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レディー・ガガ「Born This Way」解説:平等をテーマに歌い上げたアンセムに込められたもの

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Photo: Kevin Mazur/WireImage

レディー・ガガ(Lady Gaga)は地元ニューヨークのクラブでの長い下積み期間を経て、2008年のデビュー・アルバム『The Fame』で表舞台に躍り出た。「Just Dance」と「Poker Face」の2曲でチャートの首位を獲得した彼女は、風変わりな衣装や、キャッチーでダンサブルなメロディを生み出すセンスの高さでポップ・シーンを再び活気付けた。

そんなレディー・ガガは2011年、喝采を浴びるポップ・スターから、ポップ・カルチャーの象徴的存在へと急成長を遂げる。そのきっかけとなったのが2ndアルバムの『Born This Way』である。ダンス・ポップへの愛が本質にある点は前作と変わらないが、同作は宗教、フェミニズム、セクシュアリティーといったテーマを取り上げた挑戦的なアルバムになった。

彼女はブルース・スプリングスティーン、マドンナ、ホイットニー・ヒューストン、アイアン・メイデン、KISSといった幅広いアーティストの作品をヒントに、80年代のグラム・メタルやポップ、ハウス・ミュージックなどに宿っていた大胆不敵な精神を現代に蘇らせたのである。

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“当然の権利を奪われた人びとを勇気付ける”

彼女の実体験を基にした「Marry The Night」からホンキー・トンク調のラヴ・バラード「You and I」まで、『Born This Way』には特筆すべき楽曲がいくつかある。だがアルバムの根幹を支えているのは、何と言ってもリード・シングルになった表題曲「Born This Way」だろう。レディー・ガガはキャリアを歩みだした当初からLGBTQ+コミュニティの代弁者だったが、「Born This Way」はそのことのさらなる証明になった。ガガは2011年、ビルボード誌の取材にそう話している。

「ありのままの自分を賛美するアンセムを書きたいと思っている。だけど、そのメッセージを詩的なテクニックや比喩で隠してしまいたくはない。特に最近の音楽では、肝心のメッセージが薄められてしまったり、言葉遊びの裏に隠れてしまったりしていることがある。だから、そうしたテーマへの攻撃、そして挑戦になるような曲を作りたいんです」

「90年代前半を振り返ると、マドンナやアン・ヴォーグ、ホイットニー・ヒューストン、TLCのようなアーティストが、女性や同性愛者をはじめ、当然の権利を奪われた人びとのコミュニティを勇気付ける音楽を作っていた。その歌詞やメロディはとても痛烈で、喜びと発見に満ちていて、とても崇高なものでした。だから私は“こういう曲が作りたい。こういう曲でこの業界を変えたい”と思ったんです」

Lady Gaga – Born This Way (Official Music Video)

その反響

そうした想いは、当時の社会においてまさに必要とされていたものだった。LGBTQ+コミュニティに属する人びとは現在も基本的人権を求めて闘っているが、2011年にはいま以上に苦しい闘いを強いられていたのだ。同性婚はまだ法律で認められておらず、ようやくアメリカ全土で合法化されたのは2015年のことだ。また、トランスジェンダーのコミュニティーについて歌詞で言及した有名ポップ・ソングも、この曲以前にはほとんど存在しなかったはずだ。

しかし「Born This Way」は、その部分とは異なる点で物議を呼ぶことになった。リリースから間もなく、マドンナが1989年に発表したヒット曲「Express Yourself」との類似を指摘されたのだ。マドンナ本人もガガの同曲について“小さくまとまっている”と表現し、2012年のMDNAツアーでは、大胆にもその2曲のマッシュアップを披露した。

それでも時を経て、「Born This Way」はレディー・ガガにとって不動のアンセムとして定着してきた。同シングルがリスナーの共感を呼んだことは、チャート成績にも表れている。全米シングル・チャートでは初登場1位を獲得し、iTunes Storeでも当時の最速売上の記録を更新したのである。

さらにMTVビデオ・ミュージック・アワードでは、最優秀女性アーティスト・ビデオ賞と最優秀メッセージ・ビデオ賞の2冠を獲得。MTVヨーロッパ・ミュージック・アワードでは最優秀楽曲賞に輝いた。また、アルバム『Born This Way』は、最優秀アルバム賞、最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞、最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞 (「You and I」) の3部門でグラミー賞にノミネートされている。

もちろん、ガガは「Born This Way」以降にも数多くの作品を発表している。その一方で、彼女は俳優業にも活動の幅を広げており、2015年に出演した『アメリカン・ホラー・ストーリー:ホテル』ではゴールデン・グローブ賞の最優秀女優賞 (ミニシリーズ/テレビ映画部門) を獲得。そして2018年には、ブラッドリー・クーパーが監督・主演を務めた映画『アリー/スター誕生』に出演。同映画の劇中で二人が歌ったデュエット曲「Shallow」は、米国アカデミー賞、グラミー賞、英国アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞の各賞に輝いている。

2021年、ウェスト・ハリウッドのリンゼイ・P・ホーヴァス市長は5月23日 (同アルバムの発売日) を“Born This Way Day”に制定するとともに、レディー・ガガに“市の鍵”を贈呈することを発表した。

ガガ本人はこの楽曲について次のように説明している。

「“Born This Way”という私の曲とアルバムはどちらも、ゲイで黒人の宗教家だったカール・ビーンに感化されて作ったものです。彼は“Born This Way (=ありのままに生きる)”ということについて説き、歌い、曲にしていた。しかも、彼の作品は早いものでは1975年に作られている。私が生まれる11年も前に。何十年ものあいだ、絶え間ない愛と勇気、そして歌う理由を与えてくれてありがとう。そのおかげで、私たちは喜びを感じられる。私たちにはその喜びを感じる権利がある。私たちには認められ、受け入れられ、自由を手にする権利があるんです」

Lady Gaga – Born This Way (Live from The GRAMMYs on CBS)

Written By Bianca Gracie




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