先日亡くなったコニー・フランシスの不朽の名曲を収録したコンピレーション作品が初配信
2025年7月16日、87歳でこの世を去った20世紀を代表する歌手のひとり、コニー・フランシス(Connie Francis)の並外れた人生と不朽のレガシーに敬意を表し、時代を超えて愛され続ける彼女の音楽作品の数々が新たに様々なフォーマットで楽しめるようになった。
この度、コニー・フランシスが1955年から1960年にかけて発表したシングルやレア音源100曲以上が、『The Singles 1955-1957』『The Singles 1958-1959』『The Singles 1960-1961』『Rarities 1957-1959』『Rarities 1960』というコンピレーションとして初めてまとめられ、ストリーミング・プラットフォームで配信リリース。
また、長らく廃盤となっていた人気作『The Italian Collection』の第一弾と第二弾も、ひとつにまとめられたスペシャル・エディションとして近日配信される予定だ。
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さらに、今後数か月にわたり、彼女のアルバム作品が順次ストリーミング・サービスに初登場する。9月12日には『A New Kind of Connie』(1964年)が配信開始されるほか、『Jealous Heart』(1966年)、『My Heart Cries For You』(1967年)、『The Wedding Cake』(1969年)は、ボーナストラックを追加した拡張版としてリリースされる予定だ。
その他の関連のニュースとして、コニー・フランシスが23歳のときに録音し、60年以上の歳月を経た今年、SNSでバイラル・ヒットとなった「Pretty Little Baby」が、8月29日にベビーピンクのカラーヴァイナル仕様7インチ・シングルLPとしてリリースされることも決定している。B面には彼女の名を世に知らしめた1958年のヒット曲で、全米シングル・チャート(Billboard Hot 100)で最高4位を記録した後、22週間にわたりチャートインした「Who’s Sorry Now」が収録。
「Pretty Little Baby」は発売当時こそヒットを記録したわけでも、シングルとして発表されたこともなかったが、この春、TikTokでリップシンクや赤ちゃん、子供、ペットの動画に使われたことで世界中の何百万もの若いリスナーにコニー・フランシスの喜びに満ちた歌声を紹介するきっかけとなり、ピーク時には、同プラットフォームだけで1日平均60万件以上の動画にこの曲が使われる爆発的な人気を博した。
さらに、不変の人気を誇るクリスマス・アルバム『Christmas In My Heart』が、拡張版CD(「Blue Winter」「Happy New Year Baby」をボーナストラックとして追加収録した)と、2種類のアナログ盤(通常盤ブラック・ヴァイナル、限定盤リップスティック・レッド・カラーヴァイナル)で、10月17日にリリースされることも決定した。各フォーマットは現在プリオーダー(予約注文)受付中だ。
Written By Will Schube
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