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音楽界が驚いた00年代以降のサプライズ・リリース・アルバム17選:レディオヘッドやU2、ビヨンセからアリアナまで

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ストリーミングが登場する前から、ミュージシャン達は新しいプロモーション戦略を練り、アルバムをサプライズ・リリースしてファンを喜ばせていた。事前告知なしの電撃リリースから周到に練り上げたものまで、アルバムをリリースするタイミングについてアーティスト達はもはや従来までの伝統的な手法に従うことはなくなっている。買う側が値段を決めるというレディオヘッドの民主的な販売方式からビヨンセの画期的な『Lemonade』まで、音楽の世界を揺るがした驚きのアルバムをいくつか見てみよう。

 

レディオヘッド『In Rainbows』(2007年)

レディオヘッドは、従来のアルバムの売り方を崩壊させただけでなく、アーティストが音楽を広める方法を完全に変えた。2003年の『Hail To The Thief』に続くアルバムとして、バンドはファンが価格を決めて買うことができる予約注文のリンクを添えたウェブサイトで新しいアルバムを発表した。

『In Rainbows』はアルバムの新しいリリース方法を提示しただけでなく、EMIから離れた後のバンドの新時代を宣言したのだった。リリースの2か月後、彼らは8曲の新曲を追加した『In Rainbows』の第2弾をリリースしている。

ベスト・トラック「Weird Fishes」

Radiohead – Weird Fishes – by Tobias Stretch

 

ザ・ラカンターズ『Consolers of the Lonely』(2008年)

レディオヘッドのリリースの後で音楽評論家達はまた新たな驚きを経験することになった。今度はジャック・ホワイトとブレンダン・ベンソンによるロック界のスーパーグループのザ・ラカンターズで、こちらのプロジェクトはプロモーションなしの緊急リリースという、さらに好奇心をかきたてられるものだった。

ジャック・ホワイトは、一切の情報がリークしないようにアルバムに『The Plug-Ins』という偽名を使うなどサプライズ・リリースするために並々ならぬ努力をしておいた。しかし全て無駄になってしまった。iTunesが誤って事前にアルバムを購入できるようにしてしまい、ファンや批評家はすかさず手に入れてしまったのだ。

ベスト・トラック「Salute Your Solution」

The Raconteurs – Salute Your Solution (Official Video)

 

フランク・オーシャン『Channel ORANGE』(2012年)

リークによって、アーティストが慎重に計画した計画のスケジュールを台無しになってしまうことがある。これを防ぐために、フランク・オーシャンは当初の発売日の1週間前に『Channel ORANGE』をリリースすることにした。これはカニエ・ウェストジェイ・Zが2011年に『Watch The Throne』をリリースする際に偽のスケジュールを流して批評家をだましたことに触発された企みだった。ヒップホップとR&Bのどちらにも珍しい表現法を用いた『Channel ORANGE』は、両者の境界線をさらに曖昧にし、その転換期を示すアルバムだった。

ベスト・トラック「Pyramids」

Pyramids

 

デヴィッド・ボウイ『The Next Day』 (2013年)

デヴィッド・ボウイは66歳の誕生日にニュー・シングル「Where Are We Now?」をリリースし、そして10年ぶりとなる新作アルバムをリリースすることも発表して世界を驚かせた。ボウイが音楽から引退したという憶測を打ち砕いただけでなく、彼がアルバムをレコーディングしていた2年間の間に全くそうした噂が聞こえてこなかったからだ。

彼ほどのスーパー・スターにそうしたことができるとは前代未聞のことだった。彼のレコード・レーベルの社長ですら、その噂を耳にしたのは『The Next Day』がリリースされるわずか1か月前。2013年3月8日の午前5時にiTunesで『The Next Day』がリリースされた時、ボウイが依然としてリスナーに対しても彼自身に対しても冒険的であることが証明されたのだった。

ベスト・トラック「Where Are We Now?」

David Bowie – Where Are We Now? (Official Music Video)

 

ビヨンセ『Beyoncé』 (2013年)

ビヨンセほど一般大衆に対して細心の注意を払ってきたアーティストはいない。2013年の力作セルフタイトル・アルバム『Beyoncé』『Lemonade』『Everything Is Love』(夫であるジェイ・Zとのザ・カーターズ名義) と続く彼女の最近の3作はどれもが事前プロモーションが全くないサプライズ・リリースのアルバムだった。

ポップス界の一大現象であるビヨンセ。彼女の新作アルバムやミュージック・ビデオは常に秘密裏に制作され、シングルもプロモーション・ビデオも事前のコメントもなくいきなり発表されてきた。こうしたリリースの手法はビヨンセ級のアーティストのものとしては聞いたことがない。そしてファンは、彼女がモットーとしている“没頭する喜び”をアルバム・リリースと同時に存分に経験するのだ。

ベスト・トラック「Drunk In Love」

Beyoncé – Drunk in Love (Explicit) ft. JAY Z

 

ジェイ・Z『Magna Carta Holy Grail』((2013年)

