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  • 海上自衛隊東京音楽隊 三宅由佳莉のアルバム『祈り~未来への歌声』がハイレゾ音源で登場

    海上自衛隊東京音楽隊 三宅由佳莉のアルバム『祈り~未来への歌声』がハイレゾ音源で登場

    東日本大震災により大切な家族を失ってしまった子供たちや被災者の方々への応援歌として、海上自衛隊東京音楽隊の河邊一彦隊長(当時)により制作されたオリジナル曲 〈祈り~a prayer〉をはじめ、〈花は咲く〉〈アメイジング・グレイス〉〈ふるさと〉〈夢やぶれて〉といった感動の名曲ばかりを収録したアルバム『祈り~未来への歌声』は、2013年8月に発売された。

    当時自衛官唯一のヴォーカリストであった三宅由佳莉3等海曹の美しく凛とした歌声と、名手揃いの海上自衛隊東京音楽隊の熱演によって大ヒットを記録し、「第28回 日本ゴールドディスク大賞」クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤーと、「第55回 日本レコード大賞」企画賞を受賞するなど、大変高く評価された。

    その『祈り~未来への歌声』が、88.2kHz/24bitのハイレゾ音源で本日2021年3月3日より配信されることになった。収録を担当したエンジニアにより丹念にリマスタリングを施された高音質音源は、より音楽のニュアンスを豊かに伝え、感動をさらに倍増させてくれるものとなっている。

    今回のハイレゾ音源のリリースに際して、海上自衛隊音楽隊は次のようにコメントしている。

    「東日本大震災から10年。この未曾有の大災害に思いを致し、海上自衛隊音楽隊はこれからも被災された皆様、国民の皆様に心を込めた演奏を届けていきたいと思います。祈り~未来への歌声。このアルバムを通して、改めて皆様とともに未来に向けて歩んで行けたらと思います」 ―海上自衛隊音楽隊


    ■リリース情報

    2021年3月3日発売
    『祈り〜未来への歌声』ハイレゾ(88.2kHz/24bit)
    三宅由佳莉(ソプラノ)
    CD

    収録曲:
    1 祈り ~ a prayer (piano version) ※ピアノとのデュオ
    2 夢やぶれて(ミュージカル《レ・ミゼラブル》より)
    3 交響組曲《高千穂》~第2楽章:仏法僧の森
    4 スタンド・アローン(NHKドラマ『坂の上の雲』メインテーマ)
    5 花は咲く(「明日へ」NHK東日本大震災復興支援ソング) ※ピアノとのデュオ
    6 浜辺の歌
    7 ふるさと
    8 翼をください ※ピアノとのデュオ
    9 トゥモロー (ミュージカル《アニー》より)
    10 タイム・トゥ・セイ・グッバイ
    11 アメイジング・グレイス
    12 祈り~a prayer (full version)

    歌唱:三宅由佳莉(ソプラノ)(3等海曹)
    ピアノ:太田紗和子(2等海曹) [1, 5 & 8]
    海上自衛隊東京音楽隊
    指揮:河邊一彦(東京音楽隊長2等海佐)



     

  • ミロシュ、10周年記念のアルバム『The Moon & The Forest』を4月リリース、先行配信を開始

    ミロシュ、10周年記念のアルバム『The Moon & The Forest』を4月リリース、先行配信を開始

    世界中で愛されるギタリスト、ミロシュが自身のために書き下ろされた2つの世界初演のギター協奏曲を収録したニュー・アルバム『The Moon & The Forest』が2021年4月30日に全世界リリースされる。先行予約は本日2月26日よりスタート。また、先行シングル「Ink Dark Moon, II. Largo flessibile」も本日より配信がスタートした。

    ミロシュがデビュー・アルバム『ミロシュ・デビュー!~地中海の情熱』で世界を席巻してから10年。デビュー10周年を記念し、本作はカナダの伝説的な映画作曲家ハワード・ショア(「ロード・オブ・ザ・リング」、「ホビット」他)と、アメリカを拠点に活動するイギリスの作曲家ジョビー・タルボット(バレエ音楽:「不思議の国のアリス」、「冬物語」他)の両作曲家と緊密に協力したものとなっている。

    Talbot: Ink Dark Moon – II. Largo flessibile

    ショアは自身の作曲「The Forest」について、「私の音楽は、自然から直接影響を受けているように思います。季節の移り変わりは、作品を整理するための方法でもあり、作品の構成の指針にもなりました。」と述べている。

    ミロシュはこの曲について、「私は、音の質感、音楽的な色の濃淡の中に、ハワードが私の故郷モンテネグロの響きを織り込んでいることに心を打たれました。モンテネグロの森は、最初から私インスピレーションの源であったので、出来上がった曲はとても個人的でスリリングなものになっています。」と語る。

    そして、タルボット作曲の「Ink Dark Moon」はイギリスのクラシック音楽コンサート・シリーズBBCプロムスで、怪我から復帰したMILOŠの舞台復帰を記念して初演された。

    ミロシュはこの曲について次のように語る。「「Ink Dark Moon」は完璧なシンフォニーのような作品です。ジョビーはギターを称え、その繊細な声を音と色のベールで包み込む。この曲を演奏すると、私の想像力は私の知らなかった場所へと広がっていきました。」

    タルボットは自身の作曲について、「このようなユニークな才能を持つミロシュのために新しい協奏曲を書くにあたり、私はミロシュのコミュニケーションと表現力という、特別で並外れた才能のためのプラットフォームを作りたいと考えました。彼のソロ・コンサートで見たような、聴衆と演奏者の間のユニークな結びつきの余地を残すことができればと思いました。」と話す。

    また、本作は2つの世界初演の協奏曲のほかに、エイナウディの「Full Moon」とシューマンのピアノ曲『子供の情景』より「トロイメライ」をソロ・ギターのために親密にアレンジした新作も収録されている。


    ■リリース情報

    2021年4月30日発売
    『The Moon & The Forest』
    ミロシュ
    iTunes / Apple Music / Spotify /Amazon Music

    収録曲:
    JOBY TALBOT:「INK DARK MOON」
    1. I. Andante espansivo
    2. I. Allegro molto energico
    3. I. Luminoso
    4. I. Allegro energico
    5. II. Largo flessibile
    6. II. Adagio contemplativo
    7. III. Allegro vigoroso
    EINAUDI ARR. MICHAEL LEWIN
    8.「Full Moon」
    HOWARD SHORE:「THE FOREST」
    9. Movement I
    10. Movement II
    11. Movement III
    SCHUMANN ARR. MICHAEL LEWIN
    12.「Träumerei」 (from Kinderszenen Op.15 No.7)




     

  • 吉永小百合主演映画『いのちの停車場』のエンディングを村治佳織が担当、サウンドトラックは5月発売

    吉永小百合主演映画『いのちの停車場』のエンディングを村治佳織が担当、サウンドトラックは5月発売

    5月21日公開の映画『いのちの停車場』のエンディングテーマの作曲をギタリスト村治佳織が務めることが発表された。

    映画は、南杏子の『いのちの停車場』(幻冬舎)を原作とした心揺さぶるヒューマン医療ドラマ。主演の吉永小百合が初めての医師役をつとめ、松坂桃李、広瀬すず、石田ゆり子、田中泯、西田敏行、他、日本映画界を象徴する錚々たるキャストが集結した大作映画だ。

    主演の吉永と村治は、吉永のライフワークでもある原爆詩の朗読CDに村治のギター演奏をBGMとして使用したことから交流をスタートさせ、親交を深めていった。そして、吉永が主演・プロデュースを務めた2014年の映画『ふしぎな岬の物語』ではメインテーマ「望郷」の演奏を村治が担当し、それは同時に2013年に大病で休養を余儀なくされた村治にとって復帰の舞台ともなった。

    その縁もあり今回、映画の製作総指揮を執る岡田裕介東映グループ会長が村治に直接作曲をオファーした。村治は初となる作曲での楽曲提供に挑戦し、岡田会長の示した「人生」というテーマを見事に表現、映画ラストの繊細なメッセージを聞く者の心に訴えかける名曲が誕生した。

    村治作曲のデモに心躍らせた岡田会長は、「エンディングとしては歌詞のない女声ヴォーカリーズを採用し、さらにそれに歌詞を付けた楽曲を製作できないか」と考え、映画のテーマである “かけがえのないひとつひとつの命”を鼓舞する応援歌という位置づけでもう1曲の楽曲を製作することが決定した。

    その応援歌の作詞を務めたのは、名シンガーソングライターの小椋佳。小椋は岡田会長とは旧縁であり、俳優であった岡田会長が小椋のファースト・アルバム「青春~砂漠の少年」のジャケット写真とナレーションを務めた際、そのジャケット写真が当時顔出しをしていなかった小椋の肖像だと誤解されて話題を呼んだ逸話もある。

    敬愛する小椋佳に作詞を依頼しようとしていた矢先、2020年11月18日、岡田会長は急逝。それは岡田会長が村治のデモを聞いた、たった5日後のことであった。映画『いのちの停車場』は5月21日全国公開。オリジナル・サウンドトラックは5月19日に発売となる。

    <村治佳織 コメント>

    2014年の、吉永小百合さん初プロデュース映画『ふしぎな岬の物語』への参加を通して岡田裕介会長との出会いの機会をいただきました。「今回の映画は、作曲で参加してほしい」と昨年初夏に会長より伺いました。

    エンディングテーマというスケールの大きさを背負い、考え込んでしまい、なかなかメロディが浮かんでこなかった時に、「映画の内容を音楽で表そうとするのではなく、あなた自身の経験で感じた不安、その先の希望、見えた青空、やっと登った頂上からの絶景、などを頭に置いて書いてみたらどうか」、と会長よりアドヴァイスをいただき、随分と気持ちが和らぎ、程なくして曲の元となるメロディを完成させることができました。

    メロディを作る際には、2013年に私が大病を経験したときに、いつも近くで支えてくださった小百合さんへの感謝の思いも、常に心の柱としておりました。いよいよあと少しで音楽も完成というところで会長の突然のご逝去。

