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ボブ・マーリー生誕75周年を記念して「Redemption Song」の新MVが公開。他に記念イベントも開催へ

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Photo: Adrian Boot copyright Fifty Six Hope Road Music Ltd

2020年2月6日に生誕75周年を迎えた伝説のアーティスト、ボブ・マーリー。今年は”MARLEY75″と銘打って1年に亘るキャンペーンがスタートし、そのキャンペーン第一弾として名曲「Redemption Song」発売40周年を記念して、新たなミュージック・ビデオが公開された。このビデオには、毎年2月にアメリカで行われている「黒人歴史月間」に敬意を表すという意味も込められている。

Bob Marley & The Wailers – Redemption Song (Official Video)

 

フランスのアーティスト、オクターヴ・マルサルとテオ・デ・グエルツによって制作されたこのビデオは、2,747点ものオリジナルの描画を使用したアニメーションで構成されている。「Redemption Song」はどれほど時を経ても些かも色褪せることのないすばらしい歌詞を伴った楽曲で、それは今の世界においても大きな意義を持っている。その重要性を強調するため、このビデオではパワフルなシンボルが使われている。ボブは黒人文明に光を当てる上で大きな役割を果たした。彼はまた、全人類の希望と回復をも願っていた。このビデオは、ボブのそうした側面を浮き彫りにしている。

このビデオのアーティスティックなアプローチは、ボブの故国ジャマイカや、彼の遺族から提供された知識がヒントになっている。ここでの狙いは、ボブ・マーリーが想像していた世界を人々の内省を促すかたちで描き出すことで、オクターヴ・マルサルは次のようにコメントしている。

「奴隷制度とジャマイカの歴史、ラスタファリアン・カルチャー、予言者たち(ハイレ・セラシエ1世、マーカス・ガーベイ、マルコムX)が遺したもの、さらにはボブのプライベートな生活……。それらを土台として、このビデオは見る人を寓意と象徴に満ちた旅へと誘っていくのです」

冒頭のシークエンスでは、視聴者はボブのギター(ボブの心、さらには私たち自身の心の視覚的な暗喩)の中へと誘われ、魂の救済(Redemption)を追い求める旅に出発する。またラスタファリアンの哲学に基づき、このビデオではもうひとつ重要な要素が語られる。それは、自然、地球、そして「母国」を大切にするというテーマである。

“MARLEY75” キャンペーンは、音楽、ファッション、アート、写真、テクノロジー、スポーツ、映画といったさまざまな方面で展開される。またこのキャンペーンでは、伝説のアーティスト、ボブ・マーリーの遺族が管理するアーカイヴから、これまで公にされていないコンテンツを、配慮の行き届いた革新的な方法で公開していく。このような資料公開は、過去に例のないもの。YouTubeとの連携により、そうした刺激的で新たなコンテンツが1年間に亘って公開されていく予定だ。

“MARLEY75” 関連の音楽イベントはたくさん企画されている。その第一弾となるのが、今春ビーチライフ・フェスティヴァルでヘッドライナーを務めるジギー・マーリー&スティーヴン・マーリーのボブ・マーリー・セレブレーション。ビーチライフ・フェスティヴァルでは三日間にわたって浜辺で音楽・アート・食に関するイベントが行われる。そこでジギー・マーリーとスティーヴン・マーリーは、父ボブ・マーリーの生誕75周年を祝うため、ボブが残した名曲の数々を特別なコラボレーションで披露する予定。

インターネット時代が到来した今も、ボブ・マーリーはソーシャル・メディアで多数のフォロワーを集めており、亡くなった有名人の中でもトップクラスのフォロワー数を誇っている。 “MARLEY75” は、彼の音楽とメッセージをデジタルの最前線に送り出すことを狙っている。他にもスペシャル・ライヴ・イベント、ほかでは見ることのできないデジタル・コンテンツ、音源の発表、展示会、さらには貴重な発掘資料の公開も、今後1年のあいだに行われる予定になっている。

Bob Marley – Is This Love (Live)

 

ボブ・マーリーの音楽は、今も新たな世代にインスピレーションを与え続けている。彼が遺した作品は、愛・正義・融和を訴える彼のメッセージを通して生き続けているのだ。そうした願いは2020年現在、かつてないほど必要とされている。タフ・ゴングおよびUMe(ユニヴァーサル・ミュージック・グループの一部門)との協力により、マーリー・ファミリーは最高の品質ときめ細やかな配慮を保ちながら、ボブ・マーリーが遺した作品の素晴らしさを伝え、20世紀を代表する最重要人物のひとりであるボブを讃えていく。

アメリカで聞かれたレゲエの曲の4分の1はボブ・マーリーの曲。ボブ・マーリーのベスト・アルバム『Legend』は世界で19番目に売り上げ枚数が多いベストセラー・アルバムであり、アメリカでは史上5番目に多く売れたベスト盤となっている。

歴史上、ボブ・マーリーのように音楽の世界を席巻したアーティストはほかに例がない。彼は音楽的・政治的・精神的な象徴となり、それは伝説の域にまで達している。詩人でもあり預言者でもあったボブ・マーリーは、ジャマイカ人の苦しみとラスタファリアン・カルチャーを言葉で表現した最初のジャマイカ人アーティストであり、また世界的な名声を獲得した最初のジャマイカ人アーティストでもある。

2020年10月には、ボブ・マーリーの「Redemption Song」の発売40周年を迎える。1980年10月に発表されたこの曲は、彼の9枚目のアルバム『Uprising』からシングル・カットされた。汎アフリカ主義者マーカス・ガーベイの演説「The Work That Has Been Done」にヒントを受けたこの曲は、ポピュラー・カルチャーから生まれた偉大なる名曲のひとつとみなされている。かつてないほどに政治的な不安と抑圧感が高まっている今、この曲は依然としてその痛烈な鋭さと力を失っていない。これを聞けば、人々の声を代弁したボブ・マーリーの素晴らしさが実感できる。ボブ・マーリーの音楽作品は数十億回のストリーミング再生を記録し、世界中で数百万枚のアルバムを売り上げてきた。彼のベスト盤『Legend』は世界で最も売れたレゲエのアルバムであり、アメリカのビルボード誌のカタログ・アルバム・チャートで史上最も長くランク入りしたアルバムとなっている。





 

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