相乗効果の価値を最もよく知る者、それはラッパー転じて超大物になったジェイ・Zだ。彼はほとんど全てのアルバムのリリースで独占的なパートナーシップを築き上げることに成功しており、『Magna Carta Holy Grail』も例外ではなかった。

2013年のNBAファイナルで、サムスンのコマーシャルに登場したジェイ・Zはニュー・アルバムのリリースを発表するとともに、サムスンのスマートフォンに「Magna Carta」アプリをダウンロードした先着100万人にアルバムの音源を無料で提供したのだ。伝えられるところによれば、この“慈悲深い行い”によってジェイ・Zと彼のレーベル、ロック・ネイションは韓国テクノロジー大手サムスンから推定2,000万ドル(約22億円)を得たということだ。

ベスト・トラック「 ‘FuckWithMeYouKnowIGotIt’」

Studio Session: Jay-Z's "Magna Carta Holy Grail"

 

U2『Songs Of Innocence』 (2014年)

U2によるiTunes自動配信リリースは、史上最大のサプライズ・リリースされたアルバムの一つだ。Apple WatchとiPhone 6の発表の一環としてAppleはバンドと契約を結び、5年ぶりとなるニュー・アルバム『Songs Of Innocence』を5億人にも上るAppleユーザーに無料で提供することにした。後にボノは「誇大妄想の為せる技、太っ腹なところを見せてみた」と述べている。

ベスト・トラック「The Miracle (Of Joey Ramone)

U2 – The Miracle (Of Joey Ramone) (Official Video)

 

ドレイク『If You’re Reading This It’s Too Late』 (2015年)

2013年9月にリリースした『Nothing Was The Same』が依然として好調なセールスを上げている最中の2014年、ドレイクはラップ界の頂点に立った。そして続いたのが巧妙な餌と仕掛けだった。

ドレイクの4枚目のアルバムのタイトルは『Views From The Six』だというニュースをビルボードが最初に伝えた。数ヶ月後に3曲の新しいシングルを発表した段階で今度はミックス・テープがリリースされるという話が浮上して状況はさらに混乱した。

ドレイクはその後に未発表の音楽の断片をフィーチャーした短編映画『Jungle』をリリースしたが、その日の真夜中にはオフィシャルのミックス・テープ『If You’re Reading This It’s Too Late』がストリーミング配信になり、更なるドレイクのミックス・テープへの準備が整うことになった。

ベスト・トラック「Energy」

Drake – Energy

 

ビヨンセ『Lemonade』(2016年)

セルフ・タイトルのアルバム『Beyoncé』をサプライズ・リリースしたビヨンセは、次作『Lemonade』のリリースで首位を獲得することに成功した。スーパーボウルのハーフタイム・ショーでの歴史的なパフォーマンスを披露する前日、ビヨンセは「Formation」の衝撃的なミュージック・ビデオをリリースした。

ブラック・パンサーの服装を着たポップ・メガスターは、スーパーボウルでのパフォーマンスと今後のツアーについての発表によってファンとNFLの両方を熱狂させたのだった。謎めいたティーザーの後でテレビ局HBOが『Lemonade』の音楽をベースにした1時間のコンセプチュアルな短編映画を初放送し、アルバムが配信サイトTidal限定でリリースされた。だが、『Lemonade』の生々しい表現は、頑ななまでに自分のイメージを大切にするアーティストである彼女に新たな魅力を与え、アルバムはその年の世界各地でベストセラーを記録した。

ベスト・トラック「Formation」

Beyoncé – Formation

 

ソランジュ『A Seat At The Table』(2016年)

ビヨンセの妹である彼女は、サプライズ・アルバムと壮大な芸術的表現についてよくわかっているようだ。前作アルバムのリリース以降の8年間にソランジュは自身のレコード・レーベルを立ち上げており、2012年の EP『True』ではデヴ・ハインズ (ブラッド・オレンジ名義でも知られている) のような実験性のより高いアーティストとの仕事もしている。そして結実したものが、彼女が全身全霊をかけて準備し、ついにグラミー賞を受賞した傑作アルバム『A Seat The Table』だ。アルバムはそのタイトルの通りに、ソランジュをR&Bスターの座につかせ、これからの音楽を作るアーティストの中での彼女の地位を確固たるものにしたのだ。

ベスト・トラック「Cranes In The Sky」

Solange – Cranes in the Sky (Video)

 

リアーナ『Anti』(2016年)

リークが結局アルバムの価値を高めることになったレアなケースだ。

リアーナのファンは毎年ニュー・アルバムがリリースされることを当たり前に思っていただけに、数年の沈黙の後で彼女がついに2015年に3曲のニュー・シングルとアルバムについての詳細を発表した再際、インターネットでは大騒ぎが起こった。そして、『Anti』からの第1弾シングル「Work」の成功の後、アルバムがTidalにて手違いによってわずか20分間ながら流れてしまった。ユーザーは即それをリッピングしてシェアできてしまったのだ。

このアルバムについてスポンサー契約していたサムスンは非を認め、契約の一環として100万ダウンロードを無料でリリースし、このことによって『Anti』は RIAAの最速プラチナ認定アルバムとなったのだった。

