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引退ツアーを終えたアラン・ジャクソン、来夏ナッシュビルでラスト・コンサート開催へ

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Photo: Terry Wyatt/Getty Images

キャリア最後のフェアウェル・ツアーを終えたアラン・ジャクソン(Alan Jackson)が、来年ナッシュビルでラスト・コンサートを開催することを予告している。

カントリー・ミュージックの殿堂入りを果たしているアラン・ジャクソンは、2022年以降、“Last Call: One More for the Road”と銘打った引退ツアーを複数回に分けて開催し、その世界的なヒット曲の数々をブラジルやオーストラリアといった世界各地でも披露してきた。そして同ツアーは、つい先週、ウィスコンシン州ミルウォーキーのファイザーブ・フォーラムで幕を閉じた。

同公演で彼は観客に向かって、「みんな知っているかもしれないけど、僕は引退するんだ。実は、これが僕の引退ツアーの最後の公演なんだ」と語りかけ、鳴り止まない拍手の中、彼は「泣きそうだよ」と感極まった様子を見せた。

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Alan Jackson – Chattahoochee (Official HD Video)

このツアー中、アラン・ジャクソンはこれまでのエピソードを交えながら感謝の気持ちを何度も表現してきた。彼は、ミルウォーキーのステージで、彼の妻デニーズと共に、カントリー・ミュージックでの成功を目指して、ジョージア州ニューナンからナッシュビルへ移り住んだ当時から現在までのキャリアを振り返り、次のように語っている。

「長く、素晴らしい旅だった。ちょうどこの9月で40年になるよ。僕はまさにアメリカン・ドリームを生きてきた。とても恵まれていたと思う」

アラン・ジャクソンはまた、この公演の中で、故郷とも呼ぶべき“ミュージック・シティ”ナッシュビルで行うラスト・コンサートを予告し、「すべてを終えるには、それが始まった場所であるナッシュビルでなければならないと感じたんだ」と語った。彼にとって“ビッグ・フィナーレ”となるこの公演は2026年夏にナッシュビルで開催される予定だ。

Alan Jackson – Gone Country (Official Music Video)

2019年に神経疾患であるシャルコー・マリー・トゥース病(一般的に四肢、特に下肢遠位部の筋力低下と感覚障害を示す疾患)を患っていることを公表した彼は、このフェアウェル・ツアーのチケットの売り上げの一部をCMT研究基金に寄付しており、ツアーを通じて直接・間接的に集まった寄付金は225万ドル(約3億2,800万円)にのぼる。

現在66歳のアラン・ジャクソンは、カントリー・ミュージック史上最も成功したアーティストの一人である。ネオ・トラディショナル派の旗手として1990年代初頭に「Don’t Rock The Jukebox」、「Chattahoochee」、「Gone Country」などのヒット曲でチャートを席巻し、今なお変わらぬ敬意と称賛を集め続けている。

グランド・オール・オプリとカントリー・ミュージックの殿堂メンバーでもある彼は、これまでに全世界で7,500万枚のレコードを売り上げ、全米カントリー・チャートで35度の1位を獲得。グラミー賞、カントリーミュージック協会賞(CMAアワード)、アカデミー・オブ・カントリーミュージック賞(ACMアワード)を含む数々の栄誉をそのキャリアに刻んでいる。

Alan Jackson – Don't Rock The Jukebox (Official Music Video)

Written By Sam Armstrong



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