ブライアン・メイが生んだクイーン無敵のアンコール曲「We Will Rock You」

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Queen perform Japan, May 1985 © Queen Productions

50年に及ぶクイーン(Queen)のキャリアから、貴重な蔵出しライヴ映像や、最新パフォーマンス、舞台裏を明かすインタビュー等を50週にわたって紹介していくバンドのシリーズ『Queen the Greatest Live』。

ブライアン・メイ作詞・作曲による「We Will Rock You」は、足踏みと手拍子で全ての聴衆を鼓舞するのに失敗することはない。最新ウェビソード第44話『世界中での「We Will Rock You」』に収められているクイーンの過去のライヴのモンタージュ映像でご覧いだけるように、その抗しがたい魅力を持つ伝説的なビートに加え、フレディ・マーキュリーによる視覚的な演出が、国境や文化を超えて人々を一体化させるこの曲の影響力を確固たるものにした。

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ロックンロールの歴史において、3つのパーカッシブなサウンドがこれほどインパクトを与えたことはない。70年代後半にスタッフォードシャーのビングレイ・ホールで騒然としたライヴを経験した後に「We Will Rock You」を書いたブライアン・メイは、この曲が本質的なコール・アンド・レスポンスを呼び起こすことを願っていた。

この最新ウェビソードには、大陸を跨ぐ4つの公演での「We Will Rock You」のアーカイブ映像が収められている。

「We Will Rock You」の推進力と条件反射を呼び起こすリズムは、誕生当初からアンコール曲に選ばれるのは明白であり、演者と観客との境界線を曖昧にしてきた。同時に、この曲のパフォーマンスでは、バンド、とりわけフレディ・マーキュリーが大陸を越え、異なる国の観客に向けて国旗を掲げて敬意を表すのが恒例となっていた。

1982年のミルトン・キーンズ・ボウル公演では、伝統的なワイドブリム・ハットを被ったフレディが舞台袖から登場して母国のファンに挨拶し、1986年のマジック・ツアーでのハンガリーのネープシュタディオン公演では、フレディが白、赤、緑のハンガリー国旗を掲げている。

また、1985年、ブラジルの“ロック・イン・リオ”のステージでは、フレディが哲学者オーギュスト・コントの言葉「Ordem e Progresso(秩序と進歩)」が記されたブラジル国旗に包まれて登場し、1985年の日本公演では、ステージの中央までゆっくりと歩いていった後、くるりと回転しユニオン・ジャックの裏側にある真紅の日の丸を見せている。

いずれの公演でも、観客はひとつの旗の下に団結している。ブライアンがこの曲の制作当時に願っていた通りなったのだ。

「“We Will Rock You”は人々をひとつにする。それが何よりも素晴らしいことなんだ」

Written by uDiscover Team




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