今年のBrit Awards新人部門ノミネートで注目のシエナ・スパイロ
2005年ロンドン生まれのシンガー・ソングライター、シエナ・スパイロ(Sienna Spiro)が、キャリア初期にして立て続けに大きな節目を迎えている。最新ツアー“The Visitor Tour”における自身初の北米公演は、発表と同時に数秒でソールドアウトを記録し、その反響を受けて追加公演が決定した。
“The Visitor Tour”は、現地時間3月3日にロサンゼルスのトルバドールで幕を開け、3月18日にニューヨークのバワリー・ボールルームで北米公演を締めくくる。その後はイギリスおよびヨーロッパへと舞台を移し、ダブリン、ロンドン、ケルン、パリなどを巡演。ヨーロッパ公演は5月24日に終了する予定だ。
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ツアーの即完に加え、シエナの楽曲「Die On This Hill」も快進撃を続けている。同曲は最近、Spotifyのグローバル・チャートでトップ10入りを果たし、レイやオリヴィア・ディーンに続く、同チャートでトップ10入りを達成した数少ないイギリス人アーティストの一人となった。さらに、デビュー・アルバム未発表のアーティストとしては唯一の快挙でもある。
バイラル・ヒットとなっているこのバラードは、これまでに全世界で1億7300万回以上のストリーミング再生を記録。20カ国以上でトップ50入りを果たし、全英シングル・チャートでは最高9位を記録している。
現在20歳のシエナ・スパイロは、地道なライブ活動を通じて着実に存在感を高めてきた。サム・スミスがニューヨークで行ったレジデンシー公演では6公演にわたりオープニングを務め、テディ・スウィムズの北米ツアーにも帯同。また、「Later… with Jools Holland」「The Today Show」、そして直近では「The Tonight Show Starring Jimmy Fallon」といった人気テレビ番組で「Die On This Hill」を披露している。
シエナは同曲について、次のように語っている。
「“Die On This Hill”は、私にとって本当に多くの意味を持つ曲。でも、聴くたびに結局は“自分自身”を強く思い出させてくれる。私が誇りに思っていることのひとつが忠誠心。人を心の中に迎え入れるのは簡単じゃないけれど、一度受け入れたら、その絆は揺るがない。それは祝福でもあり、呪いでもある。私は、誰かが自分らしさを見つける手助けをするあまり、自分自身を見失ってしまうことが多い。自分では頑固さだと思っていたものの正体は、実は“自分は誰かにとって一時的な存在にすぎないのではないか”という深い恐れ。“Die On This Hill”という言葉は、私にとって忠誠心そのものを意味しているんです」
先月、シエナ・スパイロは、ジェイコブ・アロン(デビュー作『In Limerence』が2025年の“マーキュリー・プライズ”にもノミネートされた)およびポップ・シンガーのローズ・グレイと並んで、2026年ブリット・アワードの“クリティクス・チョイス賞”の最終候補に選出された。
ブリッツ・ライジング・スター賞”から改名された同賞は、英国音楽の未来を担う新人アーティストを見出すために2008年に創設。受賞者は、メディア、放送、音楽業界の新進音楽に精通した有識者チームによって選出され、英時間2026年2月28日にマンチェスターのコープ・ライヴで開催される(ロンドン以外の都市で開催されるのは今回が初)ブリット・アワードの授賞式に先駆け、1月に発表される。
Written By Griffin Blair
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