クール&ザ・ギャング(Kool & the Gang)の共同創設メンバーで、ドラマー、ソングライターのジョージ・ブラウン(George Brown)が、肺がんとの闘病の末、2023年11月17日、74歳で逝去した。代理人から発表された声明によると、彼は、自分の音楽についての説明を求められた時、いつも“幸福の音”と答えていたという。
ジョージ・ブラウンは、ベースのロバート・”クール”・ベル、ロバートの弟でテナー・サクソフォーン奏者のロナルド・ベル、リード・ヴォーカルのジェイムズ・”J.T.”・テイラーらと共に、「Jungle Boogie」「Hollywood Swinging」「Celebration」「Get Down on It」といったクール&ザ・ギャングのヒット曲の数々を生み出したグループのソングライターのひとりだった。
1973年にアルバム『Wild and Peaceful』で初めて商業的成功を収め、翌1974年には、「Jungle Boogie」「Hollywood Swinging」という今日でも新たな聴衆を見出す記念碑的全米TOP10ヒットを世に送り出した。バンドのレコーディングにおけるジョージ・ブラウンのドラミングが、ヒップホップというジャンルの始まりから現在に至るまで、多くのアーティストやプロデューサーにサンプリングされていることは注目に値する。
バンドの黄金期と言われている1979年から1986年にかけては、「Ladies’ Night」「Get Down on It」、「Joanna」「Cherish」、そして最も人気の高い「Celebration」といった大ヒット曲が生まれた。
ザ・ローリング・ストーンズのアルバム『Let It Bleed』は、1969年12月5日にリリースされた。これは、ヒッピー時代に芽生えた「平和と愛」の理想主義が崩壊していく状況にぴったりのアルバムのように思えた。
このアルバムを締めくくる最後の曲「You Can’t Always Get What You Want(無情の世界)」は、もともとはミック・ジャガーがアコースティック・ギターを弾きながら作ったささやかな曲だった。しかしこの曲は象徴的で音楽的なメッセージとなり、重大な転機となった1960年代の終わりを総括することになった。
とはいえ結局ミックも、この少々ふざけた名曲の最終的な出来上がりに満足することになった。60人の合唱団員の神々しい歌声は、さらに多くの歌手がいるかのような雰囲気を出すため、ダブルトラックで重ねられた。しかしこの共演は後味の悪い結果に終わった。というのもこのアルバムが『Let It Bleed』というタイトルであり、収録曲の中に連続殺人犯をテーマとした「Midnight Rambler」という曲があることを知ったロンドン・バッハ合唱団が、自分たちの名前をアルバムのクレジットから外すように要求してきたのである。
「ミックは自分が何をしたいのかわかっていた」
「You Can’t Always Get What You Want」でキーボードとフレンチ・ホルンを担当したアル・クーパーによれば、ミックはこの曲でプロデューサーのジェームス・ミラーと緊密に協力し、 アーティスティックな面での主導権をかなりの程度まで掌握していたという。クーパーは「ミックは自分が何をしたいのかわかっていたし、ありとあらゆることをやっていた」と語っている。
「You Can’t Always Get What You Want」の5分間に短縮されたヴァージョンはシングル「Honky Tonk Women」のB面として1969年7月4日にリリースされ、米チャートで最高42位を記録した。また7分半のフル・ヴァージョンは、デッカ・レコードからリリースされた『Let It Bleed』に収録されている。
Neil Young Inducts Paul McCartney into the Rock & Roll Hall of Fame | 1999 Induction
ザ・ビートルズの音楽を初めて耳にしたのは1960年代のことでした。そのとき、最初に思ったのは、「自分にも同じようなことができるかもしれない」ということでした。そして私が人前で初めて歌った曲は、「give me money, that’s what I want (金をくれ、金さえあればそれでいい)」と歌うザ・ビートルズのレパートリーだったのです。場所は学校のカフェテリアでした。周囲の反応はあまり芳しくなかったので、次に「It Won’t Be Long」を歌ってみました。今度は上々の反応でした。
それから時が経って、ザ・ビートルズがとてつもない大物になったころ、私も (バッファロー・) スプリングフィールドを結成しました。 (スティーヴン・) スティルスと一緒に「A Day In The Life」を聴いたときのことは今でも覚えています。彼と一緒に、あの曲の最後の1音や、ポールのヴォーカル、ジョンのヴォーカル、あのレコードでジョージが披露した素晴らしい演奏といったものに耳を傾けました。まさに才能と才能の融合という感じがしました。
今月初め、ノア・カハンは現代カントリー界のアイコンであるケイシー・マスグレイヴスとタッグを組んだ「She Calls Me Back」の新ヴァージョンをリリース。オリジナル・ヴァージョンは、彼の2022年のアルバム『Stick Season』に収録されている同曲の新ヴァージョンで、ケイシー・マスグレイヴスはノア・カハンの作曲に新たな歌詞と新鮮な解釈を加え、会話のようなやりとりをもたらしている。
Noah Kahan, Kacey Musgraves – She Calls Me Back (Official Lyric Video)
また先月、BBC Radio 1“ライヴ・ラウンジ”にてオリヴィア・ロドリゴがノア・カハン「Stick Season」のカヴァーを披露し、彼のファンであることを明かしている。