    直前まで音楽のことでご連絡のやりとりをしていたので、今でも、天に召されてしまったことが信じられませんし、日を追うごとに、もういらっしゃらないのだという哀しみが大きくなっています。レコーディングの時にも、ずっと会長のことが頭にありました。

    この曲の存在が私にとって、命について想う、まさしく“いのちの停車場”となりました。成島組に再び参加させていただき、心より御礼申し上げます。そして多くの方々にこの映画をご覧いただければと切に願っております。

    <小椋佳 コメント>

    年始早々、本映画『いのちの停車場』に寄り添う歌の作詞のご依頼を受けました。本作の製作総指揮を執っていた岡田裕介氏とは映画『動乱』をはじめ数々の作品を通じての親しい仲であり、突然の別れに、驚きと無念さを感じております。

    今回の『いのちの停車場』は安楽死がモチーフであり、実に難事業。安楽死を施す行為とは、ターミナルケアの帰結として、その痛み或いはすでに無意味な人生からの解放なのかそれとも単に罪深い殺人なのか極めて困難な問題です。

    この映画でも安楽死は是か否かの問いについて解答を提供してはいません。むしろ観客の皆さんならどう考えるかと問いかけている映画ということが言えるでしょう。兎に角詩を捻り出すのに数日かかってしまいました。

    私としては「いのちの停車場」を、人生の終点を目的地とするバスを待つ間に、一服するか一 息ついて、ひと時「生」について考えを巡らせる場と捉え言葉を紡いでみました。悩んだ末に歌のタイトルも「いのちの停車場」そのもの とさせていただきました。この歌が映画の深みを増す一助となることを祈りつつ。

    ■映画情報

    映画「いのちの停車場」
    出演:吉永小百合
    松坂桃李 広瀬すず
    南野陽子 柳葉敏郎 小池栄子 みなみらんぼう 泉谷しげる
    石田ゆり子 田中 泯 西田敏行

    監督:成島 出 脚本:平松恵美子
    原作:南 杏子『いのちの停車場』(幻冬舎)
    後援:日本在宅ケアアライアンス 推薦:日本在宅医療連合学会 全国在宅療養支援医協会
    ©2021「いのちの停車場」製作委員会

    映画オフィシャルサイト/ Twitter / Instagram


    ■リリース情報

    2021年5月19日発売
    映画『いのちの停車場』オリジナル・サウンドトラック
    CD

    収録予定曲:
    「いのちの停車場」「まほろば診療所」「穏やかな最期」「昔と変わらぬ停車場」
    「思いの詰まったプラレール」「海の神様へのお願い」他、全25曲収録予定
    演奏:
    伊藤友馬ストリングス
    芹澤美帆(クラリネット)、君塚広明(ファゴット)他
    村治佳織(ギター)*、Ayako(Vioce)*、千ヶ崎学(ベース)*、齋藤孝(ドラムス)*
    *=エンディングテーマのみ




     

  • ベスト・リラックス・クラシック:重要な10作品

    ベスト・リラックス・クラシック:重要な10作品

    クラシック音楽はストレスを軽減することが科学的に示されている。リラックスできるクラシック音楽の名曲を聴き、心を解きほぐそう。

    クラシック音楽を聴くと血圧が下がり、ストレスが軽減されることがわかっている。ルネサンス時代の控えめな音楽をお好きな方も、ロマン派時代の豊かなメロディがお好きなあなたも、下にスクロールして、そこに書かれたリラックスできるクラシック音楽の最高の作品のいくつかを発見してほしい。

    Apple MusicやSpotifyで「Relaxing Classical」 を聴きながら下にスクロールして、リラックスできるクラシック音楽の最高のセレクションをご覧いただきたい。

    ベスト・リラックス・クラシック:重要な10作品

    モーツァルト:クラリネット協奏曲

    モーツァルトのクラリネット協奏曲は、彼の作品の中でも最も有名なものの一つであり、リラックスできるクラシック音楽の代表的な作品でもある。1791年10月に友人のクラリネット奏者アントン・シュタードラーが演奏するために書かれた。ゆったりとした第2楽章(「アダージョ」)は、長い1週間の疲れを癒すのに最適だ。

    Mozart: Clarinet Concerto in A, K.622: 2. Adagio

    ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり(舞い上がるひばり)

    ヴォーン・ウィリアムズの独奏ヴァイオリンとオーケストラのための傑作《揚げひばり》は、ヒバリの飛翔と歌、ジョージ・メレディスの同名の詩に触発されたもので、次のように始まる。「ヒバリは舞い上がり、周り始める/ヒバリは銀の声の鎖を落とす」。

    この曲はとても人気があり、毎年恒例のクラシックFM殿堂入りを果たしている。舞い上がるようなヴァイオリンのメロディを聴けば、その理由がわかることだろう。

    Nicola Benedetti – The Lark Ascending – video

    ショパン:夜想曲嬰ハ短調(遺作)

    ショパンの夜想曲は、ロマン派音楽の時代に生まれた真の宝石だ。これらのピアノ小品は、安らぎと静けさを感じさせる、大人のための最も洗練された子守歌である。ここでは、その中で最も有名な夜想曲の一つをご紹介する。この上ない至福だ。

    Jan Lisiecki – Chopin: Nocturne in C sharp minor, Op. Posth.

    ドビュッシー:月の光

    ドビュッシーはしばしば「印象派」と呼ばれる作曲家だが、彼はそのようなレッテルを貼られることをあまり好まなかったようだ。しかし、この作品はドビュッシーが音楽で絵を描くことにかけていかに優れていたかを示している。

    《月の光》では、ドビュッシーはシンプルなピアニズムを駆使して、月夜の静寂を音楽的に描き出している。この曲は彼の作品の中で最も愛されており、リラックス・クラシックの最高傑作の一つであることも不思議ではない。

    Lang Lang – Debussy: Suite bergamasque, L.75: III. Clair de lune

    ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調《皇帝》

    ベートーヴェンは全部で5つのピアノ協奏曲を書き、そのどれもが傑作であった。しかし、第5番の《皇帝》は、間違いなく作曲家史上最高と誇れるメロディが書かれている。

    座り心地の良い席を見つけて、温かい飲み物(またはグラス一杯の美味しい何か)を注いで、第2楽章のオープニング(「アダージョ・ウン・ポコ・モッソ」)に耳を傾けてみてはいかがだろう。バーンスタインがこの曲を《ウェスト・サイド・ストーリー》の一曲(「どこかに Somewhere」)に引用したのは不思議ではない。

    Beethoven: Piano Concerto No. 5 in E-Flat Major, Op. 73 "Emperor": II. Adagio un poco moto –…

    マックス・リヒター:スリープ

    あなたが眠るのに最適な音楽を探しているのなら、作曲家のマックス・リヒターがその要望に応えてくれる。2015年、彼は8時間に及ぶアルバム『スリープ(Sleep)』をリリースした。

    リヒターは、睡眠に関する神経科学を用いて、人々の自然な睡眠パターンを補うために特別にデザインされたアルバムを制作している。作曲家自身が「8時間の子守歌」と表現したこのアルバムは、実際にあなたの快適な眠りをサポートしてくれることだろう…

    Max Richter – Dream 3 (in the midst of my life) | Official Video

    ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:おお、叡智の力よ

    ビンゲンのヒルデガルト(実際は聖ヒルデガルト・フォン・ビンゲン)は、1098年から1179年まで生き、作曲家であるだけでなく、修道院長や詩人でもあった。彼女の音楽は当時の音楽的な発展の限界を推し進め、その美しさは時代を超えて多くの人々を魅了し続けている。

    この「おお、叡智の力よ(O Virtus Sapientiae)」は、神の聖なる叡智を讃える賛美歌。ラテン語による歌詞の冒頭、英語では「O Strength of Wisdom」と訳されている。

    Hildegard von Bingen – O Virtus Sapientiae

    レベッカ・デール:レクイエム

    2018年にデッカと契約した初の女性作曲家となったレベッカ・デール。本作はデッカ・レーベルでの彼女の初録音作品である。デールの《レクイエム》は、2010年に亡くなった母親の思い出に捧げられた、現代の素晴らしいクラシック音楽だ。彼女は次のように語っている。

    「レクイエムは私にとってとても個人的な作品で、子供の頃に書いたメロディを使っている。私の人生のほとんどの時間をかけて作ったものと言っても過言ではない!」。

    R. Dale: Materna Requiem: 1. Introit

    クララ・シューマン:ピアノ協奏曲イ短調

    クララ・シューマンは、生前、時代を代表するコンサートピアニストとして、夫のロベルトをはるかにしのぐ名声を得ていた。演奏活動だけでなく、作曲も行っており、近年では彼女の作品が注目され始めている。

    1835年にライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団と当時の指揮者(であり作曲家であった)フェリックス・メンデルスゾーンとクララの共演で初演されたこの曲は、彼女の完成した唯一のピアノ協奏曲である。

    C. Schumann: Piano Concerto in A Minor, Op. 7 – 1. Allegro maestoso

    ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 第18変奏

    ラフマニノフのピアノ曲のいくつかがいつの時代も最もよく知られているのには理由がある。この《パガニーニの主題による狂詩曲》はそれをよく示す作品だ。この曲はパガニーニの《無伴奏ヴァイオリンのための奇想曲》の第24番を主題とする、ピアノとオーケストラのための記念碑的な作品だ。

    ラフマニノフ特有の涙を誘うようなメロディと豊かなハーモニーが詰め込まれており、この曲でセルゲイ(・ラフマニノフ)があなたを穏やかな場所へと連れて行ってくれることだろう。

    Daniil Trifonov – Rachmaninov: Rhapsody On A Theme Of Paganini, Op.43, Variation 18

