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ピーター・フランプトン『Frampton』:アメリカでの成功へと導いた4作目のソロ・アルバム

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このアルバムはピーター・フランプトンにとってアメリカでの成功へと導いた作品となった。アルバム『Frampton』は25歳の誕生日直前の1975年3月に発売され、ザ・ハードとハンブル・パイの元メンバーであるピーターにとって4枚目のソロ・アルバムである。

『Frampton』は3月29日にUSアルバム・チャートに登場し、その後着実にチャートを上りながら最高32位に達し、ベストセラー・リストに1年以上掲載された。それは1976年に発売された『Frampton Comes Alive』に助けられた結果でも言えるだろう。そして1976年9月13日に50万枚の売上を果たし、RIAAからゴールドディスクを獲得した。

『Frampton』は魅力的なアルバムで、イギリス出身のシンガーギタリストのソロ・キャリアが急上昇する直前に発売された。『Frampton Comes Alive』の代表曲「Show Me The Way」のオリジナル・スタジオ・バージョンと、「Nassau」とのメドレーとしてバラード「Baby I Love Your Way」が収録されている。

アルバムは、イングランド南西部グロスタシャーのクリアウェル・キャッスルにあるフェイシズのロニー・レーンが所有する移動型スタジオにて1974年の終わりにレコーディングされた。フランプトン本人とクリス・キムジーがプロデュースを手掛け、「Baby I Love Your Way」でフランプトンはリードギター以外にもピアノ、オルガン、アコースティックギター、ベースを演奏し、「Show Me The Way」で使用された彼のトレードマークとなったトークボックス・エフェクターが有名だ。

フロントマンとなり誰かに従う必要のなくなったフランプトンは、アルバムのすべてのトラックを作曲し、元ハードのメンバーのアンディ・ボウンがベースを、ジョン・サイオモスがドラムを演奏している。ピーターのリリックとメロディーは作品全体で際立ち、作品のハイライトとして美しい「One More Time」、ファミリーのポリ・パーマーをフィーチャリングした思慮深い「The Crying Clown」、そしてアコースティック奏者としての器用さを披露する「Penny For Your Thoughts」が含まれる。

同時にフランプトンは、ソロ・キャリアを始めてからUSチャートでの成績を着実に上げていった。1972年の『Wind Of Change』はビルボード200で177位にランクインし、『Frampton’s Camel』は1973年に110位に、そして1974年の『Somethin’s Happening』は125位を獲得。『Frampton Comes Alive』現象によって支えられ、『Frampton』はUSチャートで64週間ランクインされた。

Written By Paul Sexton



『Frampton』

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