Olivia Rodrigo – Stick Season (Noah Kahan cover) in the Live Lounge
別れに伴い渦巻く、胸が張り裂けるそうな感情を記録したこの瑞々しいピアノ・バラード曲「Cedar」で、彼女は「It’s been good to know ya(あなたと知り合えてよかった)」と囁くように歌い始め、ピアノとギターが織り成す豊かな演奏に乗せて、相手が嘘をつくことを学んだ理由について模索しながら、最悪の別れになるかもしれないという最も辛い現実を嘆いでいる。
Gracie Abrams – Cedar (from "The Buccaneers" Season 1) [Official Lyric Video]
さらに、ヴァン・エッテンが歌う「Close to You」は、同サウンドトラックに魅惑的なロマンスの一片を加えている。同曲の冒頭で、爽やかなビートと物憂げなギター演奏に乗せて、「I got a taste of being with you, don’t wanna waste more time(あなたと一緒にいることを味わってしまったから、これ以上時間を無駄にしたくない)」と彼女は切り出す。リバーブで洗浄され、目の覚めるような親密さに触れたドリーミーなノワールのようなこの曲のサビで、彼女はこう歌う。
Put on your best dress and get outta your head Can we forget about everybody else? What do you do when you got so much to lose? Maybe tomorrow we’ll get away And I’ll stay, close to you 最高のドレスを着て、頭の中から逃げ出そう 他のみんなのことは忘れよう 失うものがたくさんあるとき、君はどうする? 明日になったら一緒に逃げよう そして私は君のそばにいるよ
Sharon Van Etten – Close To You (from "The Buccaneers" Season 1) [Official Lyric Video]
1987年にリリースされた彼らのファースト・アルバム『N.W.A and the Posse』は不発に終わったが、グループのラインナップと楽曲の荒削りな題材を微調整して臨んだ1988年の『Straight Outta Compton』はN.W.A.をスーパースターへと押し上げた。また、イージー・イーは同年、最初にして唯一のソロ・アルバム『Eazy-Duz-It』を発表している。
「Sexual Healing」は全米シングル・チャートで78位に初登場し、時を同じくしてモータウンからリリースされたシャーリーンとスティーヴィー・ワンダーのコラボ曲「Used To Be」の2つ下にいたが、「Used To Be」は最高46位留まりとなり、当初の期待には応えられなかった。同週リリースされた新曲の最高位は、スーパートランプの「It’s Raining Again」で31位だった。
以降もこの曲は世界中に広まり、ベン・ハーパー、マックス・ア・ミリオン、そして最も意外だったのはケイト・ブッシュといったアーティストによるカヴァー・ヴァージョンを生み出した。デイヴィ・スピラーンがイリアン・パイプスで参加したケイトのカヴァーは、1994年のシングル「King Of The Mountain」のB面に収録されている。
このベスト・アルバムには、過去20年間にわたりロックンロール界で最も重要なバンドのひとつとしての地位を確固たるものにしてきた彼らのソングライティングとミュージシャンシップが光る「Mr. Brightside」「When You Were Young」「All These Things That I’ve Done」「Human」「Read My Mind」といった過去のカタログからの代表曲に加え、先日リリースされ高い評価を得ている最新シングル「Your Side of Town」など全20曲が収録されている。
<トラックリスト>
1. Jenny Was a Friend of Mine
2. Mr. Brightside
3. All These Things That I’ve Done
4. Somebody Told Me
5. When You Were Young
6. Read My Mind
7. Human
8. Spaceman
9. A Dustland Fairytale
10. Runaways
11. Be Still
12. The Man
13. Caution
14. My Own Soul’s Warning
15. Dying Breed
16. Pressure Machine
17. Quiet Town
18. boy
19. Your Side of Town
20. Spirit
NBAの新たなカップ戦“インシーズン・トーナメント”の開幕に合わせて、LL・クール・J(LL Cool J)とザ・ルーツ(The Roots)のメンバーであるクエストラヴとブラック・ソートがタッグを組み、彼らの楽曲「Mama Said Knock You Out」と「Here I Come」をマッシュアップしたオフィシャル・アンセムを完成させた。ミュージック・ビデオは以下よりご覧いただける。
LL・クール・Jとザ・ルーツがタッグを組むのはこれが初めてではなく、今年6月、Rock The BellsとLive Nation Urbanは、両者がヘッドライナーを務める“The F.O.R.C.E. (Frequencies of Real Creative Energy)”ツアーを発表した。
LL・クール・Jにとって30年ぶりのアリーナ・ツアーとなるこの“F.O.R.C.E.(Frequencies of Real Creative Energy)”のために、出演者はLL自らキュレーションした。同ツアーには、今年のグラミー賞でのヒップホップ50周年を祝うステージでも共演したザ・ルーツに加え、DJ・ジャジー・ジェフとDJ Z-Tripが出演。
