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プッシーキャット・ドールズのデビュー作『PCD』が発売20周年。収録曲「Buttons」の新映像公開

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Cover: Courtesy of UMG

名作ミュージック・ビデオの舞台裏に迫るVevoの映像シリーズ“Vevo Footnotes”で、新たにプッシーキャット・ドールズ(The Pussycat Dolls)の「Buttons ft. Snoop Dogg」が取り上げられている。

この映像は、彼女たちのデビュー・アルバム『PCD』の発売20周年を記念して制作されたもので、2006年夏にリリースされたスヌープ・ドッグをゲストに迎えたシングル「Buttons」の人気リミックスは、ミュージック・ビデオとともに世界的なヒットを記録。現在ではYouTubeでの再生数が10億回に迫っている。

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The Pussycat Dolls – The Making of 'Buttons' | Vevo Footnotes ft. Snoop Dogg

ショーン・ギャレット、ジャマール・ジョーンズ、ジェイソン・ペリーが共作した「Buttons」は、全米で200万ダウンロードを記録。これによりプッシーキャット・ドールズは、3曲のシングルがこの大台を突破した史上初のガール・グループとなった。同シングルは後に全米レコード協会(RIAA)によってプラチナ認定を受けている。

新たに公開されたVevo Footnotesの映像では、フランシス・ローレンスが監督した同曲のミュージック・ビデオ制作の裏側と、プッシーキャット・ドールズのルーツが紹介されている。グループはもともと振付師ロビン・アンティンによってバーレスク集団として1995年に結成され、ロサンゼルスの有名ナイトクラブ、ザ・ヴァイパー・ルームでクリスティーナ・アギレラ、カーメン・エレクトラ、クリスティーナ・アップルゲイト、グウェン・ステファニーといった豪華スターたちをゲストを迎え定期公演を行なっていた。

 

プッシーキャット・ドールズの成り立ち

2003年、インタースコープ・レコードのジミー・アイオヴィンがグループを“ムーラン・ルージュとスパイス・ガールズを融合させたような本格的なガール・グループ”へと移行させるために、固定メンバーを選ぶオーディションを開催した。

カーミット・バシャーはプッシーキャット・ドールズのオリジナル・ラインナップから唯一残ったメンバーであり、フロントウーマンのニコール・シャージンガーは、かつてブラック・アイド・ピーズに加入を打診されていた経緯から、メンバーのウィル・アイ・アム自らがジミー・アイオヴィンに推薦した。

グループのプロデューサーであるロン・フェアは、この映像の中で当時の彼女たちについて次のように語っている。

「ドールズのメンバーはそれぞれが世界レベルの才能を持っていた。勝ち続けるバスケットボールチームのように、各メンバーが果たすべき役割を担っていたんだ。楽しさや女性的な魅力、ファッション性に加え、卓越したダンスと耳に残るサビ、そして優れたクラブ・ミュージックとしての要素をすべて兼ね備えていた」

2006年のインタビューで、ニコール・シャージンガーは「Buttons」のミュージック・ビデオの狙いを「ドールズのルーツに立ち返り、コルセットの雰囲気を取り入れて、少し荒削りで、よりセクシーに仕上げることだった」と語っている。カーミット・バシャーも同様の考えを示し、このビデオについて「自分たちの出発点へのオマージュ」と表現している。

グループは2019年に活動休止に入ったものの、同年にツアーのために再結成した。彼女たちの音楽はその後も世代を超えて関心を集め続けており、先月にはカナダ出身のDJ BLOND:ISHが代表曲「Don’t Cha」のクラブ・リミックスを発表している。

Don't Cha (with BLOND:ISH)

Written By Sam Armstrong


プッシーキャット・ドールズ『PCD
2005年9月12日発売
iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music



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