    Written By uDiscover Team



  • 新鋭監督クロエ・ジャオ最新作『ノマドランド』サウンドトラック:デッカよりデジタル配信開始

    新鋭監督クロエ・ジャオ最新作『ノマドランド』サウンドトラック:デッカよりデジタル配信開始

    2度のアカデミー賞主演女優賞に輝くフランシス・マクドーマンド主演、作品・監督・脚本3部門でゴールデン・グローブ賞にノミネートされたクロエ・ジャオ監督の最新作『ノマドランド』のオリジナル・サウンドトラックが、2月19日にデッカ・レコードからデジタル配信スタートされた。

    『ノマドランド』予告編

    壮大で夢を見ているかのようなサウンドトラックには、ルドヴィコ・エイナウディの作品に加え、アイスランドの作曲家オーラヴル・アルナルズの未発表曲も含まれている。

    また、今作でしか聴くことのできない5曲のライブ演奏を収録。クラシック作曲家のアルバムとしては、史上最速のペースでストリーミング・アルバムとなったエイナウディの「セブン・デイズ・ウォーキング」シリーズのトラックも含まれている。

    監督のクロエ・ジャオは、最近ポッドキャストの「エクスピリエンス:ザ・ルドヴィコ・エイナウディ・ストーリー」に登場。その中でホストのジョー・デンプシーにエイナウディの音楽との出逢いについて次のように語っている。

    「自然にインスピレーションを受けたクラシック音楽をネットで探していたら…たどりついたのが、エイナウディの“北極のためのエレジー / Elegy for the Arctic”のYouTube動画だったの。そこから“セブン・デイズ・ウォーキング”を聴き始めると、まるでエイナウディがアルプスを歩いているかのような感覚に陥って、とてもとても驚いたわ。彼と主人公のファーンが並行して歩いているように思えた。二人が共通して抱いている自然への愛が彼らを結びつけている気がして、そのときにエイナウディの音楽が私たちの映画にぴったり合うことを確信したの」

    「『ノマドランド』の音楽は、ファーンが自分自身と交わす内なる対話のようなものとして感じて欲しいと思ったわ。彼女があらゆる風景の間を通り抜けていく静かな瞬間はまるで、彼女がどのように自分が変化したかを私たちに理解させようと語り掛けているかのようなの」

    2020年9月のベネチア国際映画祭で初公開された『ノマドランド』は、アメリカの遊牧民の精神とその先駆的な歴史のパノラマの肖像画を描いている。ネバダ州の田舎に進出していた企業の破綻で町が崩壊すると、ファーン(フランシス・マクドーマンド)はバンに荷物をまとめ、現代の遊牧民(ノマド)として従来の社会の外側の生活を探求する道に出発する。

    ジャオ監督の3本目の長編映画となる『ノマドランド』には、アメリカ西部の広大な風景の中で何かを探し求める主人公のメンターや同志として、本物の遊牧民(ノマド)のリンダ・メイ、スワンキー、そしてボブ・ウェルズも出演している。

    ベネチア国際映画祭の金獅子賞、トロント国際映画祭の観客賞をすでに獲得している『ノマドランド』。ジャオ監督は、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされた初のアジア系監督となり、さらなる賞シーズンで成功を収めると期待されている。

    ジェシカ・ブルーダーの『ノマド: 漂流する高齢労働者たち』が原作の『ノマドランド』は、クロエ・ジャオ(『Songs My Brothers Taught Me』『ザ・ライダー』)が監督を務め、主演はフランシス・マクドーマンド(『ファーゴ』『スリー・ビルボード』)、そして脇をデヴィッド・ストラザーン(『グッドナイト&グッドラック』『リンカーン』)、リンダ・メイ、そしてスワンキーが固めている。

    プロデューサーは、モリー・アッシャー(『Songs My Brothers Taught Me』『ザ・ライダー』)、ダン・ジャンヴェイ(『Beats of the Southern Wild』『Heart of a Dog』)、フランシス・マクドーマンド、ピーター・スピアーズ(『君の名前で僕を呼んで』)。撮影監督をジョシュア・ジェームズ・リチャーズ(『Songs My Brothers Taught Me』『ザ・ライダー』)が務めた。

    また本作品はウォルト・ディズニー・ジャパン配給で、2021年3月26日から日本公開される予定だ。

    ■公開情報
    2021年3月26日(金)日本公開/配給: ウォルト・ディズニー・ジャパン
    『ノマドランド』公式サイト


    ■リリース情報

    2021年3月19日発売
    『ノマドランド』オリジナル・サウンドトラック
    iTunes / Apple Music / Spotify /Amazon Music



     

  • デッカが若きテノールの逸材フレディ・デ・トマーゾと契約:4月にデビュー・アルバムをリリース

    デッカが若きテノールの逸材フレディ・デ・トマーゾと契約:4月にデビュー・アルバムをリリース

    デッカ・クラシックスが、フレディ・デ・トマーゾとの契約およびデビュー・アルバムの発売を発表した。この27歳の英国系イタリア人テノールはここ10年以上の間で最も心躍るリリコ・スピントテノールと言って間違いないだろう。

    デビュー・アルバム《パッシオーネ》は、デ・トマーゾが畏敬するフランコ・コレッリを讃えるもので、100年前(1921年4月8日)にイタリアのアンコーナに生まれたフランコ・コレッリに因み、2021年4月9日に発売が予定されている。

    Freddie De Tommaso – Passione (album trailer)

    デッカはそのアーカイブから、マリオ・デル・モナコやルチアーノ・パヴァロッティなど往年の名テノールたちのために行われた独自の編曲を蘇らせた。

    何十年ぶりかに耳に触れるヘンリー・マンシーニ、マントヴァーニ、ジャンカルロ・キアラメッロによる編曲はオリジナルのスコアやパート譜から丹念に再構成され、これらに加え、ジュゼッペ・ディ・ステファーノのためにロベルト・ネグリが編曲した歌曲も収録されている。

    本アルバムでは3曲の世界初録音も注目だ。レスピーギの「霧」をサルヴァトーレ・ディ・ヴィットリオによるレスピーギの原典版に基づいた新たな管弦楽版編曲で、そして知られざるプッチーニの歌曲、「あの偽りの忠告」、「太陽と愛」を本レコーディングのために特別に管弦楽版に編曲してお届けする。

    2021年は4人の名テノールが100周年を迎える「イヤー・オブ・ザ・テノール」。マリオ・ランツァ生誕100年(1月31日)、フランコ・コレッリ生誕100年(4月8日)、ジュゼッペ・ディ・ステファーノ生誕100年(7月24日)、そして現代のすべてのテノール歌手の父、エンリコ・カルーソー没後100年(8月2日)。

    デ・トマーゾのアルバムはこの先達たちが有名にした歌曲を称え、イタリア最南部(かつてナポリ王国の一角であったプーリア州バーリ近郊のカザマッシマ)出身の自らの父の家系の音楽的背景を探っている。

    Innocenzi: Addio, sogni di Gloria (Arr. Mancini)

    デ・トマーゾは「デッカ・クラシックスに名を連ねる錚々たるテノール歌手に加わることをとても光栄に思います。デッカに認めていただき、身が引き締まる思いとともに奮起の念を抱いています。これからワクワクするようなコラボレーションができることを楽しみにしています。デビュー・アルバムに収めた歌曲はすべて私にとって非常に重要な作品で、私が受け継いできたもの、そして私の憧れの人々に敬意を表するものです。そこに込められた情熱をできる限りたくさんの人と分かち合えることを願っています」と語っている。

    デッカ・クラシックスのレーベル・ディレクター、ドミニク・ファイフは「新しいテノール歌手との契約ほどワクワクするものはありません。フレディ・デ・トマーゾの歌声はすでに欧州全域で興奮を巻き起こしています。デッカは他のレーベルにはないデル・モナコ、ベルゴンツィ、ディ・ステファーノ、パヴァロッティ、カレヤといった比類ないテノールを擁するレーベルです。この素晴らしい顔ぶれに新たにフレディを迎えられる事をとても幸せに思います。今日、本物のスピント・テノールと出会えることは稀ですが、フレディは27歳にして既に成功を収め、賞賛を集めています」と言い添えている。

    「……豊かなバリトンの響きを持つ最低音から、やるせない最高音までを聴かせ、ドミンゴのような声をもつ新星イタリア人テノール」 - オペラ・ナウ誌


    ■リリース情報

    2021年4月9日発売
    『パッシオーネ』
    フレディ・デ・トマーゾ
    CD / iTunes / Apple Music / Spotify /Amazon Music

    収録曲:
    1)イノセンツィ:さらば、栄光の夢
    2)パオロ・トスティ:マレキアーレ
    3)パオロ・トスティ:暁は光から闇をへだて
    4)ブッツィ=ペッチャ:ロリータ
    5)ディ・カプア:口づけを許したまえ
    6)ファルヴォ:彼女に告げて
    7)タリアフェッリ/ヴァレンテ:情熱(パッシオーネ)
    8)ベッリーニ:光さす窓辺
    9)プッチーニ:太陽と愛*
    10)プッチーニ:あの偽りの忠告*
    11)レスピーギ:「3つの詩」より 霧*
    12)パオロ・トスティ:理想の人
    13)レオンカヴァッロ:朝の歌(マッティナータ)
    14)トラパーニ/ランゲ:カーラ・ミーア
    15)カルディッロ:カタリ・カタリ(つれない心)
    16)ガスタルドン:禁じられた音楽
    *管弦楽編曲版 初録音

    フレディ・デ・トマーゾ(テノール)
    指揮:レナート・バルサドンナ
    ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
    録音:2020年11月14-18日 ワトフォード、コロッセウム



     

  • 大ベストセラー『怖い絵』著者、中野京子が監修・解説を務める『怖いクラシック』の発売が決定

    大ベストセラー『怖い絵』著者、中野京子が監修・解説を務める『怖いクラシック』の発売が決定

    大ベストセラーである『怖い絵』シリーズの著者であり、2017年に上野の森美術館と兵庫県立美術館で開催され68万人を動員した『怖い絵展』の監修を務めたドイツ文学者、西洋文化史家の中野京子が監修・解説を手がけるクラシック・コンピレーション・アルバム『怖いクラシック』が3月24日にリリースされる。

