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「入手困難盤復活!!HR/HM 1000キャンペーン」の5枚 by 『ヘドバン』編集長 梅沢直幸

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廃盤や製造中止、限定盤完売など、ここ数年入手困難だったHR/HMの裏名盤65タイトルをピックアップ。高額のプレミア付きで取引されているアルバムも含め、いきなりの超低価格1,000円(税抜)にて限定発売している「入手困難盤復活!! HR/HM 1000キャンペーン」。この65枚の中から、“世の中をヘッドバンギングさせる本”『ヘドバン』の編集長・梅沢直幸さんに5枚をピックアップして寄稿して頂きました。


サウンドガーデン『Louder Than Love』

1989年9月…グランジ・ムーブメント勃興前夜のシアトルで鳴り響いていたのは、終始うねりまくるグルーヴと今は亡きクリス・コーネルが狂ったように叫ぶハイトーン、地を這いながら襲いかかるリフの数々だった。メタリカのメンバーは当時このアルバムを愛聴し、ギタリストのカーク・ハメットにいたってはこのアルバムに触発されて「Enter Sandman」冒頭のリフを生み出した。もし『Louder Than Love』が発売されなかったらメタリカの“ブラック・アルバム”も、それこそ“グルーヴ・メタル”さえも存在しなかったかもしれない。90年代以降のメタルを読み解く鍵となるアルバムであり、グランジがメタルの敵ではないどころか、当時のメタルが失いかけていた剥き出しの原始なハード・ロックの姿だったことを証明するアルバムでもあるのだ。

サウンドガーデン「Badmotorfinger」

全米No.1を獲得した次作『Superunknown』では、クリス・コーネルのヴォーカリストとしての表現力とメロディーが際立ったため、このアルバムがサウンドガーデンの混沌渦巻くプリミティヴなハード・ロックが聴ける最後の作品であり、その“極み”をいやと言う程に見せつけられる。特に①から④への流れは、さながらハード・ロック地獄絵巻だ。ブラック・フラッグ等のUSパンク/ハードコア的疾走さえも感じる①、ミドル・テンポのヘヴィ・グルーヴでありながらキャッチーに広がる②、ブラック・サバス由来の地を這うドゥーム曼荼羅を展開する③、そして混沌の極地と化すカオティックな④。4曲とも、2017年5月17日のサウンドガーデン最後となってしまったライヴでも披露していた代表曲であり、4曲を筆頭にこのアルバムで示したプリミティヴなハード・ロックこそがサウンドガーデンの永久の「核」なのだ。

マイケル・モンロー『Not Fakin’ It』

1stソロが殆どカヴァー曲だったため、この2ndが実質の最初のソロ作品と言ってもいいだろう。ハノイ・ロックス・リスペクトを公言していたガンズ・アンド・ローゼズの世界的大ブレイク、そしてガンズ・アンド・ローゼズを中心として巻き起こった“バッド・ボーイズ・ロックンロール”のムーブメント真っ只中という、これ以上ないお膳立てがされた中…満を持しての“ゴッドファーザー”大復活。活動休止中のガンズ・アンド・ローゼズから無精髭面のアクセルが突如として客演登場したMVが話題となった①を筆頭に、どこか影や儚さのあったハノイ・ロックス時代の雰囲気を一気に脱ぎ捨て、不純物の一切ないロックンロールと共にハイエナジー過剰なマイケルが躍動。アルバム発売から約30年が経った現在でも、このスタイルは一切変わっていない。敬意を抱いていたレミーがそうであったように、マイケルもロックンロールに対していつ何時でも純真なのだ。

ダイアモンド・ヘッド『Borrowed Time』

メタル的な雰囲気を纏った楽曲はそれこそメタリカが1984年に発表したシングル「Creeping Death」のB面でカヴァーした「Am I Evil?」ぐらい。アルバム全体を覆っているのはレッド・ツェッペリンやUFOが紡いできた、ブルース・ロックを基盤とした古典的英国ハード・ロックだ。不安定さが逆に色気さえ感じるシーン・ハリス(Vo)の歌声とブライアン・タトラー(G)の流麗なギター・ソロと癖のあるリフ・ワーク、そしてプログレ的に展開する楽曲の数々。NWOBHMのバンドの多くが疾走感とエッジの立ったリフを武器にシーンに登場してきた中で、ダイアモンド・ヘッドはこの2ndアルバムで流れに完全に逆行した。音楽的側面はもちろんのこと、その姿勢も、ツアーにも同行する程にこのバンドの大ファンだったメタリカのラーズ・ウルリッヒに受け継がれているような気がしてならない。

 

ザ・ヘラコプターズ『By The Grace Of God』

90年代中盤以降のアメリカと北欧で同時多発的に出現した、アクセルベタ踏みのロックンロール狂…ここ日本では“爆走ロックンロール”と呼ばれたバンドたち。その北欧側の中心にいたのがスウェーデン出身のザ・ヘラコプターズ。ロックンロールの初期衝動そのままに突っ走るそのスタイルはアルバム毎に緩やかにスピードダウンし、通算5枚目のこのアルバムでは、いい塩梅に枯れた哀愁のメロディーが等身大のガレージ・ロックンロールを優しく包み込んでいる。この枯れた哀愁メロディー…北欧はフィンランドが生んだロックンロール・レジェンド、ハノイ・ロックスの甘く切ないメロディーにそっくりなのだ。ハノイ・ロックスのルーツが初期パンクやグラムなのだから似るのは必然。北欧爆走ロックンロールの源流にハノイ・ロックスが鎮座し、ハノイ・ロックスが放った荒ぶるロックンロールの遺伝子の強さを改めて感じることができる1枚でもある。


梅沢さんが編集長を務める雑誌『ヘドバン』最新刊Vol.18は2018年4月23日発売

『ヘドバン』公式Twitter

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入手困難盤復活!! HR/HM 1000

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