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INXSがエグゼクティブ・ミュージック・ディレクターにジャイルズ・マーティンを起用

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オーストラリア出身の伝説的ロック・バンド、INXS(インエクセス)とペトロール・レコードは、数々の画期的な今後のプロジェクトのために、エグゼクティブ・ミュージック・ディレクターとして著名なミュージック・プロデューサー、作曲家、アレンジャーのジャイルズ・マーティンを起用することが発表された。

グラミー賞受賞歴を持つジャイルズ・マーティンは、INXSの語られざる物語が収録されたファン待望のドキュメンタリー作品、ダイナミックで独特だったライヴ・シアター・ショーを終えてもまだ残っているINXSの楽曲、そしてペトロール・レコードとユニバーサル・ミュージック・グループから共同で近日発売予定のリパッケージ、リミックス、そしてスタジオ・アルバムのデラックス盤など、今後のINXSの動きに関わるすべてのオーディオ面の監修を担当することになる。

ジャイルズ・マーティンとINXSが出会ったのは、1994年に日本の奈良県にあり、平城京の時代である8世紀に創建された東大寺仏殿の前庭で開催され、ボブ・ディランやジョン・ボン・ジョヴィ、ジョニ・ミッチェルやウェイン・ショーターらが出演した音楽イベント「ザ・グレート・ミュージック・エクスペリエンス」にINXSが出演していたときだった。偶然の出会いは約25年におよぶ友情関係の始まりとなり、生まれながらの音楽の絆によって、ジャイルズ・マーティンはバンドのコンピレーション・アルバム『Greatest Hits』やその後のプロジェクトに携わることになった。

ジャイルズ・マーティンとINXSとの最近のコラボレーションは、アビー・ロード・スタジオでサム・オケルと一緒に、2017年にユニバーサルより発売されたマルチプラチナ・アルバム『Kick』の発売30周年記念盤をドルビー・アトモスでミックスした時だ。「Need You Tonight」や「New Sensation」「Never Tear Us Apart」「Devil Inside」「Mystify」といった大量のヒット曲を収録していた『Kick』は1987年のリリース以来、世界中で600万枚以上もの売り上げ、INXSを地球上で最も大きなバンドの一つへと導いた作品だ。

INXS – Need You Tonight (Official Video)

 

ジャイルズ・マーティンは今回の発表に際してこのようにコメントした。「長年にわたって、幾つかの素晴らしいINXSのリリースに携わってきたが、僕らの音楽的な関係をより一層深められることに喜んでいます。INXSは歴史において最も重要なロック・バンドのひとつであり、彼らと再びコラボレーションさせてもらえることは光栄です。バンドがファンのために作りあげる壮大な体験に貢献できるのを楽しみにしています」。

周知のとおり、ジャイルズ・マーティンは2004年に父親であるジョージ・マーティンとともに、2006年6月からラス・ベガスで公開されたザ・ビートルズとシルク・ドゥ・ソレイユによるエンターテイメント・ショー『Love』のサウンドトラックを手がけた。マーティンはグラミー賞を受賞、大絶賛されたショーとサウンドトラックのアルバムは見事な興行成績を残し、売り上げ記録を塗り替え続けている。

チャートの常連であり、クラシカルでポップな作曲家兼プロデューサーのマーティンは、映画、テレビ、そして劇場の新しい技術に関わる幅広いクリエイティブなプロジェクトに携わっている。また、彼は世界的なオーディオ企業SONOSのクリエイティブ・コンサルタントとしても従事している。

ペトロール・レコードの会長兼CEOであるクリス・マーフィーはこのように述べた。「ジャイルズ・マーティンの実績を見れば一目瞭然です。我々はINXSの素晴らしい音楽と未来の世代に語り継がれる素晴らしいストーリーを残す必要があるため、今後の画期的でエキサイティングなプロジェクト全体に一緒に組んでくれる最高の目と耳が必要でした。ジャイルズ・マーティンはバンドの親友であり、卓越した創造的インプットと、最高の音楽的視点を確実にもたらしてくれると我々は信頼しています」。

1977年に結成されたINXSの活動は40年にも及び、4つの大陸でアルバムが第1位となるなど、世界で5,000万枚以上ものレコードを売り上げてきた。彼らの人気は世代を超え、Spotifyでは月980万回を超えるストリーム、300万人を超えるリスナーを記録している。

ユニバーサル ミュージック グループ、グローバル・マーケティングのシニアVPを務めるアンドリュー・ドーはこう付け加えた。「INXSとのグローバルなパートナーシップに、ジャイルズ・マーティンを迎え入れることができて光栄です。INXSの残してきたものを発展させるこれらのプロジェクトは、バンドの大切な音楽的遺産を固めながら、当時からのファンの心を捉え、INXSの世界を世界レベルで新たなファンに広めるでしょう」。

Written By Tim Peacock


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