1976年に発売されたアルバム・ベスト60:45年前に生まれた多彩な名盤たちをランキング

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Photo: Richard E. Aaron/Redferns

1971年同様、1976年も名作アルバムが何十枚も輩出された年だった。スティーヴィー・ワンダーがリリースした『Songs In The Key Of Life』は言うまでもなく、ボブ・ディランとジョニ・ミッチェルも最高級のアルバムを発表。ラッシュも傑作をリリースし、パンクの第一波もようやく世界に解き放たれていた。カントリー・ミュージックはアウトロー達を歓迎し、ジャン・ミッシェル・ジャールはエレクトロニック音楽を変革した。

1976年のベスト・アルバム60枚をランキングで紹介したこの記事をとことん掘り下げてほしい。本当に誰もが楽しめる何かがあるはずだ。

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60位:アル・スチュアート『Year Of The Cat(イヤー・オブ・ザ・キャット)』

アラン・パーソンズのプロデュースによるアル・スチュアートの『Year Of The Cat』は、このイギリス人シンガーソングライターにとって最も商業的に成功したアルバムとなり、ビルボード誌のアルバム・チャートで最高5位を記録した。

 

59位:バッド・カンパニー『Run With The Pack(バッド・カンパニーIII)』

このイギリスのハード・ロック・グループは1976年にこのサード・アルバムを発表するまでに既にそのサウンドを完璧に確立していた。このアルバムには彼らの最も人気ある曲の一つ、「Silver, Blue & Gold」が収録されている。

 

58位:グラハム・パーカー『Heat Treatment(ヒート・トリートメント)』

デビューアルバムのわずか3ヶ月後にリリースされた『Heat Treatment』は、グラハム・パーカーのロックに対する情熱的でソウルフルなアプローチがベストな形で発揮された作品だ。

 

57位ジャクソン・ブラウン『The Pretender(プリテンダー)』

当然のことながら、妻の自殺直後に書かれた『The Pretender』はジャクソン・ブラウンの楽曲が暗く心に強く迫ってくるアルバムだ。

 

56位:AC/DC『Dirty Deeds Done Dirt Cheap(悪事と地獄)』

このオーストラリア出身のロック・バンドによる性的なテーマ満載のアルバムは、多くのファンからボーカルのボン・スコットの最盛期の作品としての評価を受けている。

 

55位:ブルー・オイスター・カルト『Agents Of Fortune(タロットの呪い)』

「(Don’t Fear) The Reaper(死神)」ほどの大ヒットが収録されたアルバムなら、その年のベスト・アルバム・リストに載るのも当然だろう。幸いなことに、アルバム『Agents Of Fortune』にはその他にも多くの宝物のような楽曲を発見することができる。

 

54位:ボブ・シーガー『Night Moves(炎の叫び)』

ボブ・シーガーがシルヴァー・バレット・バンドと組んだ最初のアルバムは、荒々しく研ぎ澄まされたデトロイト・ロックンロールが満載され、ボブ・シーガーをようやくスーパースターの地位に一気に押し上げた作品だ。

 

53位:ボズ・スキャッグス『Silk Degrees(シルク・ディグリーズ)』

『Silk Degrees』はボズ・スキャッグスのアルバムの中でも最も商業的に成功したレコードで、同時に1976年のアルバムの中でも最もファンキーなアルバムの一つだ。

 

52位:ドゥービー・ブラザーズ『Takin’ It To The Streets(ドゥービー・ストリート)』

ドゥービー・ブラザーズの楽曲のしなやかなグルーヴに夢中になることはたやすいのだが、特にこのアルバムの賑やかなタイトル曲と「It Keeps You Runnin’」には惚れ惚れさせられる。

 

51位:ブラザーズ・ジョンソン『Look Out For #1(ルック・アウト・フォー・No. 1)』

クインシー・ジョーンズのプロデュースによる、ブラザーズ・ジョンソンのデビュー・アルバムはディスコとファンクの最高級の要素を一つにして創りあげられた、一点の非の打ち所のないレコードだ。

 

50位:ハート『Dreamboat Annie(ハート宣言)』

アンとナンシーのウィルソン姉妹によるデビュー・アルバムは畳みかけるようなナンバーとメロディアスな楽曲が満載で、ロックとポップの境界線を見事に使い分けることのできるバンドの能力を証明している。