Brenda Lee – Rockin' Around The Christmas Tree (Official Music Video)
数々の定番ホリデイ・ソングの生みの親であるジョニー・マークスが手掛けた同曲は、ブレンダ・リーがまだ13歳だった1958年にリリースされたもの。「Rockin’ Around the Christmas Tree」は昨年だけで2億4,000万回のストリーミング再生数を記録し、2番目にストリーミングされたクリスマス・ソングとなり、4年連続で全米シングルチャートにて2位を記録した他、先日は、全米レコード協会(RIAA)によって5回目のプラチナム・ディスク(500万枚)に認定されている。
「私のことを知っていて、長年にわたって私と私の音楽を応援してくれている人たちのために、“Rockin’ Around the Christmas Tree”のミュージック・ビデオを初公開できることをとても誇りに思います。この曲は私にとって特別な曲で、まさか自分の代表曲になるとは思ってもみませんでしたが、こんなにもたくさんの喜びをもたらしてくれるこの曲が大好きです。このジョニー・マークスによる素晴らしい曲をレコーディングした日のことを覚えています。あれから65年、今の私があるのは皆さんのお陰です。皆さん全員にお会いすることはできなくても、私が幼い頃からずっと、皆さんが応援してくれていることはわかっています。ありがとうございます。メリー・クリスマス」
このアニバーサリーにあわせて、「Rockin’ Around The Christmas Tree」をはじめ、「Santa Claus Is Coming To Town」「Jingle Bell Rock」、「A Marshmallow World」というホリデイの定番曲の他、オーストリア出身の気鋭プロデューサー、フィロウズ(Filous)による「Rockin’ Around The Christmas Tree」の再構築ヴァージョンを収録した新たなEP『A Rockin’ Christmas with Brenda Lee』もリリースされた。
ブレンダ・リーは、現地時間12月7日午後8時からNBCで放送されるテレビ特番『Christmas at the Opry』で「Rockin’ Around The Christmas Tree」を披露する予定だ。
The Traveling Wilburys – End Of The Line (Official 4K Music Video)
ボブ・ディラン (aka ラッキー・ウィルベリー)
60年代初頭、ボブ・ディランはウディ・ガスリーを敬愛する驚くべき多作なフォーク・シンガーとして頭角を現し、「Blowin’ In The Wind(風に吹かれて)」などの曲で、一躍プロテスト・シンガーの先駆者としての地位を確立していった。
そのシーンを急速に凌駕したディランは、『Blonde On Blonde』に収録されているような“あの薄い野生の水銀の音(thin, wild mercury sound)”でロック・ミュージックの様相を一変させ、「Mr Tambourine Man」や「Like A Rolling Stone」のような画期的な楽曲で、作詞作曲を詩のレベルにまで高めていく。
「Tangled Up In Blue」は、70年代半ばに最初の妻サラとの別れの後に制作した『Blood On The Tracks(血の轍)』からの名曲のひとつであり、1976年の「Hurricane」では、彼が最初に名を馳せたプロテストのテーマに立ち返っている。
Bob Dylan – Tangled Up In Blue (Official HD Video)
「Here Comes The Sun」「While My Guitar Gently Weeps」「Something」など、ザ・ビートルズの最も愛される楽曲を手掛けた彼は、バンド解散後もその飽くなき創作意欲を発揮し、「My Sweet Lord」や「Give Me Love (Give Me Peace On Earth)」などのソロ名義の名曲を次々と生み出し、ルディ・クラークが書いた「Got My Mind Set On You」のカヴァーでは全米1位、全英2位を記録した。
2001年、彼は癌に倒れたが、2002年にリリースされた遺作アルバム『Brainwashed』に収録されている「Stuck Inside A Cloud」は、彼の創造性が最後まで衰えていなかったことを証明している。
「In Dreams」や「Only The Lonely」といった曲で、ゾクゾクするほどエモーショナルなソングライティングの特許を取得した彼は、1987年にレコーディングを行い、彼の死後1992年にシングルとしてリリースされた「I Drove All Night」で25年ぶりに全米トップ10に返り咲き、時を経ても尚、彼の表現力豊かなヴォーカルがその力を失っていないことを証明した。
それゆえに、ELOの解散後、ジェフ・リンがジョージ・ハリスンの後期のソロ作品を共同プロデュースした他、90年代半ばザ・ビートルズの『Anthology』プロジェクトにおいて、ジョン・レノンの未完成デモから「Free As A Bird」と「Real Love」を完成させる手助けをするためにザ・ビートルズのメンバーと仕事をしたのはまさに適役だったと言える。
ソロ名義のアルバムはほとんど発表していないが、「Every Little Thing」と「She」などは、非常にバラエティに富んだ彼のソロ・シングルのハイライト曲である。
Electric Light Orchestra – Mr. Blue Sky (Official Video)