Join us

New Releases

Avicii / アヴィーチー「SOS feat. アロー・ブラック」制作秘話

Published on

“ティムの指紋が、文字通りこの「SOS」という曲の全てに入り込んでいる”

2018年の4月20日にオマーンで音楽プロデューサーのアヴィーチーことティム・バークリングが亡くなったとき、曲の90%は出来上がっていた。「あの後で、それをまとめて完成させるっていうのは……こうして、そのことを話しているだけで麻痺して動けなくなってくるけれど、すべてはティムのヴィジョンを完成させるためだった」と今作の共同プロデューサーの一人、クリストファー・フォーゲルマークは語る。

そして彼らは始動した。クリストファーともう一人の共同プロデューサーのアルビン・ネドラーは、フルーティ・ループスのプログラムを使うことで曲を録音し、ティムのキー・ストロークも正確に再現されている。ティムはまったく人とは違ったやり方で、ピアノやキーボードを弾いた。そのやり方のせいで、指が予想外のキーを弾くことがよくあり、それが彼の音楽を唯一無二にしていた。ティムの指紋が、文字通りこの「SOS」という曲の全てに入り込んでいる。



亡くなった後に見つかった手記のなかで、ティムは、あの大ヒット曲「Wake Me Up」で手を組んだアメリカ人のヴォーカリスト、アロー・ブラックと一緒に仕事がしたいと書いていた。だからこそクリストファーとアルビンは、彼を「SOS」のレコーディングに誘ったのだった。

アロー・ブラックは言った。「”SOS”はきっと、彼が書いていた頃の先を行く曲だという気がするんだ。歌詞の中で、彼ははっきりと自身の戦いについて書いている。だからそこにアプローチして皆で共有するのは、とても重要なことなんじゃないだろうか。特に、彼の見方と彼のやり方で、多くの人たちの耳と心に届けることが。‘助けて欲しい’って言ってもいいんだと、皆に伝えるんだ」。

「SOS」は4月10日に全世界同時配信となり、プロデューサーとアロー・ブラックが語るメイキングとファンからのメッセージを集めたファン・メモリーズ・ビデオも公開された。特設サイトには「SOS」の英語詩、日本語詞も公開となっている。「SOS」を収録したアルバム『TIM』は2019年6月6日に発売される。

Avicii – The Story Behind "SOS" ft. Aloe Blacc
Avicii – SOS (Fan Memories Video) ft. Aloe Blacc – メッセージ日本語字幕-

アヴィーチー「SOS」
2019年4月11月配信
iTunes / Apple Music / Spotify


Share this story
Share
日本版uDiscoverSNSをフォローして最新情報をGET!!

uDiscover store

Click to comment

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Don't Miss