 

49位:ジョージ・ハリスン『Thirty Three & 1/3(33 1/3)』

ジョージ・ハリスンの7作目のソロ・スタジオ・アルバムは、彼のソングライティング能力が最高に発揮されていることを如実に示す、高揚感と内省的雰囲気に溢れた魅力的な楽曲のコレクションだ。

 

48位:ビー・ジーズ『Children Of The World(チルドレン・オブ・ザ・ワールド)』

「You Should Be Dancing」などのヒットを含むビー・ジーズの1976年のアルバムは、ギブ兄弟が新たなプロダクション技術に挑んでいることもあり、聴く者を虜にする魅力的な作品だ。

 

47位:ペンギン・カフェ・オーケストラ『Music From The Penguin Cafe(ようこそペンギン・カフェへ)』

サイモン・ジェフスによる多彩な音楽プロジェクトのデビュー・アルバムは、時には遊び心満点、時に生真面目で、そしていつも大胆なオリジナリティに満ちている。他にまったく類をみないタイプのサウンドだ。

 

46位:レッド・ツェッペリン『Presence(プレゼンス)』

ロバート・プラントのひどい自動車事故の後、ジミー・ペイジが指揮をとって作られたアルバム『Presence』は、緊張感あふれる感情と濃厚な楽曲満載の作品で、聴き返すたびに何か新しい発見がある。

 

45位:アース・ウィンド&ファイアー『Spirit(魂 スピリット)』

このアルバムのレコーディング中に亡くなったプロデューサー、チャールズ・ステップニーに捧げられた『Spirit』は、このグループがディスコやジャズ、ファンクといった様々なスタイルを探求したことを高い次元で証明している。

 

44位:ブロンディ『Blondie(妖女ブロンディ)』

1960年代のポップ・ロックとパンクからのさまざまな影響を受けたブロンディの特異なデビュー・アルバムは、初期ニュー・ウェイヴの最高の部分を代表する作品になった。

 

43位:エアロスミス『Rocks(ロックス)』

大ヒットとなったアルバム『Toys In The Attic(闇夜のヘヴィ・ロック)』に続く『Rocks』で、エアロスミスは従来のブルースを基盤にしたスタイルから、容赦ないほどにラウドで騒々しく、ハードコアなロック・スターに完全に変貌した。

 

42位:エレクトリック・ライト・オーケストラ(ELO)『A New World Record(オーロラの救世主)』

アルバム『A New World Record』で、ELOはより多くのストリングスやコーラスのパートを使うなど楽曲構成的には大きくなった一方、意識的に短めの楽曲に重点を置いたという意味ではコンパクトになった。その結果、このアルバムは彼らのベスト作品の一つであり、1976年を代表するベスト・アルバムの一つとなった。

 

41位:ジェームス・ブラウン『Get Up Offa That Thing(ゲット・アップ・オファ・ザット・シング)』

1970年代は必ずしもジェームス・ブラウンが大成功を収めた時代ではなかったが、彼はこの素晴らしいタイトル曲を収録した43作目のスタジオ・アルバムで再びそのファンキーな本領を発揮した。

 

40位:ジェネシス『A Trick Of The Tail(トリック・オブ・ザ・テイル)』

ピーター・ガブリエルを脱退で失ったが、代わりにフィル・コリンズがボーカルを取った『A Trick Of The Tail』で、ジェネシスは相変わらずその素晴らしいサウンドを聴かせていた。

 

39位:ファンカデリック『Hardcore Jollies(ハードコア・ジョリーズ)』

ジョージ・クリントンとその無敵のバンドは、アルバム『Hardcore Jollies』で今度は自由に流れ出るジャズのジャム・セッションのスタイルを採り入れることで、またしてもファンク・ミュージックの限界を押し広げた。結果生まれたのは忘れ難い傑作アルバムだった。

 

38位:フランク・ザッパ『Zoot Allures(虚飾の魅惑)』

ロック界の煽動者、フランク・ザッパの22作目のスタジオ・アルバムは、メタルやファンク、アンビエント音楽などの要素をちりばめながら、彼の痛烈なユーモアを見せつけた作品だ。

 