ベスト・トラック「Work」

Rihanna – Work (Explicit) ft. Drake

 

フランク・オーシャン『Endless, Blonde』 (2016年)

フランク・オーシャンはデビュー直後から不思議なサプライズ・アルバムをリリースし続けた。『Channel ORANGE』が大成功したことにより、批評家やファンは首を長くして次の作品を待ちながら4年間過ごした。2016年7月2日、「Boys Don’t Cry」と書かれた図書館カードの画像が彼のウェブサイトにアップされた。そのカードにある返却期日がどうやら彼の『Channel ORANGE』のフォローアップ・アルバムのリリース日のようにも思えた。

そしてApple Musicが8月1日にオーシャンが楽器を操作しながら楽曲を作り上げていく様子を映したプロモを配信し、8月19日に彼のミュージカル映画『Endless』をリリース。このことでデフ・ジャムとの契約は履行したことになり、その翌日に彼は4年ぶりのアルバムとなる『Blonde』を自身の新しいレーベルであるBoys Don’t Cryからリリースしたのだった。

ベスト・トラック「Ivy」

Frank Ocean – Ivy

 

ケンドリック・ラマー『DAMN. 』(2017年)

新たな価値観をもたらした傑作アルバム『To Pimp A Butterfly』をリリースしてから2年が過ぎ、特に目新しい作品のない中で、ケンドリック・ラマーはコーチェラ・フェスティバルのヘッドライナーを務めることになった。3月下旬、彼はソーシャルメディアに彼ならではの新たなフリー・スタイル作品の最終章となる「The Heart Part IV」を掲載してファンの興味を刺激してみせた。

そしてそのわずか数日後にケンドリックは『DAMN.』のリード・シングル「Humble」のビデオを公開、4月7日には予約注文のためにアルバムを公開した。一瞬の瞬きで見逃してしまうような連続したリリースだったが、『DAMN.』の衝撃はもはやフェスへの影響を語る以上のもので、アルバムがダブル・プラチナムを獲得しただけでなく、2018年にはピューリッツァー賞が与えられるまでに至った。

ベスト・トラック「Humble」

Kendrick Lamar – HUMBLE.

 

ザ・カーターズ『Everything Is Love』 (2018年)

ジェイ・Zとビヨンセの二人はどちらもサプライズ・リリースの達人であることは既によく知られていたので、このパワフルな二人の音楽家によるフル・アルバム形式でのコラボレーションも時間の問題だろうと目されていた。ジェイ・Zの『4:44』はビヨンセの『Lemonade』での妻からの告発に対する夫側からの反論と言えるものであったが、ヒップホップ界のロイヤル・カップルは和解に向けたカウンセリングをレコード上で行う心境に至ったようだ。

「On The Run II」ツアー時のロンドン滞在中、「Apeshit」のミュージック・ビデオを初公開するより先に、ビヨンセとジェイ・Zはサプライズがあると発表。ビデオの最後には「Album Out Now」という言葉が現れ、そしてカップルのコラボレート・アルバムが早速Tidalに登場したのだった。

ベスト・トラック「Apeshit」

APES**T – THE CARTERS

 

J・コール『KOD』(2018年)

5枚目のアルバム『KOD』(“Kids On Drugs”、”King Overdosed”、”Kill Our Demons”などの略)をリリースする4日前、ラッパーのJ・コールが自分のSNSの投稿を全て削除したことで、世間はもしやという憶測でざわめいた。

アルバムのリリースに先立ち、J・コールはアメリカとイギリスでファンのための試聴会を開催し、『KOD』のカバー・アートもトラック・リストも明らかになる前から大いにファンの期待感を高めた。

J・コールがアルバムをサプライズ・リリースしたのはこの時だけではない。彼は3枚目のアルバム『Forest Hills Drive』の際にも告知なしでリリースしており、2016年の『4 Your Eyes Only』ではiTunesの先行予約ページのみという手法を採っている。どちらの戦略も功を奏したことは明らかで、『KOD』は彼にとって5度目のアメリカでのナンバー・ワンを記録した。

ベスト・トラック「ATM」

J. Cole – ATM

 

アリアナ・グランデ『thank u, next』 (2019年)

2018年8月に『Sweetener』をリリースした後、アリアナ・グランデは元恋人のマック・ミラーの突然の死という悲劇的な悲しみに襲われた。ツアーやニュー・アルバムの話どころではなくなったのだが、彼女はその後ニューヨークヘ向かい長年のコラボレーター数人とともにレコーディングを行った。

そして3ヶ月経たないうちに、アリアナは次にリリースするアルバムのタイトル『thank u, next』と同名のシングルを先行リリースした。情報によれば、アルバムはわずか数週間でレコーディングされたという。当初アリアナは通常通りのアルバム・リリースはせずにシングルのみにする予定でいたようだ。しかし『thank u, next』は『Sweetener』のリリースから約半年後の2019年2月にリリースされ、相変わらずのチャート・アクションを謳歌することになった。

ベスト・トラック「7 rings」

Ariana Grande – 7 rings

 

Written By Da’Shan Smith



 

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