っており、この曲を初めて手掛けたアーティストという栄誉を称え、このリストに登場する。

その他リスト中でザ・ローリング・ストーンズをインスパイアしたアーティストは、「Little Red Rooster」のリメイクがUKナンバー・ワンに輝いたハウリン・ウルフと、2016年後半チャート1位を獲得したアルバムのタイトル・ソング「Blue And Lonesome」のリトル・ウォルター。それからクルト・ヴァイル=ベルトルト・ブレヒト作「Mack The Knife」のルイ・アームストロングのヴァージョンは、この曲の初レコーディングではないが、ボビー・ダーリン、エラ・フィッツジェラルドフランク・シナトラ等々多くの人々が取り上げる遥か前に初シングル・リリースされた。

その他複数回登場するアーティストも数人いる。ジェームス・レイのオリジナルでルディ・クラーク作の楽曲2曲、ジョージ・ハリスン「Got My Mind Set On You(邦題:セット・オン・ユー)」とザ・ビートルズ同時代のフレディ&ザ・ドリーマーズ「If You Gotta Make A Fool Of Somebody」を収録した、両者にどう影響を与えたか分かるだろう。過去60年のチャートを通してそれぞれの曲をご存じかと思うが、ここではこれ等を初めて取り上げたソウル&ブルース・アーティストを讃えようではないか。


♪ プレイリスト『The Secret History of Rock and Pop』を聴く:Spotify


 

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