37位:アバ(ABBA)『Arrival(アライバル)』

『Arrival』に含まれた、アバの最高かつ最もファンに愛された曲の一つ「Dancing Queen」の存在で、このアルバムは彼らのディスコグラフィーの中でも傑作であるだけでなく、1970年代を代表する名盤となっている。

 

36位:ロイ・エアーズ『Everybody Loves the Sunshine(エヴリバディ・ラヴズ・ザ・サンシャイン)』

有名なタイトル曲を含む、陽の光がさんさんと降り注ぐような1976年のロイ・エアーズのアルバムは、彼のジャズ界からR&Bとソウルの世界へのクロスオーバーを確実なものにした。

 

35位:スティーリー・ダン『The Royal Scam(幻想の摩天楼)』

スティーリー・ダンの5作目のアルバムは、嫌悪すべき人物の物語を中心に構成されていて、リリース当時その陰鬱なストーリー展開を不愉快に感じる者もいたが、近年では彼らの最高傑作の一つと評価されている。

 

34位:ローズ・ロイス『Car Wash(カー・ウォッシュ)』

1976年の同名コメディ映画のサウンドトラック盤は、同時にロサンゼルス出身のR&Bグループ、ローズ・ロイスのデビューアルバムとしても機能した。楽しくキャッチーで、超グルーヴィーなこのレコードは、アルバムとしても充分それ自体評価できる作品だ。

 

33位:ファニア・オール・スターズ『Salsa』

セリア・クルースやエクトル・ラヴォー、そしてジョニー・パチェーコといったラテン音楽のスーパースター達をフィーチャーしたこのアルバムは、1970年代の最高のサルサ音楽を聴き始めるには絶好の作品だ。

 

32位:ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーター『Still Life(スティル・ライフ)』

素晴らしく構成された野心的な作品『Still Life』で、このイギリスのプログレ・ロック・バンドは不死、欲望そして損失といったことについて深く思索している。

 

31位:ロリー・ギャラガー『Calling Card(コーリング・カード)』

ロリー・ギャラガーはアルバム『Calling Card』で初めて外部のプロデューサーと仕事をし、確かな結果に結びついた。この作品は彼のトレードマークであるブルース・ロックのスタイルを損なうことなく、様々な異なるジャンルの間を見事に行き来している。

 

30位:ジ・アップセッターズ『Super Ape(スーパー・エープ)』

ダブ・ミュージックのパイオニア、リー・スクラッチ・ペリーがジ・アップセッターズを率いた10作目のスタジオ・アルバムは、1970年代にジャマイカから登場した革命的なサウンドへの完璧な入門作品だ。

 

29位:ジューダス・プリースト『Sad Wings Of Destiny(運命の翼)』

ジューダス・プリーストの1976年のアルバムは、彼らが真に自らのスタイルを確立した作品であるだけでなく、史上最も影響力のあるヘヴィ・メタルのアルバムの一つである。

 

28位:ライ・クーダー『Chicken Skin Music(チキン・スキン・ミュージック)』

ライ・クーダーの音楽に対する放浪者的アプローチは、北米から中米地域にわたる地域発祥の様々なフォーク音楽のスタイルを見事に編みあげて一つにまとめたこのアルバムで、フルに実現されている。

 

27位:マーヴィン・ゲイ『I Want You(アイ・ウォント・ユー)』

70年代ソウルを象徴するアルバム・ジャケットが際立つアルバム『I Want You』は、深夜の営みと性的に親密な男女関係の歓喜を官能的に探求した作品で、後の90年代R&Bやネオ・ソウルに多大な影響を与えた。

 

26位:エルトン・ジョン『Blue Moves(蒼い肖像)』

エルトン・ジョン自身、個人的に最も好きな作品だというアルバム『Blue Moves』は、彼の過去の作品に比べてよりジャズとポップの影響を強く受けていて、美しく複雑なオーケストラの構成が際立った作品だ。

 

25位:ザ・モダン・ラヴァーズ『The Modern Lovers(ザ・モダン・ラヴァーズ)』

ロック・シーンで最も新鮮な音を持ったバンドの一つであるザ・モダン・ラヴァーズの素晴らしいデビュー盤は、ジョナサン・リッチマンの登場を高らかに告げる一枚だ。

 

