Classical Features
久石譲 フィルハーモニー・ド・パリおよびLAフィルでのレジデンス決定

久石譲がフィルハーモニー・ド・パリのCompositeur en Résonance(Composer in Association)に就任することが3月27日に発表されました。同館初の任命であり、任期は2026/27シーズンと2027/28シーズンの2シーズンにわたります。久石のオーケストラ/室内楽の現代曲や映画音楽に至るまで幅広い楽曲がパリ管弦楽団との共演によって演奏されることに加え、4月1日には同オーケストラとのシンガポールツアーを発表。現代を代表する音楽家の一人としての評価が一層高まることが期待されます。

©Nick Rutter
久石はフィラデルフィア管弦楽団のComposer in Residence (2025/26 – 2026/27の2シーズン)への就任が既に発表されており、さらにロサンゼルス・フィルハーモニックでは2026シーズンにおけるComposer in Focusとして、ハリウッド・ボウルやザ・フォード(室内楽ホール)でのコンサートを通して久石の多様な作品が紹介される予定です。
世界的オーケストラとの共演 「ワールド・ドリーム・ツアー」
久石とパリ管弦楽団によるシンガポール公演は、コロナ禍以降、欧米の主要オーケストラによる同国での初の大規模ツアーであり、パリ管弦楽団にとっては初のシンガポール公演となります。2026年11月12〜13日、エスプラネード・コンサートホールにて2公演が行われます。さらに、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団のComposer in Associationの任期の締めくくりとして、同オーケストラの音楽監督ヴァシリー・ペトレンコの指揮により、久石作曲の 《The Border Concerto for 3 Horns and Orchestra》が2026年6月にロンドン初演を迎えます。
また同年秋には、久石の指揮のもと、ベルリンフィルハーモニー、ルツェルン・カルチャー・コングレスセンター(KKL Luzern)、ミュンヘン・イザール・フィルハーモニー、シュトゥットガルト・リーダーハレ、エルプフィルハーモニー・ハンブルクといったヨーロッパの著名なホールでのツアー、およびロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでの公演も予定されています。
新作 Concerto for Orchestra 世界初演 / 2026-27シーズンまでの主な活動
2026年5月、久石は最新作《Concerto for Orchestra》をワシントン・ナショナル交響楽団とともに世界初演します。本作は、カーネギーホール、トロント交響楽団、サンフランシスコ交響楽団、コロラド交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、パリ管弦楽団等による共同委嘱を受けており、ワシントンでの初演後、世界各地で演奏が続きます。2026年3月にはハワイ交響楽団にデビューし、久石自身の作品とドビュッシー《海》 によるプログラムを指揮。同4月には、シカゴ交響楽団への再登場も予定しています。
来シーズン(2026/27シーズン)には、新作のピアノ・コンチェルトを初演予定。フィラデルフィア管弦楽団、トロント交響楽団、ヒューストン交響楽団などからの委嘱が発表されており、フィラデルフィアでの世界初演にはソリストにアリス=紗良・オットを迎えます。同シーズンはコロラド交響楽団、ヒューストン交響楽団、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団、ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団にデビュー。フィラデルフィア管弦楽団、サンフランシスコ交響楽団などとの再共演のほか、今後も公演が発表される見込みです。
久石譲 フィルム・ミュージック・コンサート
8か国14都市での世界ツアーを行い、2025年7月の東京ドームでのツアーファイナル公演で約13万人を動員した「Joe Hisaishi Symphonic Concert: Music from the Studio Ghibli Films of Hayao Miyazaki」に続き、この夏、久石譲は新たなフィルム・ミュージック・コンサートを発表します。久石が音楽を手がけた『おくりびと』『HANA-BI』『A Big Bold Beautiful Journey』等の楽曲に加え、スタジオジブリ作品の映像を交えた演奏が予定されています。

© Nick Rutter
これまでに発表されている公演日程:
6月 フランス、ニーム公演:ニーム音楽祭(ローマ円形劇場、1公演) ※完売
7月 ロサンゼルス公演:ロサンゼルス・フィルハーモニックとのハリウッド・ボウル公演(3公演)
8月 ニューヨーク公演:ラジオシティ・ミュージックホール公演(セント・ルークス管弦楽団、計7公演)
10月 アムステルダム公演:コンセルトヘボウ管弦楽団とのジッゴ・ドーム公演(計2公演)
久石譲の今後の活動にぜひご注目ください。




















