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カーヴド・エアとスカイの創設メンバー、フランシス・モンクマンが73歳で逝去

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Francis Monkman - Photo: Michael Putland/Hulton Archive/Getty Images

UKのプログレッシブ・ロック・バンド、カーヴド・エア(Curved Air)とクラシック/ロック・フュージョン・バンド、スカイ(Sky)の創設メンバーとして知られるフランシス・モンクマン(Francis Monkman)が2023年5月12日に73歳で逝去した。

彼は、前述の2つのバンドでの活動を経て、1980年代には映画音楽の作曲家としても高い評価を得ており、1980年に公開された英ギャング映画『長く熱い週末』の音楽を手掛けている他、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』などの名作サウンドトラックでも演奏している。

さらに、1977年の実験的プロジェクト“801”では、ルネッサンス、アル・スチュワート、ロキシー・ミュージックのフィル・マンザネラ、ブライアン・イーノらと共演した他、1981年の彼のソロ・アルバムにはキャメルのアンディ・ラティマーが参加している。

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追悼の言葉

カーヴド・エアは、バンドの公式フェイスブック・ページで次のような声明を発表し、5月12日にオリジナル創設メンバーのフランシス・モンクマンが亡くなったことを伝えている。

「フランシスは、末期癌の診断を受けた直後に、英国の田舎にある自宅で、愛する人たちに見守られながら安らかに息を引き取りました。フランシスはバンドの初期の3作のスタジオ・アルバムに参加し、その後スカイを共同設立し、プラチナ・セールスを記録したデビュー・アルバムと2作目の“Sky 2”で演奏しました。また彼は、“スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲”、“レイダース/失われたアーク《聖櫃》”、“スーパーマンⅡ リチャード・ドナーCUT版”、“007/私を愛したスパイ”、“007 死ぬのは奴らだ”といった2作のジェームズ・ボンド映画などのスコアにも参加しており、とりわけ彼が自ら作曲を手掛けた映画“長く熱い週末”のスコアは、映画ファンから熱烈に愛され続けています。後年、フランシスはチェンバロとオルガンの演奏に情熱を傾けていました。彼は、歴史的なオルガンの修復作業を支援するためにヨーロッパ中を巡り、特にバッハの博物館で演奏したことを誇りに思っていました」

Piece of Mind [2018 Remaster]

カーヴド・エアのヴォーカル、ソーニャ・クリスティーナは次のように追悼を捧げている。

「5月5日の月食の間、フランシス・モンクマンと私は、私たちの音楽、生と死、そして50年以上にわたるカーヴド・エアのレガシーを守り続けている素晴らしいミュージシャンたちについて、驚くほど活気に満ちた最後の会話を交わしました。私は彼に、私たちの美しい曲を今でも演奏していることをどれだけ誇りに思っているか、また、音の冒険に対する彼の情熱は画期的で、彼の歌詞は素晴らしく雄弁であること、とりわけ彼が手掛けた“Over And Above”や“Piece Of Mind”は、カーヴド・エアの長いキャリアに残る傑作だと伝えました」

バンドの元バイオリン奏者であるダリル・ウェイはこう述べている。

「彼は深い精神性と優しさを持ち、人間の条件や私たちの住む世界について敏感で強い探究心を抱いていました。彼のことがとても恋しくなるでしょう。常に連絡を取り合う仲ではありませんでしたが、彼がこの世に存在し、素晴らしい音楽を生み出していることを知るだけでも、十分な慰めになっていました」

Written By Tim Peacock



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