24位:キッス(KISS)『Destroyer(地獄の軍団)』

このニューヨーク出身のバンドの5作目のスタジオ・アルバムは、彼らを単なる優秀なミュージシャン達、というレベルからロックの神々というレベルに進化させた作品だ。

 

23位:J.J.ケイル『Troubadour(トルバドール)』

J.J.ケイルのこの官能的な傑作アルバムは、ブルースとロックとカントリーのハイブリッドである“タルサ・サウンド”の最高の形を見せつけてくれ、後にエリック・クラプトンのヒット曲となった曲「Cocaine」を含む作品だ。

 

22位:スティーヴ・ミラー・バンド『Fly Like An Eagle(鷲の爪)』

スティーヴ・ミラーによるぶっ飛んだブルース・ロックの魅力は、特に聴いた途端にすぐそれと判るアルバム・タイトル曲を含む、このアルバムで見事に表現されている。

 

22位:クイーン『A Day At The Races(華麗なるレース)』

このアルバムで、クイーンはゴスペルやラグタイム音楽、ハード・ロックなどを試すことで驚くような効果を作り出し、爆発的大ヒット「Bohemian Rhapsody」を含む前作で展開した魔法のような音楽を更に発展させた。

 

21位:ジョージ・ベンソン『Breezin’(ブリージン)』

グラミー賞を受賞した「Breezin’」や「This Masquerade(マスカレード)」などのヒット曲を含むジョージ・ベンソンのこの重要作品は、これ以降スムーズ・ジャズのジャンルの登場に道を開いた。

 

20位:トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ『Tom Petty & The Heartbreakers(アメリカン・ガール)』

トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのデビュー・アルバムでは、ヒット曲「American Girl」を含め、後に彼らを定義することになるロックとポップが融合したサウンドの初期の兆しが見られる。

 

19位:ザ・ローリング・ストーンズ『Black And Blue(ブラック・アンド・ブルー)』

ロック、ラテン音楽そしてレゲエからヒントを得たローリング・ストーンズの1976年のアルバムは、メンバー・チェンジ(ミック・テイラーが脱退してロン・ウッドが加入)があってもなお、彼らが傑作アルバムを作り出せることを証明した。

 

18位:デヴィッド・ボウイ『Station To Station(ステイション・トゥ・ステイション)』

デヴィッド・ボウイの私生活で最悪の時期の一つにレコーディングされた『Station To Station』は、その作品中に彼の最後の分身キャラクター、シン・ホワイト・デューク(痩せた青白き公爵)が紹介され、発表後たちまちのうちに名盤となった。

 

17位:パット・メセニー『Bright Size Life(ブライト・サイズ・ライフ)』

パット・メセニー、ジャコ・パストリアスそしてボブ・モーゼスは、このパット・メセニーのデビュー・アルバムで、このジャンルにおける最高プレイヤーとしてのそれぞれのその後の活躍を予見させるようなプレイで、ジャズの魔法を作り出した。

 

16位:エクトル・ラヴォー『De Ti Depende(デ・ティ・デペンデ)』

このプエルトリコ人のサルサ・スターが初めて彼自身バンドリーダーとして発表した作品は注目に値する成功となり、このジャンルの名盤として高く評価されている。

 

15位:ボストン『Boston(幻想飛行)』

当初“産業ロック”と呼ばれてバカにされていたが、時代を超える大ヒット曲「More Than A Feeling(宇宙の彼方へ)」を含む、マサチューセッツ州出身のこのバンドのデビュー・アルバムはその後史上最高のポップ・ロック・アルバムの一つとして評価されている。

 

14位:ジョーン・アーマトレイディング『Joan Armatrading(ジョーン・アーマトレイディング)』

このイギリス人のシンガー・ソングライターの私的で様々なジャンルを混合したようなアルバムは、1970年代を通じて最も熟練したフォーク・アーティストの一人という彼女に対する評価を確立した。

 

13位:ピーター・フランプトン『Frampton Comes Alive(フランプトン・カムズ・アライヴ)』

過去レコーディングされたロックのライヴ・アルバムの中で史上最高の一枚である『Frampton Comes Alive』は、1976年に多くのファンにトークボックスを使った音楽の喜びを紹介してくれた。

 

