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Classical Features

世界が絶賛するアイスランドのピアニスト、ヴィキングル・オラフソンが2つのピアノで奏でる“故郷“の音

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© Ari Magg

ピアニスト、ヴィキングル・オラフソンによるニュー・アルバム『フロム・アファー』が10月7日に発売されることが決定した。

ヴィキングル・オラフソンは、2019年英グラモフォン賞「アーティスト・オブ・ジ・イヤー」、2020年ドイツ『オーパス・クラシック賞』器楽録音(ピアノ)部門など世界的な音楽賞を受賞し、現在ストリーミング総再生回数4億回越えを記録する、現代を代表するピアニスト。ヴァイオリニストの庄司紗矢香や歌手のビョークらとも共演し、伝統的なコンサート・ピアニストであると同時に、コンテンポラリー音楽にも活動も広げ、新たな世界を切り拓いている。

今作は、ハンガリーを代表する作曲家、ジェルジュ・クルターグとの出会いからインスパイアされたもので、クルターグの作品を軸に、故郷アイスランドの民謡や幼少期の思い出の曲などを選曲。シューマンやバルトークなど、幼い頃によく演奏していた作品や、無名のピアニストだった頃に録音したことがあるブラームスの間奏曲、さらには、イギリスの作曲家、トーマス・アデスの世界初録音などを収録している。

「子供の頃に好きだった音楽を思い浮かべると、それがクルターグの美学と強い結びつきがあることに気づきました。このアルバムはこれまでのレコーディングよりも、よりパーソナルな作品に仕上がりました。」とオラフソンは語る。

また、今作は1枚目がグランド・ピアノによる演奏、2枚目はアップライト・ピアノによる演奏で、同じ作品を2度異なるピアノで収録している。グランド・ピアノの美しくのびやかな響きと、アップライト・ピアノの温かでやさしい響きはオラフソン自身の内向的な性格と外向的な性格の二面性を表現しているという。

オラフソンは「このアルバムを録音した後、どちらのバージョンをリリースするか迷いました。二人の子供のどちらかを選ばなければならないように感じたので、一緒に世界に送り出すことができて幸せです。」とコメントしている。

グランド・ピアノによる演奏

Kaldalóns: Ave María (Arr. Víkingur Ólafsson)

アップライト・ピアノによる演奏

Kaldalóns: Ave María (Arr. Víkingur Ólafsson)

10月7日のアルバムリリースに先立ち、本日、アルバムから「カルダロン:アヴェ・マリア(オラフソン編)」のデジタル先行配信がスタート。グランド・ピアノとアップライト・ピアノの2種類の演奏をお楽しみいただける。


■リリース情報

ヴィキングル・オラフソン『フロム・アファー』 

2022年10月7日発売
CD / iTunes / Apple Music / SpotifyAmazon Music


 

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