New Releases
フレディ・マーキュリー『Mr. Bad Guy』40周年盤LPが12月に発売。日本のみ初の紙ジャケCDも

フレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)が1985年に発表したソロ・デビュー作『Mr. Bad Guy』の40周年を記念して、180g重量盤の半透明グリーン・ヴァイナルとピクチャー・ディスク仕様の2形態のアナログ盤が2025年12月5日にリリースされる。
日本版としては2025年12月19日に通常LP、UNIVERSAL MUSIC STORE限定ピクチャーLP、そしてオリジナル・アートワークを使用した初の紙ジャケット化としてCDも発売となる。
<関連記事>
・フレディ・マーキュリーはいかにして史上最高のロック・アイコンとなったのか?
・名曲「Bohemian Rhapsody」が持つ音楽史でのとてもつもない偉業
『Mr. Bad Guy』は、フレディ・マーキュリーが1970年に共同創設したクイーン(Queen)を離れて制作された初のソロ・アルバムで、フレディは「色んなアイデアが溢れ出てきて、クイーンの一員としてはできなかった沢山の音楽領域を超えてみたいという強い思いがあった」と当時の思いについて明かしていた。
アリーナを揺らすクイーン・サウンドとは一線を画す、制作当時のフレディが夢中になっていたダンス・ポップ/クラブ・カルチャーにインスパイアされた『Mr. Bad Guy』のレコーディングは、クイーンの直近のアルバムでも使用されたミュンヘンのミュージックランド・スタジオで行われ、フレディとラインホルト・マックが共同プロデュースを担当。
全英アルバム・チャートで6位を記録した本作からは、「I Was Born To Love You」「Made In Heaven」「Living On My Own」「Love Me Like There’s No Tomorrow」という4曲のシングルが生まれた。
今回のリイシューでは、クイーンの長年のエンジニアであるジャスティン・シャーリー=スミスとジョシュア・J・マクレイによる新ミックスを採用。ジャスティン・シャーリー=スミスは本作の作業工程について次のように語っている。
「当時のマルチトラック・テープを遡り、今だったらこんな風に仕上げていただろうではなく、もし当時もっと良い技術と時間があったなら、どんなサウンドに仕上がっていただろう、という視点で作業しました。当然のことながら、フレディの作品に携われるのは大変名誉なことで、いつも最大限の敬意をもって取り組んでいます」
フレディはかつて本作について次のように振り返っていた。
「“Mr. Bad Guy”は僕が心血を注いだ、生まれるべくして生まれたアルバムだと思う。悲しみや痛みについて歌った感動的なバラードもあれば、同時に僕らしい軽薄で皮肉っぽい曲もある。このアルバムの曲たちは、さまざまな気分や感情が入り混じる僕の人生の有り様、僕の人生の全貌そのものを映し出しているんだ」
Written By Hannah Zwick
フレディ・マーキュリー『Mr. Bad Guy』40周年記念盤
1985年4月29日発売
40周年記念盤LP / iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music
- クイーン アーティスト・ページ
- フレディ・マーキュリーはいかにして史上最高のロック・アイコンとなったのか?
- マネージャーが明かすフレディ『Mr. Bad Guy』制作秘話とミュンヘンでの生活
- クイーンの70年代の衣装を手掛けたデザイナーがフレディとの出会いを語る
- クイーン『Ballet For Life』:ロックバンド、バレエ、ヴェルサーチによるコラボ作品
- フレディのソロボックス『Never Boring』発売。ラミ・マレックのコメント到着
- フレディ・マーキュリーのベスト・ソング20曲
- フレディ・マーキュリーの言葉:クイーンの伝説的シンガーの発言を振り返る
- クイーン関連記事
- フレディ・マーキュリー関連記事





















