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神戸で育った歌手/作曲家/スライドギターの名手、エレン・マキルウェインが逝去。その功績を辿る

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歌手、ソングライター、そしてスライドギターの名手として1960年代後半に注目を集め、70年代初頭から数多くのソロ・アルバムを発表してきたエレン・マキルウェイン(Ellen McIlwaine)が、2021年6月23日、彼女にとって第2の故郷であるアルバータ州カルガリーのホスピス・センターで逝去した。享年75だった。

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Up From The Skies

1945年にナッシュビルで生まれたエレン・マキルウェインは、彼女を養子に迎えた宣教師の両親のもと、神戸のインターナショナル・コミュニティで育ち、1960年代半ばにアメリカに移住し、アトランタで音楽活動を始めた。彼女は、ニューオーリンズのR&B、ヨーロッパのクラシック音楽、伝統的なカントリーミュージックなど、幅広いジャンルの音楽から影響を受けている。彼女のオフィシャル・サイトには次のように記されている。

「中東の哀歌、インド、パキスタン、西アフリカなどの音楽から影響を受けたエネルギッシュなリズム&ブルースやアカペラのゴスペル曲が、彼女の素晴らしいスライドギターとアグレッシヴなヴォーカルとが織りなすパフォーマンスを駆り立て、ダイナミックなショーを生み出している」

1966年にグリニッジ・ヴィレッジ のシーンで活躍し始めたエレン・マキルウェインは、当時はほぼ無名で、その後英国へ移住し大きな成功を収めることになるジミ・ヘンドリックスとも共演を果たしている。彼女は、1972年の雑誌ビートルの取材に、ジミ・ヘンドリックスについてこう語っていた。

「彼のことは印象に残っています。ニューヨークのカフェ・ア・ゴー・ゴーで一緒に演奏したとき、彼がギターで音を出すのを見て、ギターを声として使うことを学びました。それは彼から教えてもらったことだと思っています」

Weird Of Hermiston

ニューヨークでは、オデッタ、リッチー・ヘブンス、ミシシッピ・ジョン・ハートらとも交友を深めた彼女は、その後アトランタへと戻り、当時はまだ珍しかった女性が率いるサイケデリック・ロック・バンド、フィア・イットセル(Fear Itself)のフロントウーマンとなった。

同バンドの唯一の作品は、世界を股にかけるトム・ウィルソンがプロデュースを手掛けたセルフタイトルのアルバムで、1968年にドット・レコードからリリースされている。その後、ソロ・アーティストとしてポリドールと契約を交わしたエレン・マキルウェインは、1972年にソロ・デビュー作『Honky Tonk Angel』、翌年に『We The People』を立て続けに発表。

デビュー作『Honky Tonk Angel』は、前半がライヴ音源、後半がスタジオ音源で構成されており、ジャック・ブルース作曲/ピート・ブラウン作詞によるジャック・ブルースのカヴァー「Weird of Hermiston」や旧友ジミ・ヘンドリックスの「Up From The Skies」のライヴ・ヴァージョンに加え、ブラインド・フェイスの「Can’t Find My Way Home」のカヴァーや自作曲2曲のスタジオ録音などを収録。このアルバムと2作目の『We The People』は、1993年に2枚組アルバム『Up From The Skies: The Polydor Years』として再発されている。

1975年のアルバム『The Real Ellen McIlwaine』以降、どのレーベルにも属さないインディペンデント・アーティストとして作品を録音してきた彼女は、1978年に同アルバムがチャート入りしたオーストラリアで特に高い人気を誇り、2008年にはパティ・ラーキン率いるギター・アンサンブル“La Guitara”の全米ツアーに、2009年と2010年には、スー・フォーリー率いる“Guitar Women”のカナダ・ツアーに参加していた。

Can't Find My Way Home

最近では、2010年にライヴ・アルバム『Live in Gray Creek』を発表。2013年には、ジミ・ヘンドリックスのドキュメンタリー映画『Hear My Train A Comin’』に出演し、近年は自伝の執筆にも取り組んでいたという。

彼女は、雑誌サウンズによる1974年のインタビューで、次のように語っていた。

「女性ギタリストが誰からも相手にされないのはひどいことだと思います。女性がギターを弾くなんて好ましくないことなんですって。何故って、ギターが目の前にあって、多くの人が見たいと思っている身体の真ん中を隠してしまうから。レコード会社だって、ギターなんか捨ててバンドの前で体をくねらせればいいと思っている」

「パフォーマーとしては、自分と観客の間にエネルギーを生じさせなければと思っています。私はただ、感覚に止められるまで、演奏を続けるのみです」

Written By Paul Sexton



エレン・マキルウェイン『Up From The Skies: The Polydor Years』
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