デフ・ジャムとマーベル・コミックがコラボ。3人のアーティストが『ブラックパンサー』に短編を寄稿

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Photo: Courtesy of Def Jam Recordings/Marvel Comics

デフ・ジャム・レコーディングス(Def Jam Recordings)とマーベル・コミック(Marvel Comics)は、3人の新鋭アーティストが執筆したオリジナル・ストーリーを、人気コミックブック・シリーズ『ブラックパンサー』(原題: Black Panther)に掲載する新たなコラボレーション・プロジェクトを発表した。

デフ・ジャム所属のセイント・ボーディ(Saint Bodhi)、ボビー・セッションズ(Bobby Sessions)、カーシュ・ペイジ(Kaash Paige)という若き3人のアーティストが『ブラックパンサー』の新刊に、それぞれマーベルのキャラクターが主役で登場する短編を寄稿する。

黒人歴史月間(Black History Month)を記念して2月24日に発売される『ブラックパンサー』第23刊からスタートする今回のコラボは、セイント・ボーディによるストームについての物語から始まり、その1ヶ月後のボビー・セッションズによるブラックパンサーの物語、4月のカーシュ・ペイジによるワカンダの王女シュリの物語へと続いていく。

全ての物語の舞台は、作家のタナハシ・コーツとアーティストのダニエル・アクーニャ率いる優秀なクリエイティヴ・チームが描き出す“ワカンダ王国”で、各刊にはそれぞれのアーティストのプロフィール・ページも掲載される。

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デフ・ジャムのパートナーシップ・コンサルタントであるジョナサン・ラインゴールドは、プレスリリースで次のように述べている。

「この2社でのコラボが実現できたのは夢のようです。デフ・ジャムの新進気鋭のスターたちと伝説のマーベル・キャラクターの影響力を活かして、両文化のファンに感動的なつながりを生むパワフルなストーリーを伝えていく使命と大義のために、この2大ブランドで力を合わせたいという願いが双方にありました」

“This Week in Marvel”、“Women of Marvel”、“Marvel’s Pull List”を含む、米ラジオ局シリウスXMラジオのマーベルのポッドキャストでは、来週一週間にわたって、各アーティストがマーベル・コミックでの作家デビューについて語る予定だ。

3人のアーティストはいずれも2020年にデビュー・アルバムをリリースしている。昨年8月には、カーシュ・ペイジが“自分の音楽を通してティーンであることの最後の1年”を捉えることを意図した『Teenage Fever』を、翌9月にはボビー・セッションズが『RVLTN (Chapter 3): The Price of Freedom』をリリース。

さらに同年10月には、セイント・ボーディが、サウス・ロサンゼルスで生まれ育った彼女の人生の記録で、「私はあまり普通ではない過去を持って育ちました。(この作品では)人々が恐れて言えないことについて歌っています。私の人生である“狂った世界”を体験してもらえるでしょう」と自ら語るデビュー作『Mad World』を発表している。

マーベル・コミックとユニバーサル ミュージック グループがコラボレーションしたのは今回が初めてではなく、2018年には、ユニバーサル ミュージック グループ傘下のアーバン・カタログ・レベールであるアーバン・レジェンズ(Urban Legends)が、50セントの2003年のデビュー作『Get Rich Or Die Tryin’』、LL・クール・Jの1990年のアルバム『Mama Said Knock You Out』、ジニアスのセカンド・スタジオ・アルバム『Liquid Swords』など、同レーベルが誇る伝説的なヒップホップ作品のコレクターズ・エディションをリリースしていた。

Written By Jeff Terich




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