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クイーン、“21世紀にUKで最もオンエアされたロック・バンド”に。累計オンエアは4億秒/12年半以上
イギリス国内のラジオやテレビ、さらにバーやレストラン、ジムなどの公共施設でオンエアされる録音音源のライセンスを管理するPPL(Phonographic Performance Limited)が発表した最新チャートで、クイーン(Queen)がトップに輝き、“21世紀にイギリスで最もオンエアされたロック・バンド”に選ばれた。
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フレディ・マーキュリー、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、ジョン・ディーコンによるオリジナル・ラインナップによるクイーンは、累計4億秒以上、連続再生に換算すると12年半のラジオおよびテレビでのオンエア時間を記録。
集計対象期間中、最も多く再生された曲は「A Kind Of Magic」で、次いで「I Want To Break Free」「Don’t Stop Me Now」「Radio Ga Ga」「Somebody To Love」と続いた。
PPLは、イギリス国内の放送局および施設からの詳細なオンエア・レポート・データに基づきこのチャートを集計しており、今回の結果は、BPI(英国レコード産業協会)とERA(英国エンターテインメント小売協会/流通業者協会)がBBC Radio 2と提携し、毎年10月18日に開催している“ナショナル・アルバム・デイ”を記念して発表された。クイーンも今年で8回目を迎えるこの年次イベントにあわせて、1975年の代表作『A Night At The Opera』の50周年記念アナログ盤を再発する予定だ。
クイーンに続く“21世紀にイギリスで最もオンエアされたロック・バンド”ランキングのトップ10には、デヴィッド・ボウイ、U2、オアシス、フリートウッド・マック、ステレオフォニックス、ザ・ローリング・ストーンズ、ポリス、ザ・キラーズ、キングス・オブ・レオンが名を連ねている。
クイーンのギタリスト、ブライアン・メイは今回の発表を受けて次のようにコメントしている。
「驚きのニュースです。クイーンの主要な作品のほとんどが20世紀に制作されたことを考えると、21世紀のランキングでトップに立てたのは本当に驚くべきことです。ファンの皆様に心から感謝します」
クイーンの代表作の多くは20世紀に発表されたものだが、彼らの存在感はいまもなお輝きを放ち続けている。先月は、マルチ・プラチナを記録した1975年の名盤『A Night At The Opera』と、その収録曲でダイヤモンド認定シングルとなった「Bohemian Rhapsody」の発売50周年を記念し、新たなアナログ盤の再発を発表した。
Written By Will Schube
クイーン『A Night At The Opera』
1975年11月21日発売
50周年記念LP/ iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music
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