    中野はこれまで多くの美術解説書を発刊しており、芸術作品を歴史的背景や人間関係から読み解く面白さを提唱した第一人者として知られているが、今作では絵画という枠を飛び越えクラシック音楽の裏に隠された「怖さ」を紐解いている。

    制作・作曲背景に怖い逸話が潜んでいるクラシックの名曲を中野が自ら選曲し、それぞれの楽曲の解説を封入ブックレット用に書き下ろした。また、より立体的に音楽を楽しむため、楽曲それぞれに対して、関連のある絵画が1枚ずつセレクトされ、それらの歴史的な繋がりや共通点を多面的に楽しむことができる仕掛けが施された。

    収録曲にはクラシック愛好家でなくとも一度は耳にしたことがある有名曲がラインナップされており、いずれも、ヘルベルト・フォン・カラヤンや小澤征爾など一流の音楽家による珠玉の演奏となっている。

    本作の監修を務める上で中野は「著作で扱った絵画と関連性のあるクラシック音楽を、あれこれ考える作業はとても面白かった。」とコメントをしており、選曲に関しては「私の好みからオペラが多くなったのはお許しいただきたい。また作品によっては、これのどこが絵と関係あるの?と不思議に思われるかもしれない。答えあわせはどうぞ解説をお読みください。」と語っている。

    また、本作は角川文庫より3月25日に発売される「大人のための『怖いクラシック』オペラ編」とのコラボレーション作品となっている。書籍では「椿姫」「ホフマン物語」「カルメン」「蝶々夫人」など、コンピレーションでも取り上げたオペラ作品の楽しみ方や、原作の裏に秘められ物語や制作秘話などが綴られて、音楽ファンや『怖い絵』の絵画ファンにも楽しめる作品となっている。

    『怖いクラシック』、「大人のための『怖いクラシック』オペラ篇」共に、クラシックのファンでなくとも楽しむことができる作品に仕上がっており、知的好奇心をくすぐる怖い音楽をぜひ堪能してほしい。


    ■中野京子 プロフィール

    北海道生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。ドイツ文学者、西洋文化史家、翻訳家。オペラ、美術などに造詣が深く、新聞や雑誌に連載を持つ。歴史的背景から絵画を読み解く面白さを提唱し、著書「怖い絵」シリーズは大ベスト・セラーに。

    また、2017年開催の「怖い絵」展を監修。全国で68万人を動員して「社会現象」となる。

    「名画で読み解く 王家 12の物語」、「危険な世界史」、「残酷な王と悲しみの王妃」、「名画の謎」、「運命の絵」など多数のシリーズ作を出版し、その独特な角度から捉える芸術解説に多くのファンを持つ。


    ■リリース情報

    2021年3月24日発売
    中野京子監修『怖いクラシック』

    CD / iTunes / Amazon Music / Apple Music / Spotify

    収録曲:
    01. ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
    02. モーツァルト:歌劇《魔笛》 K.620 ~第2幕「地獄の復讐がこの胸にたぎる」(夜の女王のアリア)
    クリスティーナ・ドイテコム(ソプラノ) 他、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団  指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
    03. シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 D810《死と乙女》 ~第2楽章
    ハーゲン弦楽四重奏団
    04. R.シュトラウス:歌劇《サロメ》作品54 ~「サロメの踊り」
    シュターツカペレ・ドレスデン 指揮:小澤征爾
    05. ワーグナー:歌劇《ローエングリン》 ~第3幕「愛の祝福が見守る喜びの部屋へ」(婚礼の合唱)
    ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮::サー・ゲオルグ・ショルティ
    06.  チャイコフスキー:バレエ《白鳥の湖》 作品20~第9曲「情景・終曲」
    モントリオール交響楽団 指揮:シャルル・デュトワ
    07. ヘンデル:《メサイア》 HWV56 ~第44曲「ハレルヤ」
    イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、モンテヴェルディ合唱団 指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
    08. ビゼー:歌劇《カルメン》~第2幕「皆さんに乾杯をお返し致します」(闘牛士の歌)
    タティアナ・トロヤノス(メッゾ・ソプラノ)、ジョゼ・ヴァン・ダム(バリトン)他、ジョン・オールディス合唱団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団  指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
    09. メンデルスゾーン:劇付随音楽《真夏の夜の夢》作品21~ 妖精の合唱「舌先さけたまだら蛇」
    ジュディス・ブレーゲン(ソプラノ)、フローレンス・クイヴァー(アルト)、シカゴ交響合唱団、シカゴ交響楽団  指揮:ジェイムズ・レヴァイン
    10. ヴェルディ:歌劇《椿姫》~第1幕「花から花へ」
    アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)、マーラー・チェンバー・オーケストラ 指揮:クラウディオ・アバド
    11. プッチーニ:歌劇《ジャンニ・スキッキ》~「私のお父さん」
    ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)、フェニーチェ歌劇場管弦楽団 指揮:ロベルト・アバド
    12. オッフェンバック:歌劇《ホフマン物語》~第4幕「ホフマンの舟歌」
    ジョーン・サザーランド(ソプラノ)、ユゲット・トゥランジョー(メゾソプラノ)、スイス・ロマンド管弦楽団 指揮:リチャード・ボニング
    13. プッチーニ:歌劇《蝶々夫人》~第2幕「ある晴れた日に」
    レナータ・テバルディ(ソプラノ) サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団 指揮:トゥリオ・セラフィン

    絵画はオルセー美術館所蔵のブグロー「ダンテとウェルギリウス」や、ウィーン美術史美術館所蔵のヴィンターハルター「エリザベート皇后」など、一流画家による至宝の作品を掲載。

    ■コラボレーション書籍
    「大人のための『怖いクラシック』オペラ篇」
    著者:中野京子
    体裁:角川文庫
    発行:株式会社KADOKAWA



     

  • 指揮者兼クラシカルDJ水野蒼生の新アルバム:参加豪華フィーチャリング・アーティストを発表

    指揮者兼クラシカルDJ水野蒼生の新アルバム:参加豪華フィーチャリング・アーティストを発表

    ミレニアル世代の指揮者兼クラシカルDJとして既成概念に囚われない多才な活動を続ける水野蒼生が、3月31日にリリースするニュー・アルバム『VOICE – An Awakening At The Opera -』への豪華フィーチャリング・アーティストが発表された。また、先行シングルの音源配信が本日よりスタートした。

    今作に収録されたコルンゴルトの歌曲〈マイ・ミストレス・アイズ〉では、「DC/PRG」「CRCK/LCKS」のメンバーであり「cero」のサポートメンバーとしても活動している小田朋美。

    プッチーニの歌劇《トゥーランドット》~〈誰も寝てはならぬ〉には、2人組フォーク・ロック・バンド「ROTH BART BARON」のボーカル/ギターである三船雅也。シューマンの歌曲《ミルテの花》~〈献呈〉には、シンガーソングライターであり劇伴・楽曲提供など様々な分野でも注目されている君島大空。

    またシューベルトの〈アヴェ・マリア〉には、2019年からソロの音楽活動を本格的に開始したソングライターのchami。そして水野蒼生のオリジナル楽曲には、「Cateen(かてぃん)」名義でYouTuberとしても活躍しているピアニストの角野隼斗がフィーチャリング。いずれのアーティストも水野蒼生からの熱烈なオファーにより実現したものだ。

    また、東京のインディーズ・バンド「CHAILD」のボーカルであるLouis Perrierが、歌劇《カルメン》の名曲を歌った先行シングル〈Habanera〉の音源配信が本日よりスタートした。

    様々なジャンルで活躍するアーティストをフィーチャリングする事で、オペラ・歌曲の現代的アップデートを試み、クラシックの新たな魅力を伝えるアルバムとなっているので是非チェックして欲しい。


    ■アーティスト情報


    水野蒼生(指揮者/クラシカルDJ)

    2018年にクラシカルDJとして名門レーベル、ドイツ・グラモフォンからクラシック音楽界史上初のクラシック・ミックスアルバム「MILLENNIALS-We Will Classic You-」をリリースしてメジャーデビュー。国内最大級のクラシック音楽フェス「La Folle Journe TOKYO 2019」に連日出演し好評を博す。

    2019年11月横浜音祭りクロージングコンサートに指揮者として出演。May J.、葉加瀬太郎の両氏のバックで横浜シンフォニエッタを指揮。2019年秋、ザルツブルク・モーツァルテウム大学 オーケストラ指揮及び合唱指揮の両専攻の第一ディプロム(学部相当)を首席で卒業。

    ■フィーチャリング・アーティスト


    小田朋美(ピアノ)

    作曲家、ヴォーカリスト、ピアニスト。東京藝術大学音楽学部作曲科を卒業後、音楽活動を開始。ソロ活動をはじめとし、「DC/PRG」「CRCK/LCKS」のメンバー、「cero」サポートメンバーと活動するほか、「Negicco」ライブサポート、ASA-CHANG&巡礼との共演、日本各地で行われる津軽三味線の名手・高橋竹山の演奏会ピアニストや、CM、ドラマ、映画などの映像音楽制作も行う。

    13年に1stソロアルバム『シャーマン狩り』(共同プロデュース:菊地成孔)、17年にミニアルバム『グッバイブルー』を発表。18年1月放送のWOWOWドラマ『春が来た』の音楽を担当。18年3月公開の映画『素敵なダイナマイトスキャンダル』の音楽を菊地成孔と共に担当。現在放映中の『天才てれびくん hello,』(2020-)のドラマ音楽を担当。


    君島大空

    1995年生まれ 日本の音楽家。2014年から活動を始める。同年からSoundCloudに自身で作詞/作曲/編曲/演奏/歌唱をし多重録音で制作した音源の公開を始める。2019年 3月13日 1st Ep 『午後の反射光』を発表。4月には初の合奏形態でのライブを敢行。2019年 7月5日 1st Single 『散瞳/花曇』を発表。

