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ウッドストック50周年記念フェスが50年前と別場所のワトキンス・グレンで開催

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1969年8月15日から17日までの3日間開催された伝説のウッドストック・フェスティバルの共同創始者であるマイケル・ラングは、ローリング・ストーン誌とニューヨーク・タイムズ紙のインタビューの中で、2019年、同フェスティバルの50周年を記念したオフィシャル・フェスティバル“ウッドストック50”を計画していることを明かした。しかしながら、2019年8月16日から18日にわたって開催予定のこの新たなフェスティバルの会場は、ニューヨーク州ベセルにある50年目に開催した元々の場所ではなく、ニューヨーク州北部に位置するワトキンス・グレンになるという。

第1弾出演アーティストは2月に発表される予定となっており、プレスリリースによると、ワトキンス・グレンで開催される3日間に渡るステージには60組以上のアーティストが出演することになるという。

マイケル・ラングはローリング・ストーン誌に対して、「かなり大掛かりなイベントになります。ヒップホップやロックに加え、ポップ・アーティストやオリジナルのフェスティバルに出演した大物バンドなども出演する予定です。それからユニークなコラボレーションや、再結成、注目すべき新鋭アーティストなどの可能性も探っています」と語った。さらに、ジャニス・ジョップリンやジェファーソン・エアプレイン他オリジナルのウッドストックに出演したアーティストへのトリビュート・パフォーマンスなども視野に入れているそうだ。

マイケル・ラングはニューヨーク・タイムズ紙に対して、今回の“ウッドストック50”が社会運動の場になって欲しいという意向も語っている。「このフェスティバルの参加者には、単純にコンサートに行くこと以上の意義を感じてもらいたいです。そして、出演する多くのバンドにも、参加者が自らを声を上げ、選挙投票に出向くための後押しをしてもらいたいと願っています。もし自分が票を投じたい候補者がいないのであれば、そういった人物を探したり、もしくは自ら立候補してもらいたいのです」。3日間に渡って開催される“ウッドストック50”では、およそ10万枚のチケットの販売を想定している。

さらに彼は、1999年に開催されたウッドストックが暴動や性的暴行によって損なわれてしまった件にも言及し、「1999年のフェスティバルはウッドストックというよりはMTVのイベントのようなものでした。もちろん僕にもその責任はあります。またあの頃は音楽が怒りに満ちていた時期でもありました。ウッドストック 1999はそういった意味で、単なる音楽フェスティバルであり、そこには社会的な重要性は存在しませんでした。ただの大規模なパーティといったところです。今回のイベントではオリジナルのフェスティバルに立ち戻って、当時の意義に沿ったものにするつもりです。私たち自らが運営することでそれが実現できるのです」。

Written by Tim Peacock


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