Classical Features
マックス・リヒターによる番組『The Songs of a Jumping Universe』がApple Musicでスタート
ポスト・クラシカル界をリードする作曲家、マックス・リヒターがホストを務める1時間番組がApple Musicで8月1日(金)よりスタートした。タイトルは『The Songs of a Jumping Universe』。隔週で全5話配信される。
©RORY-VAN-MILLINGEN
クラシック音楽とエレクトリック音楽のテクニックを融合させ、ジャンルを超えたソロアルバムや数多くの映画、ダンス、アート、ファッションのサウンドトラックを通じて世界中のファンを魅了、広い世代のミュージシャンに新たな道を切り拓いてきたマックス・リヒター。
今回、スタートした番組について、リヒターは下記のようにコメントした。
「私の番組『The Songs of a Jumping Universe』では、異なる音楽言語、スタイル、ジャンル、文化のつながりを探求しています。ルネサンスや中世の音楽からエレクトロニカ、ダンス音楽、インストゥルメンタル音楽、クラシック音楽まで、世界中の音楽を演奏し、それらをつなげることを目指しています。音楽は美しい境界のない芸術形式であり、世界や異なるもの同士のつながりについて多くのことを教えてくれます。一見異なるもの同士のつながりを発見することは、音楽に関わる喜びの一つです。」
なお、マックス・リヒターは、9月6日に新作『Sleep Circle』をリリース予定。
今作は、22億回以上のストリーミング再生を記録し、Apple Classical Chartでも1位を獲得したアルバム『Sleep』の10周年を記念して制作されたもので、眠りに落ちる直前の“入眠時幻覚(ヒプナゴジア)”の状態をテーマに再構築された約90分の作品となっている。
『The Songs of a Jumping Universe』の各エピソードでは、この『Sleep Circle』から1曲ずつ紹介される予定だ。
The Songs of a Jumping Universe
■リリース情報
マックス・リヒター『スリープ・サークル』
2025年9月5日 (金)リリース
CD / iTunes / Apple Music / Amazon Music / Spotify
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