    2019年 7月27日 FUJI ROCK FESTIVAL “19 ROOKIE A GO-GOに合奏形態で出演。同年11月には合奏形態で初のツアーを敢行。2020年1月 Eテレ NHKドキュメンタリー「no art, no life」の主題曲に起用。2020年7月24日 2nd single 『火傷に雨』を発表。2020年 11月11日 2nd Ep『縫層』を発表。

    ギタリストとして 高井息吹、坂口喜咲、婦人倶楽部、吉澤嘉代子、adieu(上白石萌歌)などのアーティストのライブや録音に参加する一方、劇伴、楽曲提供など様々な分野で活動中。


    角野隼斗(かてぃん)

    1995年生まれ。2018年、ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、および文部科学大臣賞、 スタインウェイ賞を受賞。19年リヨン国際ピアノコンクール第3位、その他受賞多数。これまでに ブラショフ・フィル、日本フィル、千葉響などと共演。

    18年9月より半年間、フランス国立音響音楽 研究所(IRCAM)にて音楽情報処理の研究に従事。留学中にクレール・テゼール、ジャン゠マルク・ ルイサダに師事。パリ、ウィーン、ポーランドにてリサイタル出演。19年『島本須美 sings ジブリ リニューアルピアノバージョン』で全曲ピアノ演奏・編曲を担当。

    20年12月、1stフルアルバム『HAYATOSM』をリリース。幅広いピアニズムが話題となっている。 東京大学大学院を卒業し、現在は国内外でコンサートを行う傍ら、“Cateen(かてぃん)”名義で 自ら作編曲および演奏した動画をYouTubeにて配信し、チャンネル登録者数は60万人、総再生 回数は6,000万回を突破(21年1月現在)。


    chami

    2013年より、アーティスト活動を開始。
    ボーカリスト、ダンサー、モデル。ジャンルにとらわれず多岐に渡り国内外での表現活動を行う。

    三船 雅也(ROTH BART BARON)

    東京都目黒区出身のミュージシャン、ソングライター、マルチインストゥルメンタリスト、電子音楽家、写真家。2008年にROTH BART BARON を結成。バンドは自主制作にて3枚のEPをリリースしたあと、felicityより3作のフル・アルバムを発表。その日本人離れしたメロディやアレンジセンスで幅広い世代から評価を得ている。

    バンドは〈FUJI ROCK FESTIVAL〉や〈SUMMER SONIC〉など大型フェスにも出演。また、中国・台湾・モンゴルを回るアジア・ツアーや、NYやボストンなど北米7都市を回るUSツアーなど、海外でのツアーも精力的に展開。

    2017年2月には、故デヴィッド・ボウイ生誕70年を記念する〈CELEBRATING DAVID BOWIE JAPAN〉に日本人ソロ・ゲストとして、田島貴男、吉井和哉と共に出演、エイドリアン・ブリュー、マイク・ガーソンらが務めるボウイ・バンドの演奏のもと“All The Young Dude”を披露。

    自身のバンド ROTH BART BARON では、2020年にリリースした4th Album『けものたちの名前』が、ASIAN KUNG-FU GENERATION 後藤正文主宰”APPLE VINEGAR MUSIC AWARD 2020″ にて大賞を受賞。5th Album『極彩色の祝祭』はテレビ朝日系「関ジャム 完全燃SHOW」にて蔦谷好位置により年間1位に選ばれる。


    Louis Perrier(CHAILD)

    2017年に東京で結成された6人組オルタナティブ・ロックバンド『CHAILD』で作詞、作曲、編曲、ヴォーカル、ミックスを一手に担う。2019年には、600組以上の一般公募から4組に選出され、日本最大級の都市型フェスティバル『SYNCHRONICITY’19』へ出演。

    日本語・フランス語・英語のトリリンガルで、作詞の主言語は英語。幼少期からクラシックに親しむが、10代の頃よりプログレッシブ・ロック、ポップス、ラップ、テクノ等さまざまなジャンルの音楽に関心を持つ。幅広い興味範囲から精力的な制作活動を行い、過去の制作曲は1300曲にも及ぶ。星座に大きな関心がある。1995年生まれ。


    ■リリース情報

    2021年3月31日発売
    『VOICE – An Awakening At The Opera -』
    水野蒼生
    CD / iTunes / Apple Music Spotify /Amazon Music



     

  • 韓国出身の人気ピアニストであり作曲家のイルマ、デビュー20周年記念にニュー・アルバムをリリース

    韓国出身の人気ピアニストであり作曲家のイルマ、デビュー20周年記念にニュー・アルバムをリリース

    韓国出身のピアニスト、そして作曲家でもあるイルマが、アルバム・デビューから20周年を迎えたことを記念し、ニュー・アルバム『ザ・リリトゥン・メモリーズ』日本盤を4月7日にリリースすることが決定した。

    このアルバムには、「21世紀の月の光」と称され(Classic FM)、世界的に人気の高い「River Flows In You」や、2月5日にシングル配信とミュージック・ビデオが公開された「Kiss The Rain」など、過去20年間、愛され続けてきた作品が、オーケストラ・アレンジとして新たに収録されている。

    Yiruma – Kiss The Rain (Orchestra Version)

    『ザ・リリトゥン・メモリーズ』は、イルマの初のオーケストラ・スタジオ・アルバムで、彼自身もピアノで参加。

    新型コロナウィルスが猛威をふるう中、韓国交響楽団とレコーディングをしたことについてイルマは「とても大変ながらも、興味深い経験だった。オーケストラのメンバー全員が一斉に集まることはできず、パートごとに録音しなければならなかった。しかしながら、作曲家というものは普段、一人で作業をすることが多いので、多くのミュージシャンとコラボレートできる機会は新鮮なものだった」と語っている。

    自らの作品を再び手掛けることで、イルマは初めてピアノ・ソロ作品を作曲した時にイメージしていた音をようやく実現することができたという。 「『River Flows in You』を演奏するたびに、フルートのメロディが上にのればいいんじゃないかと思っていたので、これを探求できたことも素晴らしかった」と彼は言う。

    『ザ・リリトゥン・メモリーズ』は、2001年の「First Love」から、最近の曲でもある「Room With a View」まで、イルマの20年に亘るキャリアを網羅している。「Room With a View」の暖かなメロディは、一人の部屋に春の太陽が注ぎ込む朝の空気が流れるような、室内で過ごす喜びをテーマにした作品だ。

    Yiruma – Room With A View

    イギリスのパーセル音楽院とロンドンのキングス・カレッジ(ハリソン・バートウィッスル卿に師事)で教育を受けたイルマは、そのシンプル、メロディアス、そしてエモーショナルな作曲スタイルで知られている。

    また、 ラジオ番組の司会やDJ、様々なジャンルのミュージシャンとのコラボレーション、K-POPの著名グループにヒット曲を提供するなど、音楽と関連した様々な活動も行い、その人気は韓国でも非常に高い。

    しかし、世界的にはソロ・ピアノ作品が最も知られており、彼の最も人気のある作品は世界中の何百万人ものアマチュア・ピアニストによって演奏され、彼自身の作品の再生回数は20億回以上を記録している。

    このように大成功をおさめているにもかかわらず、イルマは 「デビュー・アルバムから20年も経っているのが信じられない。まさか世界中の人が私の音楽を聴いてくれるようになるとは思ってもいなかった。 本当に起こっている気がしないくらいだ。意図してこうなったことではないので、これには本当に感謝している」と非常に謙虚な姿勢を貫いている。


    ■アーティスト情報

    1978年生まれ。5歳からピアノを始める。10歳でロンドンに移り、パーセル・スクール・オブ・ミュージック、ロンドン・キングス・カレッジで学ぶ。2001年、23歳でユニバーサル ミュージックよりアルバム『Love Scene』でデビュー。同2001年、セカンド・アルバム『First Love』をリリース。

    Classic FM から「21世紀の〈月の光〉」と称された「River Flows In You」はチャートの1位に輝いた。「When Love Falls」はその後の韓流ブームの火付け役となった韓国ドラマ『冬のソナタ』のサントラにも収録された。

    その後もイルマはレパートリーを増やす一方で、各地でのコンサートはソールドアウトとなり、海外ツアー、さらには自分のラジオ番組を持つなど、一気に活動の場は広がった。これまで書いた曲は200曲以上、ストリーミング再生回数は200億回を越えている。

    クラシック・チャートの常連であるイルマ。2020年3月、アルバムが米ビルボード・クラシカル・チャートでナンバーワンに輝いた。彼が生み出す高揚感溢れる、エモーショナルで美しいメロディの数々は、世界中の若手ピアニストにインスピレーションを与え続けている。


    ■リリース情報


    2021年4月7日発売
    『ザ・リリトゥン・メモリーズ』
    イルマ
    CD/ iTunes / Amazon Music / Apple Music / Spotify

    収録曲:
    1. Kiss The Rain (Orchestra ver.)
    2. Sunset Bird (Piano Septet ver.)
    3. River Flows In You (Orchestra ver.)
    4. Maybe Christmas (Orchestra ver.)
    5. Nocturnal Mind in D minor (Piano Septet ver.)
    6. Reminiscent of Days (Orchestra ver.)
    7. Room With A View (Piano Septet ver.)
    8. La Fotografia (Orchestra ver.)