12位:ボブ・マーリー『Rastaman Vibration(ラスタマン・ヴァイブレーション)』

全米チャートのトップ10に初めて到達した、ジャマイカの巨人によるこのアルバムは、楽しいポップ・チューンと社会問題への意識を高めるアンセムとが完璧に融合した作品だ。

 

11位:ジャン・ミッシェル・ジャール『Oxygene(幻想惑星)』

史上最も影響力のあるエレクトロニック・ミュージック・アルバムの一つとして広く評価されている『Oxygene』はポップとアヴァンギャルドなスタイルのマリアージュを通じて、エレクトロニック・ミュージックのインストゥルメンタル曲がメインストリームの音楽たり得ることを証明してみせた。

 

10位:ワイルド・チャパトゥーラス『The Wild Tchoupitoulas(ワイルド・チャパトゥーラス)』

マルディグラ・インディアンのグループによる唯一の作品は、明確にニュー・オーリンズのサウンドだと判る圧倒的なレコードであるため、アメリカ合衆国議会図書館の国家保存重要録音登録台帳に登録されている。

 

9位:ウェイロン・ジェニングス、ウィリー・ネルソン、ジェシー・コルター、トムポール・グレイサー『Wanted! The Outlaws(テキサスのならず者)』

ウェイロン・ジェニングス、ウィリー・ネルソン、ジェシー・コルターそしてトムポール・グレイサーによるこのコンピレーション・アルバムは、カントリーのアルバムとして初めてプラチナ・ディスクに認定され、70年代後半のアウトロー・カントリー・ムーブメントの決定的な記録となった。

 

8位:シン・リジィ『Jailbreak(脱獄)』

当時ラジオで盛んにプレイされた「The Boys Are Back In Town(ヤツらは町へ)」を含むシン・リジィの1976年のアルバムは、1970年代のハード・ロックと緻密なストーリー語りの宝庫だ。

 

7位:ダイアナ・ロス『Diana Ross(愛の流れに)』

ダイアナ・ロスの2枚目の自分名義のタイトルによるアルバム(もう1枚は彼女のソロ・デビューアルバム)には彼女の2つの大ヒット曲が収録されている。一つは力強いバラード曲「Theme From Mahogany (Do You Know Where You’re Going To)(マホガニーのテーマ)」であり、もう一曲はダンスフロアのアンセムである「Love Hangover」だ。

 

6位:イーグルス『Hotel California(ホテル・カリフォルニア)』

このアルバムで従来のカントリー・ロックからよりストレートなロックに飛躍したイーグルスは、彼らの知的な歌詞の叙情性を犠牲にすることなく、新しい聴衆に対して自らを開いた結果、このアルバムはロック史上最も商業的に成功したアルバムの一つとなった。

 

5位:ラッシュ『2112(西暦2112年)』

ディストピア的未来に舞台を設定したラッシュの4作目のスタジオ・アルバムは、バンドにとって最も実験的な作品の一つであり、彼らを唯一無二のアーティストとして確立することになった。

 

4位:ジョニ・ミッチェル『Hejira(逃避行)』

経験豊富なミュージシャンであるジョニは、自らの一人旅の過程にインスピレーションを受けた『Hejira』で音数をそぎ落とし、ジャジーな音楽を聴かせている。これは彼女の最高傑作の一つだ。

 

3位:ボブ・ディラン『Desire(欲望)』

高い評価を得た1975年の前作『Blood On The Tracks(血の轍)』に匹敵する作品を作らねばならないというプレッシャーにもかかわらず、ボブ・ディランはアルバム『Desire』で見事なパンチをお見舞いしてくれた。『Desire』は、壮大な「Hurricane」を含むディランの最も切れ味鋭いソングライティングが発揮され、野心的でありながら、共演者との共同作業的な作品だ。

 

2位:ラモーンズ『The Ramones(ラモーンズの激情)』

パンク・ロックの象徴的バンドによるデビュー・アルバムは、ロック・ミュージックの方向性を壮大で過剰なものから、シンプルでエネルギーの生々しい爆発へと変えてしまった。

 

1位:スティーヴィー・ワンダー『Songs In The Key Of Life(キー・オブ・ライフ)』

スティーヴィー・ワンダーの最高傑作は、ポップ、R&Bそしてソウル・ミュージックのあり方を変えるという、驚くべき偉業を徹底的に成し遂げた作品だ。

Written By uDiscover Team




 

 

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