Join us

News

『アメリカン・アイドル』出身のシンガー、マンディーサが47歳で逝去。その功績を辿る

Published on

Mandisa - Photo: Brad Barket/Getty Images

『アメリカン・アイドル』シーズン5のファイナリストで、クリスチャン・シンガーとして成功を収めたマンディーサ(Mandisa)が47歳で逝去した。ABCニュース・ネットワークの代理人によると、現地時間4月18日に自宅で亡くなっているのが発見されたという。

「現時点では死因もこれ以上の詳細もわかっておりません。この信じられないほど困難な時期に、どうか彼女のご家族と親しいご友人のためにお祈りください」

<関連記事>
デフ・ジャム初の女性ラッパー、Bo$$が54歳で逝去
2024年に亡くなったミュージシャン、音楽業界の関係者たち

Mandisa – Overcomer

 

追悼の言葉

『アメリカン・アイドル』は次のような追悼声明を発表している。

「彼女はプラチナム・セラー・アーティストとなり、グラミー賞を何度も受賞しました。彼女の突然の死に、番組関係者一同、大変心を痛めており、彼女のご家族に深い哀悼の意を表します」

『アメリカン・アイドル』のシーズン5で優勝したテイラー・ヒックスは自身のインスタグラムでこう追悼している。

「僕たちが出場した“(アメリカン・)アイドル”のシーズンにおいて、彼女は力強いヴォーカリストでしたし、ゴスペル・ミュージックの素晴らしいキャリアを歩んでいました。何より、彼女はとても活力に溢れる人で、私たは皆、彼女のことを心から恋しく思います」

Mandisa, Jon Reddick – You Keep Hope Alive (Lyric Video)

 

その生涯

マンディーサ・リン・ハンドレイとして生まれたマンディーサは、テイラー・ヒックスが優勝し、キャサリン・マクフィー、クリス・ドートリー、ケリー・ピックラーらがそのキャリアもスタートさせた『アメリカン・アイドル』シーズン5で9位に終わった。番組出場後、彼女が2007年にリリースしたデビュー・アルバム『True Beauty』は、米ビルボードのトップ・クリスチャン・アルバム・チャートで1位に輝き、グラミー賞にノミネートされた。2009年の『Freedom』、2011年の『What If We Were Real』もグラミー賞にノミネートされている。

2014年のアルバム『Overcomer』はグラミー賞の最優秀コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック・アルバム賞を受賞し、2017年には最新アルバム『Out Of The Dark』を発表。2022年、彼女は回顧録『Out of the Dark: My Journey Through The Shadows To Find God’s Joy』を出版し、その中で、過去のトラウマや精神的な苦闘について詳細に語っている。当時、朝の情報番組“Good Morning America”のインタビューに応じた彼女は、この本について次のように語っていた。

「私の夢は、この本が世界中のリビングルームやコーヒーショップに置かれ、私たちのメンタルヘルスについての議論を促すツールとして使われることです。それについて話すことがその力(ネガティブな思考)を軽減するのに役立つことを身をもって学びました。そして、私の本が巻き起こす会話が“癒しにつながる”ことを願っています」

マンディーサと「Christmas Makes Me Cry」や「Only The World」でコラボレーションしたクリスチャン・ミュージシャンのマシュー・ウェストは、ソーシャルメディア上でこう哀悼の意を捧げている。

「彼女の訃報に接し、信じられないほど悲しいです。一緒に授賞式の司会を務めたこと、ツアーに出た時のこと、そして何よりも、彼女が制作部屋で彼女自身のストーリーを語るのを手伝ったこと、彼女と一緒に過ごした時の思い出をいつまでも大切にします」

Only The World

Written By Tim Peacock




Share this story
Share
日本版uDiscoverSNSをフォローして最新情報をGET!!

uDiscover store

Click to comment

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Don't Miss