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クイーン+アダム・ランバート、新型コロナ蔓延のため今年の欧州ツアーを再延期。コメントも掲載

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Photo: Bojan Hohnjec/ Copyright Miracle Productions LLP

クイーンのブライアン・メイとロジャー・テイラー、そしてアダム・ランバートは、2021年に予定されていたイギリスとヨーロッパのラプソディ・ワールドツアー日程を再び延期することを発表した。

バンドは当初、昨年のアジアとオセアニアでの公演に続いて、2020年夏にイギリスとヨーロッパでの公演を予定していた。しかし、春に新型コロナウイルスが蔓延したため、ファン、スタッフ、会場スタッフの安全を優先して2021年まで日程を延期していた。

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今現在も新型コロナウイルスのパンデミックはまだ解決されていないので、バンドは2021年のツアー日程を2022年にリスケジュールすることを余儀なくされた。クイーン+アダム・ランバートとして下記のようにコメントを出している。

「ヨーロッパ全体で新型コロナウイルスによる制限が続いているため、予定通りにツアーを進めることができなくなりました。パフォーマンスを楽しみにしていましたが、オーディエンスの皆さんとの素晴らしい体験ができないことに心を痛めています」

ファンたちの失望を和らげるために、ブライアン、ロジャー、アダムはイギリスとヨーロッパのラプソディ・ツアーの2022年の日程に、新たな追加公演の発表を行った。2022年のツアーは5月から7月にかけての期間で行われ、5月30日と31日のマンチェスターMENアリーナでの2公演を皮切りに、イギリスでの公演が決定した。また、6月2日と3日にはグラスゴーのHydroでの公演が追加されている。

現在予定されている29公演のリストには、これまでと同様、ロンドンのThe O2での10日間の滞在公演に加え、マンチェスターとバーミンガム(現在はグラスゴー)でのコンサートも含まれている。これまで予定されていたヨーロッパ本土13公演は、6月下旬から7月にかけてのイギリス公演に続くものとなる。

またヨーロッパでのツアー・プロモーターは、以前に購入されたチケットが再スケジュールされた公演でも引き続き有効であることを公表した。チケットを持つ方には、新しい日程のチケット交換についての情報が連絡される予定だ。バンドはまたこうコメントしている。

「明確にしたいことは、2020年と2021年のライヴはどれもキャンセルされたものではなく、新型コロナウイルス蔓延のために再延期されただけです。2020年の当初の日程で予約していた人たちの中で、可能な限り多くの方がショーに参加できることを本当に願っています」

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昨年の今頃、クイーン+アダム・ランバートは、ラプソディ・ツアーの日本公演を終え、オーストラリアとニュージーランドの大規模な11公演に向かっていたところだった。

「2020年は5万人以上のオーディエンスを前に演奏することで始まったので、昨年の夏に続くはずだったヨーロッパ公演のキャンセルは大きな失望です」とバンドはコメントしている。

ブライアン・メイはこう付け加える。

「コンサートでの信じられないような光景は、今では遠い夢のように思えます。オーストラリアで自分たちのパフォーマンスを披露し、何千人もの幸せな人々と交流していたけれども、次の瞬間には家の中に閉じこもっている。感染爆発する前に、昨年のアジア・オセアニアのツアーを完遂できたのはとても幸運でした」

昨年末にリリースされて、バンド25年ぶりの全英1位を記録したライヴ作品『Live Around The World』について、バンドは次のように述べている。

「猛烈なウイルスという敵に支配された世界でライヴを行うという課題に取り組んでいますが、その中でアダム・ランバートと一緒に過去7年間のクイーンのショーから厳選したライヴのハイライトを集めたコレクションを作成するのは完璧なタイミングだと思いました。これらの楽曲を見たり聴いたりすると、私たちと一緒に世界中を旅することになり、完全なバーチャルライヴセットを体験することができると思います」

困難な時代にもかかわらず、ライヴ作品『Live Around The World』は、ヨーロッパツアーの再開を待つファンにとって、ポジティブな後押しとなった。また、クイーン+アダム・ランバートのアルバムは、イギリスをはじめとする世界各地でリリースされた週に1位を獲得し、クイーンにとっては25年ぶりの全英1位でバンド通算10作目、アダムにとっては初の1位となった。

ロジャー・テイラーは再びライヴに戻ることについて次のように語っている。

「いずれライヴで観客の前で演奏することになった時には、猛烈な勢いで新たなアタックをして、実際に観客と触れ合う素晴らしい経験をしたいと思います」

アダム・ランバートは次のようにコメントを寄せている。

「また延期しなければならないのはとても残念ですが、安全を第一に考え、2022年の春にはこれまで以上に良い状態で戻ってくることを楽しみにしています」

今年のツアー日程の再延期は、重要なランドマークの一部としてショーを楽しみにしていたクイーンにとって特に残念なことだ。1971年にジョン・ディーコンが加入し、クイーンのクラシックなラインナップを完成させてから50年が経過した2021年はクイーンの祝福すべき50周年の年であり、バンドはファンと一緒に祝うことを望んでいた。

しかしながら、ショーは続けなければならない(The Show Must Go On)。2022年にクイーンとアダム・ランバートがツアーに戻り、一緒に次の章に乗り出すことになるだろう。

Written By Tim Peacock


クイーン+アダム・ランバート『Live Around The World』
2020年10月2日発売
CD+Blu-ray / CD+DVD / CD / LP / iTunes / Amazon Video
※日本盤CDのみSHM-CD仕様




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