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オールマン・ブラザーズ・バンドの20曲

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The Allman Brothers Band

彼らは、ブリティッシュ・ビート・ブームと伝統的ブルースを真似ることから始めた。そして彼らは、ブルース・ロック・ミュージックにおける典型的アメリカ人を体現するバンドとなった。ファースト・アルバムから50年近く経過した現在も彼らの功績は注目され続けている。彼らの最高の曲の数々をひとつのプレイリストにまとめてみた。オールマン・ブラザーズ・バンドの20曲をここに発表する。

このプレイリストは、1989年のボックスセット『Dreams』に収録された、バンドの結成前に作られていた曲で始まる。グレッグと兄のデュアンによる「Spoonful」のカヴァーは、オールマン・ジョイズと名乗っていたバンド形成期のサウンドを垣間みられる素晴らしい機会である。また、当時の彼らは大西洋の向こう側で起こっていることに関心を見せており、ヤードバーズの「Shapes Of Things」をカヴァーしている。

allmans fillmore

2曲目に選んだのは、1971年のフィルモア・イーストでの有名なライヴを6枚のCDに再パッケージして新たに発売されたデラックス盤『The 1971 Fillmore East Recordings』から「Statesboro Blues」だ。未発表テープを集めた1枚目のCDに収録されており、伝説的なライヴをやることで知られる彼らの最も愛されたライヴ曲のひとつである。

Allman-Brothers-Band-album

続いては彼らのレコーディングの初期の曲で、1960年代が終わる数週間前に発表されたセルフ・タイトル・デビュー・アルバムに収録されているマディ・ウォーターズの「Trouble No More」だ。当時の彼らはハードにショウをこなし、作曲のスキルを磨き、大ヒットが訪れるまでそれを強化し続けた。セルフ・タイトル・アルバムのグレッグ・オールマンによる最後の曲で、ブルースが投入された「Whipping Post」もリストに入れた。

Idlewild South cover

1970年発表、偉大なるトム・ダウドがプロデュースした『Idlewild South』から、ウィリー・ディクソンの「Hoochie Coochie Man」のカヴァーを選んだ。しかし、ディッキー・ベッツの「Revival」のカヴァーもまた、彼ら自身のサウンドが表現されている明らかな証明でもある。デュアン・オールマンのギターと、グレッグ・オールマンのヴォーカルとキーボードのコンビネーションは、魅惑的で、正真正銘の南部サウンドだった。

1973年の『Brothers And Sisters』はオールマン・ブラザーズ・バンドの作品の中で最も商業的に成功したアルバムだ。アルバムの中で最も支持された2曲、長いインストゥルメンタル曲の「Jessica」と「Ramblin’ Man」は、彼らのどんなプレイリストにも必須の曲。後にベッツは、ウォールストリート・ジャーナル紙にこう語っている。「この曲は、最初に俺が書いたんだけど少しカントリーの風味があった。だからオールマン化する必要があったのさ、ロック・ブルース風にしてね。エリック・クラプトンの「Layla(邦題:いとしのレイラ)」がその1年前に発表されていたんだけど、曲の終わりに長いジャムになるあの曲を思い出したよ。ああいうものをやったら、上手く行くかもしれないと思ったんだ」。

Allmans B&S

『Brother And Sisters』には、オールマン・ブラザーズ・バンドのロック曲の決定版「Southbound」も収録されている。それから『Idlewild South』に戻って人気曲「Midnight Rider」も忘れていはいけない。『Idlewild South』には、ディッキー・ベッツのジャジーなインストゥルメンタル曲「In Memory Of Elizabeth Reed(邦題:エリザベス・リードの追憶)」も入っていた。彼がジョージア州メイコンで見た墓碑から取ったタイトルだ。

バンドの新たなハイライトとなるパフォーマンスが、1970年のアトランタ・インターナショナル・ポップ・フェスティバルで披露された。そこから「Mountain Jam」をリストに入れた。1971年に発売された『At Fillmore East』のオリジナルヴァージョンでは、ブルースの師匠、エルモア・ジェームスが「Done Somebody Wrong」に、Tボーン・ウォーカーが「Stormy Monday」に参加している、

フィルモアのライヴ・アルバムは、彼らの無数のカタログにあるライヴ盤の中の一枚でしかない。ステージとスタジオとの仕事を合わせた1972年の『Eat A Peach』は、デュアン・オールマンのバイク事故による悲劇的な死の数ヶ月後に発表された。グレッグ・オールマンの「Melissa」や、デュアン・オールマンへの悲しい別れの曲、彼のアコースティックのインストゥルメンタル曲の「Little Martha」など、彼らのソフトな側面が表れている。

それから『Brothers And Sisters』に戻り、アルバムのオープニングを飾るグレッグ・オールマン作曲の「Wasted Words」もリストに入れた。そして1975年発売のアルバム『Win, Lose Or Draw』収録の「Nevertheless」。1981年発売の『Brothers Of The Road』には、彼らが全米トップ40チャート入りを果たした最後の曲で、ディッキー・ベッツとジョニー・コブの共作「Straight From The Heart」が入っている。

このストーリーと、プレイリストは、おそらくオールマン・ブラザーズ・バンドがステージ上で最も幸せだった時に戻って終わる。『1971 Fillmore East Recording』収録の「Keep Me Wonderin’」だ。オールマン・ブラザーズ・バンドのレコーディングの歴史において、あなたが選ぶ優れた名曲が他にもあったら、ぜひ知らせて欲しい。



♪ プレイリスト『オールマン・ブラザーズ』の20曲を聴く: Spotify

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