グラディス・ナイトの経歴と名曲:グラミー賞を7回受賞し、007主題歌も担当したソウルの歌姫

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Photo: Baxter PR

近年、グラディス・ナイト(Gladys Knight)は国内外でツアーを続けており、我々はR&B音楽史上最高の歌声の持ち主の一人である彼女の現在のキャリアを体感することができている。1944年5月28日にジョージア州アトランタで生まれた、ソウルの女帝、グラディス・ナイトの生涯と名曲をお届けしよう。

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7歳からのショービジネス

1952年、8歳になる前にナット・キング・コールの「Too Young」を歌い、テッド・マック・アマチュア・アワーで優勝したことがきっかけで、グラディス・ナイトはショービジネスとの関わりを持つようになった。

1958年、14歳の時に家族グループのザ・ピップスと一緒にブランズウィック・レコードからレコーディング・デビューを果たす。1961年、彼女の17歳の誕生日の週にVee-Jayからリリースされた「Every Beat Of My Heart」でグループはR&Bチャートに初登場。この曲はR&Bチャートで1位を獲得し、ポップチャートでも6位のヒットを記録した。

FuryやMaxxといったレーベルでさらなるソウル・ヒットを放った後、グラディス・ナイト&ザ・ピップスはモータウンと契約し、1966年から7年間、この大人気ソウル・レーベルに籍を置くことになる。ここでは「I Heard It Through The Grapevine」や「Neither One Of Us (Wants To Be The First To Say Goodbye)」といったR&Bチャート1位、ポップチャートでも2位を獲得するヒット曲を送り出した。

多くのアーティストにとっては、12年間も活動すれば、ミュージシャン声明は終わりを迎えるかもしれない。しかし、グラディス・ナイト&ザ・ピップスはさらに大きな契約を結ぶことになり、グラディスはその後ソロとしても活動した。

ブッダ・レコードからは、1973年から74年にかけて「Midnight Train To Georgia」「I’ve Got To Use My Imagination」「Best Thing That Ever Happened To Me」「I Feel A Song (In My Heart)」と、1年弱の間に4曲のR&B No.1を獲得するなど、輝かしい成績を収めた。ブッダに移籍するにあたり、グラディスはBlues & Soul誌に次のように語っていた。

「私たちは年間330日ほどツアーに出ていますが、ショーの仕事をしていない月でも、常に何かに取り組んでいます。もう7年以上もそんな状態が続いているので、少しペースを落とさなければならないと思っているんです。でも、私たちは決して引退しない。それが私たちの血なのだと思います」

1980年代前半にコロンビアに在籍して活躍したグループは「Bourgie’ Bourgie」「Taste Of Bitter Love」「Save The Overtime (For Me)」などのクラブ向けのクロスオーバーや、「Landlord」「You’re Number One (In My Book)」などのバラードで、音のテンポを変えながらも活躍していった。

グラディスは、1985年にバート・バカラックとキャロル・ベイヤー・セイガーが作曲し、ディオンヌ・ワーウィック、エルトン・ジョン、スティービー・ワンダーと組んで録音した「That’s What Friends Are For」にソロとして参加。このバラード曲は、ポップスとR&Bの両方のチャートでトップになり、世界的にもヒットとなった。

MCAでは、ソロではなくグラディス・ナイト&ザ・ピップスとして1987年に「Love Overboard」をリリースすると再びソウル・チャート1位を獲得。

同じレーベルでは、人気映画シリーズ『007 消されたライセンス』で主題歌「Licence To Kill」を担当。彼女はついにソロとしても栄光を手にしたのである。

1996年、グラディスはブランディ、タミア、チャカ・カーンと組んで「Missing You」を発表し、35年ぶりにR&Bチャートのトップ10に返り咲いた。2006年には、Verveからソロ・アルバム『Before Me』をリリースし、「God Bless The Child」「Stormy Weather」「Someone To Watch Over Me」など、先人たちの音楽に敬意を表した。

2014年には『Where My Heart Belongs』でR&Bアルバムチャートのトップ40に返り咲いた。その後のシングル「Just A Little」では、相変わらずの快活なサウンドを聴かせてくれている。

Written By Paul Sexton



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