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ミック・ジャガー出演の美術品強盗スリラー映画『The Burnt Orange Heresy』がヴェネツィア国際映画祭のクロージング作品に

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ザ・ローリング・ストーンズのフロントマン、ミック・ジャガーが出演するイタリア人監督、ジュゼッペ・カポトンディによる美術品強盗スリラー映画『The Burnt Orange Heresy』が、9月7日、ヴェネツィア国際映画祭にてクロージング作品として上映されることが明らかになった。

アメリカ人小説家、チャールズ・ウィルフォードの小説を原作とする今作には、ミック・ジャガー他、ドナルド・サザーランド、クレス・バング、エリザベス・デビッキらが出演する。今作でミック・ジャガーが演じるのは、クレス・バングとエリザベス・デビッキ演じるカップルを雇って、ドナルド・サザーランド演じる有名芸術家のジェローム・デブニーからアート作品を盗ませる有力な美術品収集家、ジョセフ・キャシディ役である。現代イタリアのコモ湖にある豪邸を舞台に物語は展開していく。

ヴェネツィア国際映画祭の公式解説によると、ジュゼッペ・カポトンディ監督の最新作は、“ネオ・ノワール官能スリラー”であり、賞の対象にはならないアウトオブコンペティション部門からのクロージング作品として、11日間にわたって開催される同映画祭最終日の授賞式後に、サラ・グランデにて上映される予定だ。

このところは映画出演が散発的になっていたミック・ジャガーだが、70年代や80年代には多くの長編・短編映画に出演し、中でもいまだ最も有名な出演作は、ニコラス・ローグ監督による1970年のイギリス犯罪ドラマで、彼の初主演作でもある映画『パフォーマンス/青春の罠』である。

俳優業は長期間休止していたミック・ジャガーだったが、90年代後半から2000年代初頭にかけては、『ベント』(1997年)や『エゴイスト』(2001年)、エミリオ・エステベス主演のSF映画『フリージャック』(1992年)での悪役などを含む、いくつかのインディー作品で復帰していた。

この映画の撮影は今年4月のミック・ジャガーの心臓手術前に敢行され、その後、臓弁置換術を無事終えたミックは、今年6月21日、延期されていた北米ツアーのステージに昂然と復帰を果たした。

先月出演したトロントのラジオ局“Q107”の番組インタビューの中で、ミック・ジャガーは、「調子はいいよ」と、振替公演のリハーサルのため忙しい日々を送っていることを明かしていた。

ミック・ジャガーは今後、8月31日にフロリダ州マイアミ公演で幕を閉じる「No Filter」北米ツアーの残りの日程のため、全米各地を巡る予定だ。

映画に関する詳細はヴェネツィア国際映画祭のオフィシャルサイトでご覧いただける。

Written By Laura Stavropoulos



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