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マライア・キャリー『MIMI』20周年記念盤が発売。秋には来日も決定
マライア・キャリー(Mariah Carey)が、2005年の大ヒットアルバム『The Emancipation Of Mimi(邦題:MIMI)』のリリース20周年を記念し、全45曲を収めた5LPボックス・セットと、全40曲入りのデジタル版デラックス・エディションをリリースした。日本限定にて2CDも発売となっている。
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今回の5LPボックス・セットには、オリジナル・アルバムに加え、のちに発売されたプラチナム・エディションの収録曲、ケイトラナダ、デザート・ストーム、エセントリックらによる新リミックス、デモ音源、ライヴ音源、アカペラやインストゥルメンタル・ヴァージョン、さらには、プロデューサーにMahogany Beatzを迎え、同アルバムのためにレコーディングを行いながらも、ダイナミック・スーペリアーズの「Here Comes That Feeling」をサンプリングしていたため著作権問題で未発表となっていた「When I Feel It」が収録されている。
『The Emancipation of Mimi』は、マライア・キャリーが音楽シーンに本格復活を遂げた記念碑的アルバムで、1997年の『Butterfly』以来となる全米アルバム・チャート初登場1位を獲得し、収録曲「We Belong Together」は全米シングル・チャートで14週連続1位を記録。
2005年の年間全米セールス1位、2006年の年間世界セールス2位となる大ヒットとなり、全世界で累計1500万枚以上の売上を誇っている。さらに、2006年のグラミー賞では、最優秀アルバム、最優秀レコード、最優秀楽曲を含む8部門にノミネートされ、先日、全米レコード協会(RIAA)より7×プラチナ(700万枚相当)認定された。
マライアは米時間6月2日(月)、Spotifyでリスニング・パーティーを開催し、この記念盤とアルバムの制作について語る予定だ。NYの人気ラジオ局Hot 97のベテランDJ、ネッサが司会を務める同イベントでは、Q&Aセッションでリスナーからの質問にも答えながら、アルバム全編を一緒に聴く予定となっている。
現在マライアは、ラスベガスでの24日間におよぶレジデンシー公演や、中国の深圳と上海でのスタジアム公演を含む、“The Celebration Of Mimi”ワールドツアーを開催中で、10月28日には神戸 GLION ARENA KOBE、11月1日と2日にはKアリーナ横浜にて7年ぶりとなる日本公演も決定している。
マライア・キャリーは今回の20周年記念ボックス・セットのライナーノーツで次のように記している。
「20年前、私はキャリアの分岐点に立っていました。“The Emancipation Of Mimi”というタイトルは、単なるアルバム名ではなく、“芸術的自由”の宣言でもありました。あれから20年、こうして皆さんと一緒にこのアルバムを祝えることを嬉しく思います。私の物語のこの章を受け入れてくれて、音楽を信じてくれて、そしていつも私が私らしくいられるよう支えてくださって、ありがとうございます」
Written By Sam Armstrong
20周年記念盤発売決定
マライア・キャリー『The Emancipation of Mimi: 20th Anniversary Edition』
2025年5月30日発売
CD/LP / iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music
マライア・キャリー7年ぶりの来日公演
神戸:10月28日(火) (ジーライオンアリーナ神戸)
横浜:11月1日(土) Kアリーナ横浜
横浜:11月2日(日) Kアリーナ横浜
公演詳細はこちら
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