     

  • 累計13万部突破「モンテッソーリ教育×ハーバード式 子どもの才能の伸ばし方」公式CDの発売が決定

    累計13万部突破「モンテッソーリ教育×ハーバード式 子どもの才能の伸ばし方」公式CDの発売が決定

    発刊以降13万部を突破、多くの芸能人からも絶賛されTVやネットで大反響を呼んでいる「モンテッソーリ教育×ハーバード式 子どもの才能の伸ばし方」シリーズ(かんき出版)。

    そんな話題のシリーズ初となる公式コンピレーションCDが、ユニバーサルミュージックから4月7日にリリースされることが決定した。また、発売日の4月7日にはCDリリースを記念した無料のオンラインイベント「子どもの才能を伸ばすクラシック音楽祭」が行われる。

    本作の監修を担当するのは、書籍の著者でもある伊藤美佳。2枚組となるCDでは「感性を磨くには、乳幼少期の環境として最適」と著者が語るクラシック音楽にフォーカスし、ユニバーサルミュージックが所有する豊富なカタログの中から名演・名曲をセレクト。

    ベルリン・フィルやウィーン・フィル、カラヤン、ベーム、アバド、アルゲリッチ、フルニエといった錚々たる面子による音源を収録しており、親子で楽しむクラシックの入口としてはこれ以上無いクオリティとなっている。

    さらにディスクごとに「リズム」と「メロディ」というテーマを設定し、子どもが純粋に音楽を楽しめる内容に仕上がっている。クラシック音楽への入門盤としても最適の1枚だ。

    ブックレットには、伊藤美佳による書き下ろしのエッセイ、そして書籍でもマンガ・イラストを担当した齊藤恵による描きおろしのマンガを収録。エッセイでは収録曲について子どもとどのように楽しめば良いかについても触れられている。

    モンテッソーリ教育とハーバード大学のガードナー教授が提唱する「多重知能」を分かりやすくアレンジした「9つの知能」を掛け合わせた、これまで約10,000組の親子が体験した「輝きメソッド」で大きな話題を呼んでいる本シリーズ。

    著者の伊藤美佳は今回のCDについて、「おうちde楽しく!簡単!面白い!AI時代を生きていく子どもに必要な感性を育てるために「子どもの才能を伸ばすクラシック音楽」を日常に!親子で楽しく取り入れる方法が曲ごとに解説されているCDです」とコメントしている。

    また、発売日の4月7日にはCDリリースを記念した無料のオンラインイベント「子どもの才能を伸ばすクラシック音楽祭」が行われることも決定。親子揃っておうちで過ごす時間も増えている今、本作のクラシック音楽を通じて楽しい時間を過ごしてみてはいかがだろうか。

    ■CD発売記念無料オンラインイベント「子どもの才能を伸ばすクラシック音楽祭」

    日時:2021年4月7日(水)12:15~13:00
    参加方法:こちらよりお申し込み可能。


     

    ■伊藤美佳 プロフィール
    (株)D・G・P代表取締役。0歳からの乳幼児親子教室「(社)輝きベビーアカデミー」代表理事。
    幼稚園教諭1級免許。日本モンテッソーリ協会教員免許。保育士国家資格。小学校英語教員免許。NPO法人ハートフルコミュニケーションハートフル認定コーチ。サンタフェNLP/発達心理学協会・ICNLPプラクティショナー。日本メンタルヘルス協会認定基礎心理カウンセラー。自身の子どもがモンテッソーリ教育の幼稚園で素晴らしい成長を遂げたことに感銘を受け、モンテッソーリ教師の資格を取得。
    伊藤美佳公式サイト「輝きベビーアカデミー


    ■リリース情報

    2021年4月7日発売
    『モンテッソーリ教育×ハーバード式 子どもの才能を伸ばすクラシック』
    CD

    収録予定曲:
    Disc 1: リズムを楽しもう!
    01. アイネ・クライネ・ナハトムジーク~第1楽章 (モーツァルト) / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
    02. 歌劇《フィガロの結婚》序曲 (モーツァルト) / ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団、指揮:カール・ベーム
    03. 熊蜂の飛行 (リムスキー=コルサコフ) / スイス・ロマンド管弦楽団、指揮:エルネスト・アンセルメ
    04. 弦楽セレナード~第1楽章 (チャイコフスキー) / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
    05. ピアノ五重奏曲《ます》~第4楽章 (シューベルト) / アルフレッド・ブレンデル(ピアノ)
    06. 剣の舞 (ハチャトゥリアン) / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、指揮:アラム・ハチャトゥリアン
    07. 歌劇《セビリアの理髪師》序曲 (ロッシーニ) / ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団、指揮:リッカルド・シャイ―
    08. ユーモレスク (ドヴォルザーク) / クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)、ジャン=クロード・アンブロシーニ(ピアノ)
    09. ピアノ・ソナタ第11番~第3楽章 (モーツァルト) / アンドラーシュ・シフ(ピアノ)
    10. 無伴奏チェロ組曲第1番~前奏曲 (J.S.バッハ) / ピエール・フルニエ(チェロ)
    11. バレエ《くるみ割り人形》~序曲 (チャイコフスキー) / モントリオール交響楽団、指揮:シャルル・デュトワ
    12. 協奏曲集《四季》第1番〈春〉~第1楽章 (ヴィヴァルディ) / イ・ムジチ合奏団、ピーナ・カルミレッリ(ヴァイオリン)
    13. 《アルルの女》第2組曲~ファランドール (ビゼー) / ロンドン交響楽団、指揮:クラウディオ・アバド
    14. ローマの松~アッピア街道の松 (レスピーギ) / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
    15. バレエ《くるみ割り人形》~花のワルツ (チャイコフスキー) / モントリオール交響楽団、指揮:シャルル・デュトワ

    Disc 2: メロディを楽しもう!
    01. 《ペール・ギュント》第1組曲~朝 (グリーグ) / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
    02. 別れの曲 (ショパン) / ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
    03. 亡き王女のためのパヴァーヌ (ラヴェル) / フィルハーモニア管弦楽団、指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ
    04. 聖母の御子 (リョベート) / エドゥアルド・フェルナンデス (ギター)
    05. 歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》~間奏曲 (マスカーニ) / ミラノ・スカラ座管弦楽団、指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
    06. 組曲《動物の謝肉祭》~白鳥 (サン=サーンス) / マルタ・アルゲリッチ、ネルソン・フレイレ(ピアノ)、ミッシャ・マイスキー (チェロ)
    07. パッヘルベルのカノン (パッヘルベル) / イ・ムジチ合奏団
    08. 子供の情景~トロイメライ (シューマン) / ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
    09. 愛の挨拶 (エルガー) / チョン・キョンファ(ヴァイオリン)、フィリップ・モル(ピアノ)
    10. ピアノ協奏曲第21番~第2楽章 (モーツァルト) / フィルハーモニア管弦楽団、ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ&指揮)
    11. 月の光 (ドビュッシー) / ジャン=イヴ・ティボーデ(ピアノ)
    12. 歌劇《カルメン》~第3幕への間奏曲 (ビゼー) / ロンドン交響楽団、指揮:クラウディオ・アバド
    13. ピアノ・ソナタ第11番~第1楽章 (モーツァルト) / アンドラーシュ・シフ(ピアノ)
    14. アイネ・クライネ・ナハトムジーク~第2楽章 (モーツァルト) / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
    15. 春への憧れ (モーツァルト) / ペーター・シュライアー(テノール)、アンドラーシュ・シフ(ピアノ)



     

  • ピアニスト児玉桃、ECMから新作を発売。小澤征爾、水戸室内管弦楽団との共演録音をリリース

    ピアニスト児玉桃、ECMから新作を発売。小澤征爾、水戸室内管弦楽団との共演録音をリリース

    ピアニストの児玉桃が、ECMから3作目となるニュー・アルバムを3月12日にリリースすることが決定した。

    2017年の『点と線~ドビュッシー&細川俊夫:練習曲集』から約4年振りとなる本作では、2006年12月に水戸芸術館のコンサートホール ATM で行われ好評を博した、小澤征爾と水戸室内管弦楽団との公演をパッケージ化。

    モーツァルトの「ピアノ協奏曲第 23番」と、同曲へのオマージュとして2006年に作曲され、この公演が日本初演となった細川俊夫の「月夜の蓮 -モーツァルトへのオマージュ-」を収録している。透き通ったピアノの響きと、本作がECM初登場となる小澤征爾の指揮による水戸室内管弦楽団の瑞々しい演奏が鮮やかな印象を残す、ファンのみならず児玉桃本人も商品化を切望していた注目の作品だ。

    1991 年のミュンヘン国際コンクール・ピアノ部門において最年少最高位を受賞し、その後はパリを拠点に精力的な活動を続けている児玉。フランス作品、とりわけメシアン作品では高い評価を得ている彼女の才能はプロデューサーのマンフレート・アイヒャーに認められ、2013 年にラヴェル、メシアン、武満徹の作品を収録した初の ECM 作品をリリース、美しい音色と知性溢れる演奏で多くのファンを魅了した。

    2017 年の ECM2 作目ではドビュッシー晩年の名作「練習曲」に、21 世紀に書かれた細川俊夫のエチュードをはさんだ異色のアルバムを創り上げ、大きな話題となった。世界初演も児玉本人が手掛けた細川作品と、そのオマージュのもととなったモーツァルト作品のカップリングというコンセプチュアルな内容となっている本作で彼女がどのような世界を描いているのか、期待が高まるところだ。


    ■リリース情報

    2021年3月12日発売
    『細川俊夫:月夜の蓮 -モーツァルトへのオマージュ-、
    モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番』
    児玉桃 (ピアノ)、小澤征爾 (指揮)、水戸室内管弦楽団
    CD / iTunes / Apple Music / Spotify /Amazon Music

    収録曲:
    細川俊夫:
    1. 月夜の蓮 -モーツァルトへのオマージュ
    モーツァルト:ピアノ協奏曲第23 番 イ長調 K.488
    2. 第1 楽章:Allegro
    3. 第2 楽章:Adagio
    4. 第3 楽章:Allegro assai

    児玉桃 (ピアノ)
    小澤征爾 (指揮)
    水戸室内管弦楽団

    録音:2006 年12 月 水戸芸術館 コンサートホール ATM



     

  • ベスト・ロマンティック・クラシック:バレンタインデーにおすすめの楽曲ベスト10

    ベスト・ロマンティック・クラシック:バレンタインデーにおすすめの楽曲ベスト10

    情熱的なオペラのアリアやおとぎ話のようなバレエの楽曲など、バレンタインデーにぴったりのロマンティックなクラシック音楽をご紹介する。

    勝利、情熱、儚さ、片思い、悲劇など、あらゆる形の愛はアーティストにとってのミューズである。バレンタインデーを祝うために、作曲家たちのまっすぐな想いから生まれた最高のロマンティックなクラシック音楽の名曲を厳選した。

    大切な人を感動させようとするためにも、あなた自身のドラマを盛り上げるためにもおすすめの、恋のキューピッドが涙を流すようなクラシック・ロマンティック音楽の名曲10曲をご紹介しよう。

    バレンタインデーにおすすめの楽曲トップ10

    10: マスネ:歌劇《タイス》より〈タイスの瞑想曲〉

    〈タイスの瞑想曲〉は、もともとマスネのオペラ《タイス》の間奏曲である。ヒロインのタイスが娼婦をやめ、改心して信仰の道に入ることを受け入れる重要な場面だ。しかし、この音楽はとても甘美で劇的なため、この曲単体でコンサート用の作品として評価されるようになった。

    絹のようなヴァイオリンのソロは、穏やかなオーケストラの伴奏の上に強い存在感をもって浮かびあがってくる。中間部はより情熱的だ。苦悩さえ覚えるような、より暗く絶望的な類の愛を示し、オペラの最終幕で恋人同士であるタイスと修道士アタナエルに降りかかる不幸を暗示している。

    Massenet: Thaïs: Meditation

    9:ラフマニノフ:交響曲第2番第3楽章

    劇的で力強い交響曲の中にある、信じられないほど豊かで優しい楽章だ。ラフマニノフはこの楽章で、抑制しつつも確かに情熱を見せている。叙情的でのびやかなメロディは、あたたかい夢のように聴き手を包み込み、穏やかな躍動感が音楽に永遠で至福の時を与えている。

    目を閉じて、ロマンティック・クラシックの中でも最高の作品の一つであるこの曲でとろけるような感覚を味わってみてはいかがだろう。

    Rachmaninoff: Symphony No. 2 in E Minor, Op. 27: III. Adagio

    8:ベートーヴェン ピアノ協奏曲第3番第2楽章:ラルゴ

    ロマン主義の代名詞であるベートーヴェンの作品は、美しく心に響く曲が多く、その多くはバレンタインのプレイリストにぴったりだ。私たちは、彼のピアノ協奏曲第3番から「ラルゴ」を選曲した。

    甘さと懐かしさの間で揺れ動くピアノ・パートの優しい響きが、この曲を際立たせている。間違いなく古き良き時代のロマンスだ。

    Beethoven: Piano Concerto No. 3 in C Minor, Op. 37: II. Largo (Live)

    7:プッチーニ :歌劇《ジャンニ・スキッキ》より〈私のお父さん〉

    イタリア・オペラの巨匠プッチーニのオペラほどロマンスを語るものはないだろう。当然プッチーニは星の数ほど恋人たちのための美しく情緒的な曲をたくさん書いているが、〈私のお父さん〉ほど切ない曲はない。

    クラシック・ロマンティック音楽の最高傑作の一つであるこの深く感動的なアリアでは、愛に悩むソプラノが、愛する男性と結婚するために父親に助けを求める。彼女の苦悩はリアルで、艶やかな弦楽器の音色とアクロバティックな音型を歌うソプラノ、そしてほろ苦いハーモニーがあなたの目に涙を浮かべさせる。

    Puccini: Gianni Schicchi: O mio babbino caro

    6:ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》より〈愛の死〉

    ドイツ・ロマン主義を体現したワーグナーの音楽は、ステロイドのような強い力を持った情熱の炎に包まれている。彼の楽劇《トリスタンとイゾルデ》は、ロマン派音楽の最高傑作の一つだが、運命的で通常ではあり得ない愛を主題とした、強烈で耽溺的なものである。

    これらのテーマは音楽の構造の中に見事に昇華されており、未解決の和声進行、「無限旋律」と呼ばれる切れ目のない旋律、解き放たれたオーケストラの力が、果てしなく続く憧れと飽くなき欲望を生み出していく。4時間に及ぶオペラのフィナーレ〈愛の死〉は至上の楽曲で、波のように感情が押し寄せてくる。

    Wagner: Tristan und Isolde, Act III: Liebestod (Concert Version)

    5:ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女

    ドビュッシーの膨大にある素晴らしい作品の中から、ピアノ独奏曲の逸品、《亜麻色の髪の乙女》をご紹介しよう。この曲の美しさは、そのシンプルな優雅さにある。メロディは軽快かつ繊細に上下する。

    その幸せで転がるようなメロディが、和音の伴奏から発せられる、柔らかく輝くハーモニーに包まれている。ドビュッシーがこの曲で達成した無重力と自由な精神の解放感は、愛の感じ方に少し似ているような気がする。

    Debussy: Préludes, Book 1, CD 125: VIII. La fille aux cheveux de lin

    4:マーラー:交響曲第5番第4楽章:アダージェット

    この驚くべき交響曲は、マーラーの未来の妻となるアルマとの愛の物語と共に広く知られている。実際にこの第4楽章は、マーラーからアルマへのラブレターだと言われることが多い。

    贅沢で柔らかく、艶やかな「アダージェット」は、非常に静かな表現で、火花が散るような演出がなく、非常に感傷的な弦楽器の響きと優しく奏でられるハープだけで奏でられるという点で、ほとんどマーラーらしさがない。最初の数小節から、この楽章がマーラーの他の作品とは違うことが聴き手にはっきりと伝わってくる。

    Mahler: Symphony No. 5: IV. Adagietto. Sehr langsam

    3:ペルト:鏡の中の鏡

    繊細で、催眠術のようで、痛烈だ。アルヴォ・ペルトによってミニマル・ミュージックのアプローチで書かれたこの有名な楽曲は、層を剥ぎ取り、ありのままの、儚い感情を残していく。

    独奏ヴァイオリン(いくつかの録音ではチェロで演奏されている)は不安定な呼吸のように弓と弦を接触させるだけで、繰り返されるピアノの音型は静止感と完全な満足感を作り出している。最後の一音まで息を止めていたことに気づかないほどだ。

    Pärt: Spiegel im Spiegel

    2:ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番第2楽章:アダージョ・ソステヌート

    ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は、ピアノのレパートリーの中でも最も偉大な作品の一つであり、クラシックのロマン派音楽の最高傑作の一つである。深く、感情的で情熱的なラフマニノフのピアノ協奏曲第2番が、映画界、生まれながらのロマンチスト、そして本気で人に感動を与えたいピアニストに選ばれるのには理由がある。

    このピアノ協奏曲は、セリア・ジョンソンとトレヴァー・ハワードが主演したデヴィッド・リーン監督の1945年のイギリス映画『逢びき』で効果的に使用されたので、多くの人に親しまれているのだろう。リーンはラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を使用することで、主人公たちの本音をよりわかりやすく伝えようとしたのである。

    Rachmaninoff: Piano Concerto No. 2 in C Minor, Op. 18: II. Adagio sostenuto

    1: チャイコフスキー:バレエ《くるみ割り人形》より〈金平糖の精と王子のパ・ド・ドゥ〉

    チャイコフスキーの古典バレエ《くるみ割り人形》の音楽は、音楽によるロマンスの縮図ともいえるものだ。《くるみ割り人形》は究極の愛のおとぎ話であり、この上なく美しい〈パ・ド・ドゥ〉は金平糖の精と王子によって踊られる。

    カスケード(連なった小さな滝)を思わせる有名なテーマは、最初にチェロ、魔法のようなハープのアルペジオによる伴奏によって提示され、ゆっくりと構築されていく。その様は、聴き手の心の弦を強い力で引っ張っていく。

    Tchaikovsky: The Nutcracker, Op. 71, TH 14 / Act 2: No. 14a Pas de deux. The Prince and the…

    Written By uDiscover Team


    ■リリース情報

    2018年11月30日発売
    グスターボ・ドゥダメル指揮、ロサンゼルス・フィルハーモニック
    チャイコフスキー:バレエ《くるみ割り人形》
    CD /Amazon Music /Apple Music / Spotify




     

  • 新発見されたモーツァルトのピアノ曲をチョ・ソンジンが世界初演、配信スタート

    新発見されたモーツァルトのピアノ曲をチョ・ソンジンが世界初演、配信スタート

    モーツァルト265回目の誕生日2021年1月27日、ザルツブルクのモーツァルテウムにおいて、新たに発見されたモーツァルトのピアノ曲〈アレグロ ニ長調 K.626b/16〉をチョ・ソンジンが世界初演し、その演奏が本日1月29日にデジタル・シングルとしてリリースされた。

    この世界初演は、毎年モーツァルトの生誕日前後に生誕地のザルツブルクで行われる音楽祭『モーツァルト週間』で行われ、今年はロックダウンのためオンライン公演となった。

    初演を担当したチョ・ソンジンは、1994年ソウル生まれ、2015年のショパン国際ピアノ・コンクールで優勝した日本でも人気の高いピアニストで、比類なきタッチの美しさはモーツァルト作品の演奏に理想的ともいえる。

    〈アレグロ ニ長調 K.626b/16〉は、1773年初期、17歳のモーツァルトによる作品と推定されている。楽譜はもともとモーツァルトの末息子の手許にあったが、オーストリアの官吏に譲られ、その後まもなくあやまって人の手に渡ったと推定される。

    1800年代後期にはウィーンの美術商が所有していたが、その死後オークションかけられた。楽譜の存在は、モーツァルト作品を整理したケッヘルのカタログの第3版およびそれ以降の版に記されている。だが、作品は専門家に精査されることなく、1900年から1928年のあいだに、何度かオークションにかけられた。

    2018年に、この「知られざる」アレグロの楽譜はモーツァルト財団に売却された。そして、慎重な鑑定の結果、モーツァルテウム財団のスタッフとアメリカおよびドイツの専門家がこの作品をモーツァルトのものと判断した。

    「これまで知られていなかったモーツァルトの作品を、彼が生まれ育った町であり、そしておそらくこの曲も書かれたと思われる町で演奏できるのは、本当に名誉なことです」とチョ・ソンジンは語る。「そして、私が録音したドイツ・グラモフォンのデジタル・シングルを通して、世界中の方々にこの曲の魅力を味わっていただけることを心から願っています」

    〈アレグロ ニ長調 K.626b/16〉は本日より配信スタート。MUSIC VIDEOも公開となっている。

    World Premiere – Seong-Jin Cho: The Unknown Mozart

    ■リリース情報

    2021年1月29日発売
    『モーツァルト:アレグロ ニ長調 K.626b/16』
    チョ・ソンジン(ピアノ)
    iTunesApple Music / Spotify



     

  • モーツァルトの「クラリネット協奏曲」:傑作ガイド

    モーツァルトの「クラリネット協奏曲」:傑作ガイド

    モーツァルトの「クラリネット協奏曲イ長調」は、最高のクラリネット協奏曲と広く見なされている―記事ではその背景を探求する。

    モーツァルトのクラリネット協奏曲イ長調K.622は、最高のクラリネット協奏曲と広く見なされており、あらゆる独奏楽器のために書かれた協奏曲の中でも特に優れたものの1つとされている。

    モーツァルトは、ウィーンで最も才能のあるクラリネット奏者であるアントン・シュタードラーのためにこの協奏曲を作曲し、1791年10月16日に初演された。これは、著名な作曲家によって書かれた最初のクラリネット協奏曲であった。

    しかしこの曲は、厳密にいえばクラリネットのために作曲されていない。モーツァルトはもともとバセットクラリネットのための協奏曲を作曲したのである。下にスクロールして、今日でもクラリネット奏者の王冠を飾る宝石であるモーツァルトのクラリネット協奏曲の傑作ガイドをご覧いただきたい。

    そしてぜひ、ジャック・ブライマーとサー・コリン・デイヴィス指揮ロンドン交響楽団が演奏したモーツァルトのクラリネット協奏曲のおすすめの録音をお聴きいただきたい。

    モーツァルトの「クラリネット協奏曲イ長調」:傑作ガイド
    知っておくべきこと

    モーツァルトのクラリネット協奏曲は、最高のクラリネット協奏曲で彼の最後の器楽作品と広く見なされており、作曲家が35歳で亡くなる2ヵ月足らず前の1791年10月に完成した。

    モーツァルトは、このクラリネット協奏曲をアントン・シュタードラーのために書き、初演はシュタードラーの演奏で1791年10月16日にプラハで行われた。クラリネットとバセットホルンを演奏したシュタードラーは、1780年代初頭からモーツァルトの親友であった。

    シュタードラーは様々な愛称を持っていた。その例を挙げると、「Stodla」、「Nàtschibinitschibi」(数回「Glühweins(グリューヴァイン)」と発音した後に発音してみてほしい)、「ボヘミアの奇跡」などがある。

    モーツァルトはシュタードラーに充てて「あなたの演奏ほど、クラリネットが巧みに人の声に近づくことができるとは思ったことがありません。あなたの音は柔らかく繊細で、心ある者は抗うことができない」と書いている。

    Mozart: Clarinet Concerto in A, K.622: 1. Allegro

    1800年代後期、クラリネットはオーケストラの楽器の中でも比較的新しい楽器であった。1778年、モーツァルトはマンハイムから父親に「ああ、私たちにもクラリネットがあったら!」と嘆き悲しんでいた。モーツァルトはフルートを好まなかったが、クラリネットは恋に落ちたかのように気に入っていたのである。

    クラリネット協奏曲K.622、クラリネット五重奏曲K.581、「ケーゲルシュタット・トリオ」(ピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲変ホ長調 K.498)、歌劇《皇帝ティートの慈悲》K.621の2つのアリアの助奏部など、モーツァルトのクラリネットのための素晴らしい楽曲はすべてシュタードラーのために作曲された。クラリネット協奏曲は、今日でもクラリネット奏者の王冠を飾る宝石であり続けている。

    モーツァルトのクラリネット協奏曲の自筆譜は失われている。シュタードラーは、ドイツ滞在中に盗まれた旅行鞄に入っていたと主張したが、モーツァルトの未亡人から出版社のヨハン・アンドレに充てられた手紙には、シュタードラーがそれを売却したと書かれている。

    なぜこのようなタイトルに?

    厳密にいえばクラリネットのために書かれたものではないということを除けば、それはモーツァルトのクラリネットのための唯一の協奏曲だからである。モーツァルトはこの曲をもともと「バセットクラリネット」のために作曲している。

    クラリネットとバセットホルン(クラリネット属の低音楽器)はどちらも、「シャリュモー」と呼ばれるシングルリード楽器(後期バロックから初期古典派の時代に用いられた)の子孫である。ウィーンの大手クラリネット・メーカーであるテオドール・ロッツは、シュタードラーのために特別なクラリネットである「バセットクラリネット」を作った。

    それは通常のA管やB管のクラリネットより長く、チョコレートのように甘い音色の4つの低音(ミ♭、レ、レ♭、ド)が追加されている。シュタードラーは、自分でバセットクラリネットを発明したと主張したが、よく知られているように、彼の発言には虚偽が多いため信頼できる情報ではない。

    現在、モーツァルトのクラリネット協奏曲がA管のバセットクラリネット用に書かれていることは知られているが(音は記譜されたものより短三度低く聞こえる)、この協奏曲の楽譜は、1803年に通常のA管クラリネットで演奏できるように編曲されるまで公開されなかった。

    どこかで聴いたことがあるような気がする?

    モーツァルトのクラリネット協奏曲は、奇妙なことにオーケストラの部分のみだが、いくつかの箇所が2010年の映画『英国王のスピーチ(The King’s Speech)』で使われている。そして、第2楽章のアダージョは、1985年の映画『愛と哀しみの果て(Out Of Africa)』で目立つように取り上げられた(独奏はジャック・ブライマー)。

    Mozart: Clarinet Concerto in A, K.622: 2. Adagio

    演奏するにはどれくらいのレベルが必要?

    モーツァルトの作品の多くは記譜上では簡単に見えるが、上手に演奏するのは非常に困難である。穏やかな「アダージョ」は、アマチュア・プレーヤーが取り組むのに最も簡単な楽章である(「ABRSM」[英国王立音楽検定]グレード6[中上級]課題曲)。クラリネットの旋律はオペラ・アリアのようであり、整った装飾音で彩られ、とても美しい。短いカデンツァも置かれている。

    フィナーレは、愉快で気楽な、もしあなたがこの曲を演奏しなければならないということでなければ、気楽な「ロンド」である。しかし軽快に聴こえるように演奏しなければならないパッセージは指が忙しく動きまわり、決して単純ではない。

    Mozart: Clarinet Concerto in A, K.622: 3. Rondo (Allegro)

    おすすめの録音

    ジャック・ブライマーと、彼が首席クラリネット奏者を務めていたロンドン交響楽団との録音は、少し古臭いが魅力的な演奏で、他の追随を許さない。タイムズ紙は、ジャック・ブライマーを「現代、そしておそらく今世紀を代表するクラリネット奏者である」と評している。

    Written By uDiscover Team



     

  • 水野蒼生がオペラ、歌曲の現代的アップデートを試みたニュー・アルバムを3月リリース

    水野蒼生がオペラ、歌曲の現代的アップデートを試みたニュー・アルバムを3月リリース

    2018年に前代未聞のクラシカルDJとして名門レーベル、ドイツ・グラモフォンからクラシック音楽界史上初のクラシック・ミックスアルバムをリリースしてデビューしたミレニアル世代の指揮者兼クラシカルDJ、水野蒼生のニュー・アルバム『VOICE – An Awakening At The Opera -』が2021年3月31日に発売される事が決定した。

    3枚目となる今作は、「人のリアルな歌声はこの世で最も優れた楽器である」というコンセプトを基に、「オペラ、歌曲の現代的アップデート」を試みる作品となっている。

    ブリテンの歌曲《イルミナシオン》~〈海景〉、コルンゴルトの歌曲〈マイ・ミストレス・アイズ〉、ビゼーの歌劇《カルメン》~〈ハバネラ〉、プッチーニの歌劇《トゥーランドット》~〈誰も寝てはならぬ〉、シューマンの歌曲《ミルテの花》~〈献呈〉、シューベルトの〈アヴェ・マリア〉、そして水野蒼生のオリジナル楽曲の計7つの歌を収録。

    さらに、一曲ごとに様々なジャンルで活躍するボーカリストをフィーチャリングする事で、表現の幅に広がりを持たせ、クラシック音楽とその外に広がる多様なジャンルの音楽を繋ぐ架け橋のようなアルバムとなっている。

    水野蒼生は、2019年にザルツブルク・モーツァルテウム大学 オーケストラ指揮及び合唱指揮の両専攻の第一ディプロム(学部相当)を首席で卒業。同年11月には横浜音祭りクロージングコンサートに指揮者として出演。May J.、葉加瀬太郎の両氏のバックで横浜シンフォニエッタを指揮した事でも大きな話題を呼んだ。


    ■アーティスト情報

    2018年にクラシカルDJとして名門レーベル、ドイツ・グラモフォンからクラシック音楽界史上初のクラシック・ミックスアルバム「MILLENNIALS-We Will Classic You-」をリリースしてメジャーデビュー。国内最大級のクラシック音楽フェス「La Folle Journe TOKYO 2019」に連日出演し好評を博す。

    2019年11月横浜音祭りクロージングコンサートに指揮者として出演。May J.、葉加瀬太郎の両氏のバックで横浜シンフォニエッタを指揮。2019年秋、ザルツブルク・モーツァルテウム大学 オーケストラ指揮及び合唱指揮の両専攻の第一ディプロム(学部相当)を首席で卒業。


    ■リリース情報

    2021年3月31日発売
    『VOICE – An Awakening At The Opera -』
    水野蒼生
    CD